2024/09/29 のログ
■Dr.イーリス > 「ありがとうございます。出来る限り、治すようには尽力してみますね。研究を重ねます」
ナナさんは明るく振る舞ってくれている。
本当に、ナナさんはとても強い。
そんな強いナナさんのために、イーリスは出来る事精一杯頑張りたい。
「ビルぐらいの大きさの蜘蛛との事ですからね。作戦など、考える事はいっぱいですね」
ナナさんの両手をそっと離して、検査装置から診察室にまた戻る。
ナナさんには再び丸椅子に座っていただいて、イーリスはPCが置かれている机の傍の椅子に腰を下ろした。
「ふふ、健康的な食生活はとても大切ですね。呪いの類ですので、通常は恩恵はないものですが、ナナさんが希望するのでしたら私が王熊の呪いを利用したように、その応用の技術で何かしらしてみましょうか。どのみち、あなたの蜘蛛の呪いはこれから研究していく事になりますからね」
そう口にして、微笑んでみせる。
■ナナ >
「ついでに研究材料頑張るよ、血とかの提供なら慣れてるしさ。」
モルモット扱いを受けるのはお断りだ
それでイーリスの研究に役立てるなら血とデータを提供するくらいわるくない
「うん、でもまぁ今日は折角だしイーリスに甘えてのんびりする!」
殺意の抑制訓練も含めてできるだけ近くに居たい
丸椅子に座りのんびりPCとイーリスを交互に見る
「使える何かが有れば嬉しいよね、私って近接物理ばっかりだからこれを機に飛び道具とか覚えれたらなぁって。
対蜘蛛戦様にも色々考えないと。」
対策を講じる為にも、やる事は沢山だ
■Dr.イーリス > 「ありがとうございます。ナナさんに掛けられた呪いの研究に必要になるため、お願いします」
ぺこり、頭を下げる。
「ふふ、ゆっくりのんびり過ごしましょうか」
不完全感染者の治療薬を飲み薬にしたものは明日までに用意して、明日渡すという事で、今日のところは数本の注射器を持ち、ケースに入れて持っていく事にした。
「飛び道具でございますね。では、研究を進めてみますね。あなたの適応能力も合わせれば、呪いも便利な能力になり得るかもしれませんね」
ナナさんには適応できる能力がある。
蜘蛛の呪いを研究して、ナナさんに何かの力を付与させるなら、きっと適応能力を活用させた方がいいだろう。
ナナさんの適応能力を前提に、研究を進めていきたい所存。
「そうです、ナナさんにお渡ししたい物があります。少しついてきてください」
何か思い出したかのようにそう言い、ナナさんの手を引いてエレベーターの方に向かっていく。
■ナナ >
「は~い、のんびりのんびり…とりあえずご飯食べよっと。」
何かあれば打ってもらうであろう注射器を見る
自分で打ったら失敗するだろうしその時は頼むことにしよう
「期待してるよぉ先生。
えっなになに?エルピスからの宿題とかだったら割とショックで寝込むよ?」
手を引かれるままエレベーターの方へ
リビング迄くればのんびりソファに腰掛ける
■Dr.イーリス > 「ふふ、イーリス先生にお任せください」
ちょっとどやっとして胸を張ってみせる。
「うぅ……。宿題……。嫌な言葉を思い出しましたよ……。学園から出された課題、いっぱいあります……」
今やイーリスは真面目に授業を受けている身。そうとなれば嫌々ながら真面目に課題をこなしていて、がくんと肩を落としてしまう。
そうして応接間に来て。ソファに座るナナさんに、「ちょっと待っていてくださいね」と一旦二階へ。
エルピスさんとイーリスの私室に行って、二つの手のひらサイズのケースを持ち、そして応接間に戻ってくる。
ナナさんのお隣に腰を下ろした。
「海に行った時、エルピスさんが黒と白の真珠を拾ってくださったではないですか。イヤリングに加工できましたので、ナナさんにお渡ししますね」
白と黒、二つのケースを見て、その片方黒い方のケースをナナさんに差し出した。
中身は、エルピスさんにいただいた黒い真珠をイーリスがイヤリングに加工したもの。
「私の白い真珠も加工しましたので、あなたとお揃いです」
イーリスは白い真珠。
白い真珠のイヤリングをイーリスは自身の右耳につけて、微笑んでみせる。
■ナナ >
「学園って言えば宿題だよねぇ。
私はそう言うのヤダなぁなんて思っちゃう。」
ただでさえエルピス先生の授業があるのにこれ以上なんて考えるだけでも恐ろしい
イーリスを以てしても苦労するなんて…と怖くなってしまう
ソファでのんびり止まっていると何かが入ったケースを持って戻るイーリスの姿
「あぁ!あの真珠ね、へ~綺麗で可愛い♪」
ケースの中の黒真珠のイヤリング
着けてみれば白い髪の中でよく映える
「白黒だけどおそろいだねイーリス♪」
お互いにつけたイヤリングを見て笑みを浮かべる
あの夏の日の思い出も含めて大切な物がまた増えた
■Dr.イーリス > こくこくと頷く。
「学びというのは、自主的にやるから楽しくて面白いのです! やらされている勉学に何の学びがあるでしょうか……!」
何か熱く語っている風で、ただのわがままな主張である。
「ふふ。ナナさん、とても似合っておりますよ。お綺麗です」
目を細めて微笑んだ。
ナナさんの美しい真っ白な髪には、黒く輝く真珠はとても素敵に映えていた。
「あの夏の日に、素敵な真珠を拾ってくださったエルピスさんに感謝でございますね。また事務所のみんなでどこかに行けたらいいですね。そうですね……バイクが完成しますので、今度はバイクでどこかに行くのもいいでしょう。ナナさんは、赫さんの後ろに乗せていただいたりしてですね」
■ナナ >
「良い事いうねぇイーリス。
私も学びたい魔法以外はぽい~しちゃおう。」
全力で我儘にのっかる
「でっしょ~?綺麗だと何でも似合っちゃうんだよねぇ。」
得意げな顔
勿論素敵なプレゼントが嬉しいのが一番うれしいがそれも含めて褒められたのがもっと嬉しい
「良く見つけてくれたよね。
エルピスには…なんか今度綺麗な石とか拾ってあげよ。
そう言えば最近赫あんまり見ないよね、まったく…今度首輪でもつけてやろうかな。」
そんな自分勝手な事を言いつつも少し心配はしている
殺害欲を抱えてるとは思えない程穏やかで、楽しく笑う
夜食を頂いて眠たくなれば今日ばかりはイーリスと一緒に眠りたがるかもしれない
身体が小さいせいなのか、何かあった時にすぐに投薬してもらうためなのか
どちらにせよ甘えているのは変わらない
■Dr.イーリス > 熱くわがままな主張をした後に、目を細めてみせる。
「しかしながら、私はもう不良少女ではありませんからね。時には、やりたくないお勉強をしなければいけないのが学生の領分であり、そして楽しく学園生活を過ごせるという事でもあります」
ナナさんの髪にそっと手を伸ばして、優しく髪を撫で始める。
「私はこの9月になって、エルピスさんが手続きしてくださいまして二級学生から正規入学し、学園に真面目に通い始めました。学園生活は、とても楽しいものですよ。私は、あなたとご一緒に学園生活を送りたいと思っています。あなたも学園に入学してみませんか? エルピスさんなら、あなたを学園に入れる事もできると思います」
柔らかく微笑んでみせて。
「覇伝洲の処刑配信であなたと序列3位木曽山清華さんとの決闘の配信を見ました。覇伝洲の人攫いを止めるために頑張っておられたのでしょう? とても頑張りましたね、ナナさん。人攫いをしている事から分かるように、あの組織は風紀委員も注視する極悪な半グレ集団です。優しいあなたには相応しくない組織ですので、加入はお勧めできません。組織の者と個人的にちょっと仲良くするぐらいなら、私もそこまで何か言ったりはしませんけどね」
配信を見て、イーリスは凄くナナさんを心配しながら見守っていた。
今回の蜘蛛の件もそうだけど、ナナさんが無事に帰ってきてくださり、とても喜ばしい。
「赫さんの事も……心配にはなっているのですよね……。マリアさんとの戦いで見せた赫さんの力は、リスクがない技なのかどうか……」
視線を落としてみせる。
赫さん、最近あまり事務所にいなくなった……。
何にも外に出て、ずっと帰ってこない日々が続いた。
時々は事務所に帰ってくるので、失踪したというわけではない……。
■ナナ >
「不良少女でも良いのになぁ。
私は……ま、色々片付いたら考えるって感じかな。」
髪を撫でられれば嬉しそうに微笑んだり
普通の学生…そんな未来は来るのだろうか、なんて
全てに片を付けたらそう言う生活も楽しいかもしれない
「あ、あれ見たの?
割と無茶したから怒られるかなぁなんて思ったけど…
まぁ?幹部と喧嘩してちゃんと倒しちゃったから所属するなんて事にはならないかなと思ってるよ。
お互い便利に使ってやる、ぐらいが丁度いいしその辺りは安心してよね。」
そう考えると最近は命の危機が多かった気もする
命を大事に安全策を取るナナさんはどこに行ったんだろう
「赫ならまたその内帰ってくるって、猫みたいな奴だけど割とここでの暮らしも気に入ってたはずだし?
竜の力って奴だっけ?それはまぁ……まぁなんとかなる!筈!」
根拠はない、けれど暗く考えるよりはその方が良いと無理やり前向きな方へ舵を切る
こういう時こそ明るく元気に!
「赫も居ないし私もこんなんだし、今日はイーリスが夜食を作ってよ。
私いっぱい食べないと身体が保てなさそうだし、沢山作って料理の経験値貯めちゃお。」
ね!とキッチンへ向かう
身体が小さくなったせいで見守る事しかしないしできないけれど、それでも気分転換にはなるだろう
■Dr.イーリス > 「スラム暮らしで、明日を生き抜くために私は随分と他の人達にご迷惑をかけてしまいました……。しかし、いつまでも不良少女ではいられません。私達はいつまでも子供ではいられませんから、少しずつ大人になっていかなくてはいけません。体は、ナナさんも私も大人にならないかもしれないですけどね。私はナナさんと学園生活を送りたいと願っておりますから、前向きに考えてくだされば嬉しく思います」
嬉しそうに微笑みナナさんを眺めて、イーリスはにこっと笑った。
「ナナさんは、人攫いをどうにかしようと頑張ったのでしょう。とても立派ではございませんか。怒るところなんてありませんよ。ふふ、相変わらずナナさんはとても賢いですね」
便利に使ってやる、というしたたかな言葉に、イーリスは相変わらずのナナさんの賢さを感じて安堵する。
「なんとかなっていればいいのですけどね……。赫さん、あまり悩みなどを私達に打ち明ける事がない方ですから……」
心配げな表情を浮かべている。
「え……? えっと、で、ではカップ麺をご用意しますね。お湯を沸かしてから三分間お待ちくださいね」
イーリスはお料理できない。
キッチンに向かってカップ麺を探して、お湯を沸かしているイーリスの姿をナナさんは見守る事になってしまうだろう。
その後、今日はナナさんのお部屋で、ご一緒に寝るのであった。
ご案内:「『数ある事務所』」からDr.イーリスさんが去りました。
ご案内:「『数ある事務所』」からナナさんが去りました。