2025/02/22 のログ
■シェン・トゥアール > 自身の自我を収めた電脳へのアクセスを、電脳の防御機構が検知する。
攻撃的なものであれば防壁が起動するが、そのアクセスは製造者…ガラテアと同じコードを示していた。
防壁を通り抜けた操作は電脳にたどり着き、その内容を書き換える。
『ウィンドミルへの認識:造物?』→『ウィンドミルへの認識:人間』…
あっさりと書き換えが行われ、さらにそれが保存されてしまう。
「う…ん……。」
”人”の体温と、自分自身にアクセスされるという感覚。
わずかに声を上げ、ほのかに身を捩った。
■ウィンドミル > 「認識……変更。これでおじさまからは大丈夫」
他にも、何処からという追及はあるが。カバーストーリーの目途はない
なによりも、あの瞬間に自分の正体を射抜かんとする瞳を向けられた時
これ以上なく、自我システムが揺らされるような思いがした
改変はまだ、最低限に留めておきたい。大丈夫、ミルならちゃんと答えられるもの!
だから、彼女は聞き逃がしていた。貴方が呻くその声に
本来改変とは、『メンテナンス』の状態で行われる
休眠状態の接続では、防衛と反応を誘発するその事を
「えっと、次は……。エネルギーが不足しているのね
純正の物を殆ど摂取してないから効率が悪いんだわ!」
彼女は大きく実った胸の張りにそって、パジャマのボタンを外していく
露わになったのはレースのブラ、期待に満ちた双丘。その先端も分かるほどの跡
そして、胸の中心線に走る亀裂。先程、興奮故に誤作動したハッチの印
■シェン・トゥアール > 「…」
うっすらと目を開けたまま、静かに周囲を眺める。
人間でいえば夢うつつといった状態である。
首のコネクタに接続された状態からじんわりと供給されたエネルギーは、
ほのかに…意識を稼働させる程度のエネルギーを供給することに成功していた。
「……!」
背が同じくらいの彼女と自分…その最大の差であるところの胸。
胸を顕にしたのを見ると、さすがに驚く。電脳にエネルギーが収束し、
意識が起動しようとするも、まだエネルギーは足りなかった。
「……う、ん、んん…」
小さく唸る。彼女が顕にした胸元、そしてそこにある”手術跡”を晒す、
その意図を確かめたかったが、まだエネルギーは足りていない。
寝言のような小さな声を上げるだけで精一杯だった。
■ウィンドミル > 相変らず、自身の作業に集中している。だって今夜が『初めて』だから
ガラテアの次世代機兼出張メンテナンス機としておじさまを訪れてから
ウィンドミルの自認はそうだった。そこの裏の思惑までは知らないのだ
ただおじさまに尽くしつつ普段の生活を観察しろと。そう設定されていた
その最大の機能の1つと言えるギミックはこの胸部に宿っている
前ホックを外して、なおもブラを滑り落とす事のないこの流線形
片手を"手術痕"に滑りこませて、扉のように大きく開く仕草
胸部ハッチの裏に接続口。彼女の仕事は『タンク』だった
「おじさまのメインハッチはお腹、ミルはきちんと覚えてるのだわ」
チャイナ服を捲る、無防備だと思い込んでいる隙だらけな仕草
■シェン・トゥアール > ふわふわとした意識は、メンテナンス状態でない…スリープ状態の時に、
彼女からの干渉があったことも関係しているのだろう。
手術跡が大きく開くのを見て、思わず声を上げた。
「ミル…? なん、にん、げん…?」
必死に声を上げたのは彼女が人間なのにということもあるが、それ以上に…。
あそこからなにかされたら大変なことになる、そういった直感が働いたからだった。
とはいえ、彼女の腕をはねのけたりできるほど回復はしていなかった。
チャイナ服をぺろりと剥かれると、なだらかな…幼いシルエットのお腹が顕になる。
「見ないでぇ…。」
情けなく弱々しい声。 相手の嗜虐心を刺激してしまいそうなくらいに、
目に涙を浮かべているのは、今や打つ手がない…服を自分で戻すことも、
相手から逃れることもできず、ただただ羞恥にさらされているからだった。
■ウィンドミル > さて、これは幸いな事か。貴方の涙を浮かべる表情も弱々しく呻く声も、彼女には届いていなかった
捲り上げた腹部が幼さ故にイカ腹と呼ばれる膨らみを孕んでいる事
ガラテアの造形、一種の狂信とも取れる少女の体型に対する美への執念
目の前の不届き者にも実に強く作用するものだった。そう、『餌』として
「おじさま……」
言葉の意味を持っているような『音』を検知して、高く伸びあがる耳
真横から月明かりに照らされたソレの空虚な瞳と膨らむ影
雫を垂らす狼のように映し出された物が果たして幻だったのか
腹部に手がかけられる。臍に指を入れて、承認されれば開くだけでいい
お互いを繋ぐ場所は知っている。準備はあっというまだった
『大変なこと』は貴方の直感する程、難しい事じゃなかったのだから
■シェン・トゥアール > 「…!」彼女のシルエットが、”狼”のように見える。
自分を食べるための存在に。
体が勝手に反応し、わずかに腰を浮かせて、相手に触ってもらいやすいような姿勢を取った。
「ミル、ミル…まって、なんで君が…?君は、…ひんっ…!」
おへそに触れられる。 全く抵抗する素振りなく、おへそを中心としたハッチが開いた。
それを開けられる人は自分と、このボディを作った人たち…。つまり、ガラテアの関係者だけだ。
つまり彼女は……ガラテアの部員なのか。だとすれば、抗う必要はないはずだ。
とはいえ、普段はメンテナンスモードで触ってもらっているものをそのままというのは恥ずかしい。
人間でいえば裸を見られているような気分だった。
「ミルぅ…」
相手を小さな声で呼ぶ。
自分が先程夢うつつだったかのように、彼女もそうなのかもしれない。
自分にあった時、すごく嬉しそうにしていたし。
ごくりと息を飲み、相手のすることをそっと見やる。
多分大丈夫、何事も起こらない、普通に…エネルギーを供給されて、終わるはず。
そう思いたかった。
■ウィンドミル > 「おじさま……?」
先程まで、思考の中でリピートしていたような
相手の声がこだまする。自分と相手を繋げて、エネルギーが充填されていく
ウィンドミルからしてみれば血の気を抜くようなものであり、少しだけでも冷静さを誘発する
そしてそれが幻聴でないと、気付いた時にそのまん丸い瞳が大きく見開かれた
耳も尻尾も、総毛が立つという表現が相応しく立ち上がるというもの
「え、え……ミル?」
エネルギーを供給しながら、呼ばれる名前をリピート
取得したのはついさっき。結論、おじさまはメンテナンスモードではない
「わ、わわ。夢、夢なのだわ!!」
咄嗟に出てきた言葉とは、なんて拙い言い訳だったのか
■シェン・トゥアール > 「んっ…んんっ…んふ…♡」
エネルギーがとくとくと注がれるたびに、小さくお腹が、そして腰が震える。
人間でいえば、口移しで食べ物を与えられている…または、親にスプーンで食べ物を食べさせられているような、
恥ずかしさと、全身にエネルギーが満たされていく喜びと心地よさ…。
それらに小さく声を上げ、夢中になってエネルギーを取り込む。
心地よく、幸せで…少し恥ずかしいような感覚にすっかり浸っていたところに、
彼女の混乱した言葉が返ってくる。
「夢…夢かあ…じゃあ残念だな…。
ミルに、こんなふうに…エネルギー、分けてもらえるの、嬉しいのにぃ…♡
あ、でも…この気持ちよさ覚えたら、もうひとりじゃエネルギー補給できないなぁ…。」
とろんと表情を緩ませながら、心地よい感覚に酔いしれる。
普段のエネルギー補給とは違う、明確な相手からのエネルギー。
”相手がいる”…それがたまらなく甘美に感じてしまうのは、ただ人寂しかっただけではない。
■ウィンドミル > 「ざ、残念って、大胆過ぎるのだわ
おじさまって想定よりえっちだったのだわ!」
イメージ像だけで浮べていた相手の姿は確かに違うもの
どんなトラブルでもどこか冷静さを失わないような探偵像
秘められた願望の甘さに、思わずつんとした言葉を使ってしまうものだけど
しかし体は正直というもの。一際溜め込んだ燃料をこぽっと、奥に流し込んでしまう
煽情的に震える相手を見まいと両手で目を覆いながら、隙間を作って眺めてしまう
「お、お仕事だから、お仕事だから。毎日してもおかしくないわ……よね?」
この小声、聞こえちゃうのかな
■シェン・トゥアール > 「ち、違う! えっちなわけじゃなくてっ、それはその…。
普段遭遇したことがない状況だから、それで…んあぁっ♡」
必死に反論しようとしたところで、溜め込んだエネルギーが一気に注ぎ込まれる。
腰を浮かせ、ぶるぶると全身を震わせながら情けなくも甘い声色で鳴いた。
「っはーっ、はーっ……♡ ミル、おねがい、それ、それっ、やめて…。
俺おかしく、な、る……。 うぅー…♡」
耳をぺたんと伏せ、すっかり快楽に瞳を潤ませながら相手に訴えかける。
彼女のいうように、これが”毎日”続いてしまったら……。
自分がどうなるかわからない、そんな恐れがあった。
毎日彼女におねだりしてエネルギーを”入れて”もらう、とか…。
色んな意味で恥ずかしいし、大人としてのプライドもぐちゃぐちゃだ!
■ウィンドミル > 「おじさま、もう十分だわ!自分を強く持ってだわ!!」
誰の責任、そういうものはもう通り越した議論であります
エネルギーの充填も終わった所で、ついぞそのチューブは外れる
ミルが自分の胸裏に収納する姿は思いっきり相手の認識してる範囲だけど
ダイジョウブ、コレハユメ。信じてくれと願いました
繋げたままの首裏のコードで改変すればいいと気付けないのが彼女らしさとして
「ミルがパートナーになる相手なのだわ
甘えられるのは嬉しいけど……情けないのはちがうもの」
彼女の計画の中では果たして、匿われてる状況から何処まで進んでいるのやら
■シェン・トゥアール > 「み”ゃっ♡ ひ…はひゅ…♡」
ぐい、と勢いよくケーブルを引き抜かれたショックが電脳を直撃する。
ばつんと目の前が暗くなった。 人間でいう気絶である。
その後、頑張って再起動したシェンはミルに昨日のことを問い詰めたが、
彼女は知らぬ存ぜぬを突き通しきった。
結局のところ、いきなりちゅーしてしまった手前、強くも出られず…。
匿った少女との共同生活が始まるのであった。
ご案内:「白兔偵探社」からウィンドミルさんが去りました。
ご案内:「白兔偵探社」からシェン・トゥアールさんが去りました。