2024/09/27 のログ
ご案内:「『数ある事務所』」にDr.イーリスさんが現れました。
Dr.イーリス > 「それでは学園に行ってきます」

微笑みながら。玄関扉を開けた時、体内コンピューターから突然の警報アラーム。
何らかの攻撃がこちらに向かっていた。

矢である。
矢はぎりぎりイーリスの当たらない位置を横切った。

「え……!? わわっ!?」

玄関で尻餅をついてしまう。

Dr.イーリス > キメラ型メカのキメちゃんや、量産型の人型メカ《ジャンク・アーミー》が玄関に集まってくる。
《ジャンク・アーミー》は矢が飛んできた位置にマシンガンを一斉に向けるが、そこには何もなかった。

「て、敵襲!? いえ、矢に紙が付属されてますね。矢文です」

イーリスはぺたんと座り直し、傍に刺さっている矢を引き……抜けなかったので紙だけ取る。力不足だった……。
書かれている文章を確かめる。

Dr.イーリス > 「ギフターさんからですね。どうして矢文……!?」

連絡先は交換しているのに……。どうしてこのような古典的な方法をわざわざ……。
ギフターさんなりの拘りがあったのだろう。

「あの……え……。脅えているのですか……。この前のメッセージ、少し文面がきつすぎたかもしれません……」

皮肉を交えた宣戦布告……のつもりだったけど、言い過ぎたかもしれない……。

Message > From@Dr.Iris


『お返事ありがとうございます。

 あの……ごめんなさい。ギフト騒動の黒幕であるあなたに宣戦布告をしたつもりだったので、厳しめの言葉を選んでしまいましたが、そこまで思い悩んでいるなんて……』

Message > From@Dr.Iris


『い、いえ……! 宣戦布告ですから、申し訳ございませんが、厳しめの言葉でなければいけません……!

 お会いしていただけて、ありがとうございます。

 それと、ですね。私に、風紀委員のフィスティアさんという知り合いがいます。あなたもフィスティアさんとはお会いした事がありますよね。
 フィスティアさんは、あなたとまたお会いしたいと仰っておられますね。
 あなたからの言伝は、私の方からフィスティアさんに伝えておきますので前向きな検討をお願いします』

Message > From@Dr.Iris


(第一希望日から第三希望日までギフターさんに伝える文面省略)

『追伸:ぼくのメッセージは五臓六腑に届いたかな。byエルピスさん』

Dr.イーリス > 「……真実を知るまでは、毅然とした態度でいるべきですね」

どうして、ギフターさんは騒ぎが起こる事を前提としてギフトを授けているのか……。
ギフトを授けるという行為自体は、問題になり得ないはずだ。
ギフトで得た能力を良き方向に使える人は多くいるだろう。

「ギフターさんが私を試練で鍛えてくださったのは、きっと善意です……。マリアさんも、きっと……ただ利用しただけではなくて、滅びゆく運命を救おうともしていたのですよね。そんなあなたが、何を覚悟してギフト騒動を起こしてしまったのでしょうか……」

ギフターさんは、イーリスにとっては師と言える人物。
その師と呼べる人がどうしてギフト騒動なんて起こしてしまったのか、真実を必ず突き止める。

ご案内:「『数ある事務所』」からDr.イーリスさんが去りました。