2025/02/24 のログ
ご案内:「白兔偵探社」にシェン・トゥアールさんが現れました。
ご案内:「白兔偵探社」にウィンドミルさんが現れました。
■ウィンドミル > 力任せの振る舞いを一度見せ、身を乗り出して相手をソファーに押し付けるのは流れの様なものだった
ミルが上、おじさまが下。クッションに沈み込む時の感覚は、優しすぎるくらいだった
「嘘ついた、任務も失敗、でも、そんなものより
おじさまと『いっしょ』がいいの……!!」
互いの首に手を伸ばす。そして2つが繋がれる
あの日の『夢』に顕れた通りだ。今日はそれが、現実の一幕で再現されているだけで
■シェン・トゥアール > ぽすん。 気の抜けた音とともにソファに押し倒される。
さっきとはまるで違う、丁寧な…大事なものを扱うようなそれだった。
「…ミルさん、君は…いったい…?
それに一緒って、っぴぃっ…!」
ウソをついている…その話は、そこまで重大なことではない。
それよりも、彼女の手が自分の首に動き『なにか』が接続されたことが示されている。
侵入などではなく、防壁も起動しない…そんな権限で
アクセスできるのは、『ガラテア再現部』だけだ。
「ミルさん…な、人間、えっ…? ええ…?」
困惑と混乱が抵抗の意思を奪う。
頭の中に思い起こされるのは、夢の話…。
彼女と”つながって”エネルギーを補給されたあの日のことだった。
強制的に意識がシャットダウンしていたことから、なにかバグの類かと思っていたけれど、
あれは現実に……実際に、彼女からエネルギーを供給されていたのだと理解する。
「ミルさん…ミルさんは一体…?」
押し倒されたまま小さく呟く。
少なくても、彼女は自分にエネルギーを補給できる、ガラテア再現部に所属するのは問題ない。
■ウィンドミル > 「ミルはガラテアの人形なのだわ。それもおじさまのボディ情報を踏まえて作られた次世代機
本当はおじさまのメンテナンス機として支給されるはずだったのだけど
ガラテアの人たちに命令されたの。『正体を隠して接触する』って」
彼女が事実を口にする、それに並行して貴方の内部に『人間』で固定した項目に修正を加える
彼女の正体はガラテア所属。そして貴方の次の世代のドールである、と
彼女の瞳が結末を悟る。このまま書き換える権限は握り続けている
口調はそのままであるものの、その瞳も言葉も、感情を欠落したように淡々と
「ミルの人格ソフトウェアでおじさまを上書きすれば、一緒になれると思わない?」
ガラテアの思想に必要なのは、実際の所ボディの挙動が正常かどうかだ
彼らの善意で守られてきた貴方の『人格』に対して。もしも少しの悪意が介入すれば……?
■シェン・トゥアール > 「ガラテアの……そ、そうか…!!」
頭の中で全ての情報がつながっていく。
ひたすらに正体を隠す彼女/彼女の種族/彼女の目的…。
そして新型の”人形”。
「君は…ミルさんはアンドロイドだったんだ…。」
間近で見ればよく分かる。彼女の皮膚の質感。
そして微かに…機械の目を持つものにだけ見えるパネルライン。
逆に言えば、自分はこれまで彼女のことをきちんと見ていなかったのだ。
「ミルさん、もし俺を上書きしちゃったら…。 ”おじさま”は消えるんじゃない?
ガラテアはそうしろっていったの? それとも…ミルさんがそうしたいって思っている?」
彼女と1:1で接続されている以上、彼女の指先ひとつで自分は塗りつぶされてしまう。
彼女を”人間”と認識してしまったように、自在に書き換えられてしまうだろう。
それをわかっていても、この行動が…誰の思いなのかを知りたくて問いかける。
その声はとても穏やかで、呼びかけるようなそれだった。
■ウィンドミル > 「分かってる、分かってるよね?ガラテアにそんな悪い事出来る人はいないもん
ミルに嘘を最初に書きこんだ誰かもこんな事起こる筈はないって思ってる筈だもん
でもミルは悪い事、たくさん出来るのだわ。これまでと同じように」
ぴんと立った耳が、諭す"おじさま"の言葉を聞く
そして自分の倫理回路がNGを刻み込む度。自身の熱が背徳を誤認する
今の彼女は、『悪い事』に過剰な興奮状態を示す状態になっていた
例えば、目の前に『獲物』を組み敷いているのならばやることは決まってる
ほんのちょっと手の力を強めて、体重を乗せるように被さって。彼女の牙がその細い首元に……
■シェン・トゥアール > 「ミルさんっ、そんなの…あ、あ…。」
彼女の言葉は熱に浮かされたようなそれ。
甘い宣告とともにゆっくりと、彼女の口が首元に迫る。
その様子に名前を呼ぶことしかできなかった。そして――――。
「―――――っ♡」
首筋を軽く噛まれたその瞬間、頭の中に情報が流れ込んで来る。
”ウサギは狼に食べられて…いっしょに、ひとつになる”。
その言葉が頭の中にひらめくのと同時に、かっと体の奥が熱くなる。
眼の前の人に…狼に、もっともっと自分を染め上げてほしくなる。
身も心も相手のおなかのなかにおさまってひとつになりたい…
そんな渇望が首をもたげ、衝動となって自分を突き動かした。
「ミル……さぁん…」
呼びかける声は先程とは異なる、甘く嗜虐心を誘うようなもの。
荒い息を尽きながらゴクリと息を飲み、ゆっくりと体の力を抜いていく。
「ミル、さん…俺のこと、たべてぇ…♡ 食べて、くだ、さい…♡」
甘く囁くような調子で相手におねだりする。
今の自分は、もはや探偵ではなく…狼に食べられる、小さなウサギでしかなかった。
■ウィンドミル > スイッチはきっと、お互いの中に組み込まれていた
そうでなければ1つ目のドールを兎のモチーフにしておいて、
2つ目を態々『狼』という形にはしなかった
最初に機体に備わっている、悪戯としか思えなかった本能のブラックボックス
自分たちを生み出した彼らは何処までも、好奇心の僕という事だったのだろう
「おじ、さま……」
至近距離で見つめ合う。お互いの瞳の奥の点滅が持つ、機械だけが知るメッセージ
本能故の肯定と、それに交じり合う理性が吐き出し続けたメッセージ
『くるしい きもちいい。ほんとう?』。答えを持つ相手も自身と同じ獣の位置に零落れた
次は唇を狙って噛みつく。ボディの柔らかさも押し付けるように
■シェン・トゥアール > 頭の中がぐるぐるする。
ロボだろうとなんだろうと、そして依頼がウソだろうとなんだろうと、
彼女は自分にとっては守るべき大事な相手だったはずなのだ。
それが今、彼女に組み敷かれて…食べられかけている。
「あ、ぁ……。 ミル、さん……。」
瞳の置くに光る点滅が、自分と情報をやり取りする。
小さくYESの反応だけを返しながら、
可愛らしい小さな声で相手に呼びかける。
答えを返すかのように、ぐっと体を寄せて…。
ぴたりと体をくっつけ、頬同士をすり合わせた。
動物が甘え、親愛の情を示すかのように。
「っふ、ぁ…ぁ…♡」
頭の中に警告が表示される。
彼女に噛みつかれた唇、そして首筋の所有者が『ウィンドミル』に書き換えられたというものだ。
利用権限は自分にもあるものの、所有者が禁じてしまえばどうなるか、考えようにも、
甘い興奮の渦に飲まれた電脳は冷静に動かなかった。
「んんっ、んっふ…んっ…♡」
夢中で手を動かす。彼女の背中に手を回してそっと抱き寄せ、背中を撫でる。
そのまま手は下に下り、彼女の可愛らしい尻尾を優しく、質感を確かめるように撫でさすった。
■ウィンドミル > 「おじ、さま……」
嗚咽の様な声だった
たくさん愛を感じてる、たくさん苦しみを感じてる
目の前の相手を『喰らう』ことで。体ではなく、人間性を
人格を書き換える、なんて狂言からは確かに遠ざかった
相手が全てを捧げているのだ。如何とも出来ない本能の熱で
「っ、くぅん♡」
怖い事だらけだった。本当におじさまが居なくなってしまうかも
あれほど強かった大人の態度が甘く崩れ去る理解の届かないバグも
全部全部壊してしまう一挙一動、未来にはどうなってるのかも
尻尾に触れられ、嗚咽が喜悦に塗り替わる、自分の身体の事もそう
やりたくない事ばっかり思いつく、ミルの電脳の事なんか無視して
ボディが勝手にやり返そうと、貴方の尻に手を伸ばす。小さな尻尾、探そうとしてる
■シェン・トゥアール > 「んふ、んっ…ミル、さぁん…♡」
体の中からこんこんとあふれる熱と情欲は、更に自分をその先へと導く。
小さく声を上げる彼女に答えるように、優しく尻尾の付け根から先端経を
指で包むようにして撫でる。 こうしてきちんと彼女に振れるのは初めてだ。
ほっぺたに、首筋に、そして唇に何度もキスを落としながら、
何かを恐れているかのような彼女をなだめるように、そっと唇に唇を押し付けた。
「んふ、ん、ん―――っ♡」
小さく丸いウサギの尻尾に彼女の手が触れた瞬間、ぴくんと小さく体が跳ねる。
次第に行きが荒くなり、彼女の尻尾を撫でる手にも熱がこもっていく。
熱っぽい体を彼女にぴったりとくっつけると、熱さと柔らかさが伝わってくる。
もっと、とおねだりするように、自らも体を擦り寄せて、触り心地のいい…
柔らかい造物の肉体の触り心地を、彼女に伝えようとした。
■ウィンドミル > 生理現象を必要としない互いの身体は、ひとたび唇を重ねると長い時間繋がったままでも苦は無いという
相手の満足いく時間までそれを維持しようというのなら、果たしてそれは次の刺激が訪れるまでに途切れるものであったのか?
当然、そんな筈はない。興奮の熱と跳ねた体と。次に次にと伝えてくる接触、愛撫
拙くも貴方の手付を真似て尻尾を転がしているうちに、ほんの僅かに伝わり合う
おじさま、怖くないの?
自分が自分でなくなるかもという瞬間に、問いかけてきた先程の瞬間が電脳に想起する
その手綱は今も首同士をつないで、乱れたデータを送り合ってぴりりと思考が痺れそうだけど
失われることを恐れないおじさまの姿がずるい。自分のアイデンティティを持っててずるい
ミルが苦しみだって思ってる事、心の底から楽しそうでずるい!!
ただ喰らうだけの虚ろな瞳にほんの僅かに色が灯る
おじさまと同じになりたい。だったら楽しくならないと
唇は離れた。楽しむならにこっと笑いたくなっちゃう
「おーじーさーまーっ
どうしてそんなにえっちなの?」
こうして言葉を使うなら、いつまでも塞がれてらんないもん
■シェン・トゥアール > 微かな衣擦れの音、そして二人の声が響く。
「―――ーーっ! っひ、ぁぁっ♡」
丸い尻尾を手で撫でられると、わずかに背を反らしてふるふると全身を震わせる。
しかえしとばかりに彼女の尻尾を優しく手で包み、手を動かすようにして撫でさすった。
「―――…♡」
もっともっと彼女と交わりたい。一つになりたい。そんな思いの中、問いかけが電脳に飛ぶ。
にっこりと笑うと、”お返事”を返した。
『消されて上書きじゃなく、こうして連続した変化なら、なにも怖くない』
短いメッセージに添付したのは、彼女との数日の間に、どれだけ自分が
彼女のことを考えていたかの膨大なログだった。
安らかであれ、健やかであれ、楽しくあれ、笑っている時の愛らしさ、
拗ねた時のいじらしさ、大声を上げた時の迫力と…それに服従したがる暗い悦び。
二人の首と首をつなぐケーブルが焼ききれてしまえとばかりに、
思いっきり彼女に注ぎ込む。
「ん…ぷ、ぁ…」
唇が離れる。銀色の糸をつっと垂らしながら、小さく息を漏らした。
問いかけには潤んだ瞳で相手を見やり、小さく喉を鳴らす。
「…俺は…ウサギだからっていいたいところだけど…。
ミルさんと、本当はこうなりたかった、から、えっちになっちゃったぁ…♡」
このボディは、彼女に”食べられる”ように作られている。
それもあるけれど、そんなものは自分にとっては些事でしかない。
大事なのは、この数日で彼女のことをどれだけ大事に思っているかだった。
■ウィンドミル > 「あっ、ぁぁっ♡ーーーーー……っ♡」
尻尾に感じる、もどかしい愛し方と数日間のデータのギャップに、情報の集まる脊椎から電脳まで一気に焼き切られそうなほど
元々人間ではない彼女に感情というものの需要には限界がある。ましてや、永く夢見てきた相手なら
喉から絞り出す声は遠吠えの様な体を為す。それは勝利でもあり、乙女としての敗北でもある
「おじさま、ミルと出会って数日なのだわ?
でもミルは開発中にず~~~~っと、おじさまの情報を見てたのに
先に好きになってたのに……なんで、先に心を底からおねだり出来るの
ずるいずるい、えっちなのがずるい、大人なのがずるい!!」
手札の切り方を知らないのだ。目の前に見えた順に喰らい付くしか知らない
いつの間にか、相手を押さえつける圧は完全に消えていた。彼女は自分の服に手をかけていた
ガラテアのルール、衣装は大事にすべし。それがどれだけもどかしくとも、強引に脱ぎ捨てる真似はレディの振る舞いではないのだ
■シェン・トゥアール > 「…えい♡ …えい…♡」
声を上げる彼女にいたずらをするかのように、
尻尾を断続的に…ちょっとだけ力を入れて握る。
遠吠えのように高く声を上げるその反応が可愛い。
唸り声もかわいい。 それに、今の表情と来たらものすごく可愛い。
濁流のようにログを流しながら、彼女の言葉に耳を傾ける。
「ミルさんだから全部お話できるんだよ…。
人間同士はこうやってケーブル繋いでログをやりとりしないからね。
ほらほら、大人だぞ~ えっちだぞ~?
頑張らないとえっちな大人ウサギに負けちゃうぞ~?」
楽しげに笑いながら、自分もするすると服を脱ぐ。
丁寧に服を脱ぐ彼女の所作をつぶさに観察する。
丁寧さ、手指の所作、そういったところもすごく素敵でかわいい。
こんな状況でもレディとしての振る舞いを捨てない高貴さも。
全部流し込む。 眼の前の狼さんがたまらなく可愛らしいからだ。
■ウィンドミル > もう随分、ミルの行動の弱点ばかり突かれているのは言うまでもなく
相手に干渉するためのケーブルなんだから、干渉されるのも当たり前
メンテナンス状態の相手に使用する前提なんだから、こんな場面じゃお互いにガラテアセキュリティを素通りして当然
下着姿を見せる事に羞恥は無いのに、ドレスを抱いた体が赤く震えてる。それもまたかわいい筈
ケーブルを抜いて、ありもしないイニシアチブを握ってやるという思考も素通り
けれど行動に移さないのは、貴方に送り返される『アップデート』を行う為だった
やがて貴方の視界にウィンドミルのボディに存在するハッチのラインが鮮明に映し出されていく
貴方のボディより、メンテナンス性を重視した体を認識するためのソフトアップデート
腹部にハッチが集中したシェンとは違い、外見性能はそのままに腹部に胸部に性器部分も
四肢すら着脱可能とまで……ガラテアの技術は日々変態として磨かれているとの証左
「……教えられてばかり、いやだもん」
■シェン・トゥアール > 【中断です!】
ご案内:「白兔偵探社」からウィンドミルさんが去りました。
ご案内:「白兔偵探社」からシェン・トゥアールさんが去りました。
ご案内:「白兔偵探社」にシェン・トゥアールさんが現れました。
ご案内:「白兔偵探社」にウィンドミルさんが現れました。
■シェン・トゥアール > 自分の送信が効いているのだろう、桜色に火照った体が可愛らしい。
恥ずかしくもあるけれど取り乱すまいとしているところも、すごくよい。
彼女を鑑賞していたところで、電脳に通知が入る。
受け取ったデータを視覚に重ねて見ると、彼女の体にいくつものラインが表れる。
「なるほど……。」
ゆっくり何度か頷く。ガラテア再現部の腕は確かだ。
自分のボディとは異なり、彼女はモジュール形式となっていることがわかる。
フルボーグとマシンの違いなのか、設計思想の違いなのか。
少しだけそんなことに思いを馳せながらも、ゆっくりと口を開いた。
「ミルさんの平等であろうとするところ、すごく素敵だ。」
開示には開示、ということなのだろう。 真摯であり純粋なところを見て、楽しげに微笑む。
ある意味純粋で子供っぽくもあるけど、今はそれがとても愛らしかった。
■ウィンドミル > 「おじさまは言葉の魔法使いなのだわ
パートナーの把握は当然なのよ
平等だなんて、そんな……」
顔を背けると、顎下から輪郭に沿ってまた別のラインが伺える
電脳の格納の際に使用する、フェイスパネルのハッチの証
「それに、データがあればいつも見て貰えてる気持ちになるし
って、もう!!変なこと言わせちゃダメなのよ!!」
自爆、そして反抗。元々制御の利きづらい自我ではあったが
顔は背けても、目線が何度もおじさまの身体をチラチラと見て
沢山焦れてからようやく、双子と見まごう造形美を直視するに至る
こちらは下着をまだ残していても、相手の振る舞いまではコントロール出来ないし
どうあっても『据え膳』なのは変わりはない。食す際の恐れももう、消えていた
「レディはコースも嗜めるのよ
おじさま、今日のメニューを教えて欲しいのだわ」
■シェン・トゥアール > 「探偵は口八丁手八丁じゃないとね。
パートナーだからそう思ってくれてたのなら嬉しいね。
ところで、パートナーっていうのは…。
このボディと対になるように作られたってこと?」
顎下からのライン野崎に合ったのは、パネルのライン。
おそらく電脳の…自分と似たような形で配置されたアクセス口なのだろう。
その上を優しく指でなぞる。 視覚の上に重ねられた情報は、
彼女のどこにハッチがあるか、文字通り手に取るようにわかるものだった。
「お守りみたいな気持ちでくれたんだ。 そっか…。
ミルさん、そういうところ健気でいいよね…。」
彼女の目が自分の裸身を捉える。胸以外はほとんど同じ、
とっても小柄で愛らしい…人形のような均整の取れたデザイン。
見てもらえているのが嬉しくて、ウサギの耳がぴくぴくと揺れ動いた。
「すでに前菜とスープは住んでるから…そうなると…。」
言葉を尽くした前菜。 たっぷりと煮込んだログのスープ。
お互い、これでもかというぐらいにやり取りした。
エンジンが掛かって火照った体には、そろそろメインディッシュが相応しいだろう。
もっとも、そのメインディッシュは自分だ。
ゆっくりと深呼吸。 羞恥心を頑張って抑え込みながら、
相手を求めるように相手に向けて両手を伸ばした。
「メインディッシュは……。 ウサギ肉でぇ…♡
ぞ、存分に…満足いくまで、楽しんで……っ♡」
かあっと頬が赤くなって瞳が潤む。
よくある『私を食べて♡』的なことを自分がいうことになるとは思わなかった。
色んな意味で自我がふにゃふにゃのグズグズに煮溶けているのがわかる。
■ウィンドミル > 「くるるる……♪」
顎に添えられた手に喉を鳴らしている
どんなに悪い子だったとしても、掌1つでこの有様
これまで張ってた意地が消えた分、彼女の行動は素直さを増した物
パートナー解釈について、静かに頷く。その性能はすぐに明らかになるはず
貴方のおねだりは今日まで何度か聞いたけれど
『おじさま』が伝えてくれるのは初めてのこと
にこーーーっと、自我が全力で楽しんでるのを感じてる
たくさんの『待て』を自分にしてきたんだから!
正面から貴方の腕に飛び込んだ彼女は、軋むくらいの強さで貴方を抱く
ますはボリュームの遥かに違う『性能差』を重ね合わせて、気持ちよさを比べ合おう
■シェン・トゥアール > 「よしよし…。」
顎の下はほっぺたを良く撫でると、とっても嬉しそうにしてくれる。
彼女にようやく触れられるようになったし、これからはいっぱい触ってあげよう。
大きな犬を飼うというのはこういう気持ちなのかもしれない。
彼女は犬より何倍も賢くて何倍もハイパワーではあるけれど…。
「ん――――っ♡」
力いっぱい彼女に抱きしめられると、ボディからギリギリ警告が出ないぐらいの力で
強く抱きすくめられる。 苦しさすら飲み込んで何倍にも膨れ上がった嬉しさと心地よさが、
電脳を刺激して、思わず甘えるような声が出た。
自分も彼女の背中を抱くようにするけれど、パワーは彼女よりもだいぶ下なのがわかる。
あれ?もしかして彼女が力付くで動いたら、自分は止められないのでは?
そんな考えに一瞬いたるけれど、それどころではなかった。
「ミルっ、さんっ…♡ んっ、あぁ、ぁっ…♡」
ボディの『性能差』…大きな胸が自分に密着する。
そのまま二人で包容を続けると、胸の先端が触れ合ったり、体が擦り合ったりする刺激が、
逃げられない体にどんどんと積み重なっていく。
ハグdかえでこれなのだ。 彼女がたくさん溜めてきたものの大きさに対する感服と、
彼女が満足するまで自分が耐えられるかという不安…その2つが頭をよぎった。
■ウィンドミル > 「はっ♡はっ♡」
言葉に割くリソースを抑えて、行動で示し続ける
それが甘えという表現で済むのなら可愛らしいものなのだけど
彼女は捕食者であり、出力の差は一種の蹂躙だ
貴方が故障しないギリギリの塩梅で責め続けるという点で、
『対』という要素を証明する結果となったのはお茶目と言えるのか?
「おじさまぁ♡」
刷り続けると、次第に重なり合った先端の摩擦が失われていく
その大きなタンクから燃料を漏れ出し、ブラを濡らし、滑りを持って重なり合う
やがて、相手の腰を捉えていた腕は完全に肩を押さえつける位置になっていた
小休止には、捕食の事しか考えてない虚ろな目。技巧を捨てた本能はついに『デザート』へと動き出す
相手を抑えた手を使うなんてもうまどろっこしい!!繋いだコードが意思を伝える。腹部ハッチを開け、と
■シェン・トゥアール > 「ミル、さんっ…♡ 苦しい、ちから、つよい…♡」
抗議の声色はとても甘く、まるで彼女に蹂躙されるのを喜んでいるかのよう。
狼に捕食される…その設計を十全に発揮しているボディの悦びが、
電脳にも影響しているのかもしれない。
「んっ、ぁ…♡ っひ、うぅっ♡
ミルさん、ミルさん…♡」
潤滑油が二人の体の間を滑り、ぬらぬらとしたそれが
より肌の感覚を鋭敏に磨き上げていく。
彼女の胸部分から漏れる燃料が、さらに体を密着させ、
二人に喜びと快楽をもたらしていたのだ。
わずかに身動ぎするだけでも、敏感な部分をなぞられるような快楽スパイクして、
そのたびに電脳の中が何度も白くフラッシュする。
「っふーっ、ふーっ……♡ っひ、ひゃいぃぃ♡」
外部からの命令…接続している彼女からの信号に、最早抗えない。
するりとお腹部分のハッチが開く。
「っふ、うぅ…♡」
恥ずかしい。嬉しい。気持ちいい。ミルさんとひとつになりたい。食べられたい。
様々な感情が頭の中で渦巻く。片手で自分の顔を隠すようにして、
大きく体を使って呼吸を繰り返した。
■ウィンドミル > やがて、脚と脚を組み合わせるようにその体を沈める深さを増す
目視の出来ない範囲で小さな音がした。彼女も同様に腹部のハッチを開いたのだろう
捕食者は獲物に口を開かせない。己の意思で、相手を食べるものだから
はぁはぁと続ける荒い呼吸は甘い香りを漂わせ、顔で表情の甘い箇所を何度も何度も甘噛みを続けた
互いに電脳が発する、『エネルギー吸入口が接続されました』とのメッセージ
髪の毛一本も挟む余地のない完璧な合致。まぐわせた脚に股から纏わりつく物は先走った涎の跡
「がぁうる……いただきまぁ、す♡」
ここからシェンを停止状態に追い込むまで、ウィンドミルの嚥下は止まる事はない
感じる……流れ込む度、尻尾が悦びに震えて千切れんばかりに振られている事も
■シェン・トゥアール > 「――――ッ♡」
ぴくんと腰が跳ねる。
以前よりもずっと甘くて強い、『接続』の感覚と通知。
いよいよ食べられてしまうんだ。 そんな思いが、体を更に熱くする。
「はい……♡」
彼女の宣言にも、最早恐れる気持ちはなかった。
優しく受け入れるように小さく答えると、接続されているお腹を中心に、
強い悦びのパルスが全身を満たしていく。
嬉しそうに貪り嚥下する彼女と体を重ねているうちに、
徐々に、そしてゆっくりと体から力が抜けていった。
嚥下が進むたびに、最初は足、次に腕、頭、胴体……
強烈な快楽とともに、体が端々から停止状態へと移行していく。
まるで自分が飴玉となり、彼女の口の中で溶かされているような甘い感覚。
しかし、頭の中にあるのは悦びだった。彼女といっしょに、ひとつになれる。
そうして最後のひとかけ……電脳がシャットダウンする、その瞬間。
彼女に対する喜びと感謝のメッセージを送付し終えた0.02秒後に、
意識が落ち、完全に停止した。
■ウィンドミル > 吸入口を噛み合わせていたツメが外れて、強引に腰を持ち上げていた相手の体がソファーに落ちる
柔らかいクッションに一度はずみ、二度と動かなくなった相手の身体
ミルの腹部から垂れる燃料がその余韻を示すよう、二匹の機械の獣の間の静寂を取り持っていた
「おじさま、かわいい。でもたりない……」
ただの捕食だけじゃなくて、貴方に沢山注がれたログの中に感じた愛情
そのどれも楽しめなきゃ満足できない
故に、関係性は再帰する。本気の捕食『ごっこ』を終えたのなら、彼女本来のお役目の時間
また以前のように胸部を開く、おじさまにエネルギーを注ぎ込む時間
シェンの再起動まで、時間はそう掛からなかったのだろう
■シェン・トゥアール > 徐々にシステムが起動するだけのエネルギーが電脳に周り、意識が覚醒する。
甘い快楽の泥濘から顔を上げると、眼の前には彼女が…。
エネルギーを供給してくれているミルさんがいた。
「……そっか。最初のとき…ミルさんが来てくれた最初の日に、
すでに俺達はひとつになってたんだ。」
彼女が中に持つエネルギーを自分に分け与えてくれていたのだ。
あの時点で、すでに自分は彼女と混じっていたのだ。
姉妹機で、エネルギーをやりとりしている…道理で違和感なく交われたわけだ。
「おはよう、ミルさん。 はー、すごかった……。
全部食べられちゃうかと思ったあ…♡」
徐々に意識だけでなく、四肢にエネルギーが回るようにになってくる。
電脳にしっかりとエネルギーが供給されるようになると、再びあの情欲が…。
彼女と一つになりたいという欲と、それを叶えられた喜びが返ってくる。
ぶるぶると興奮に体を震わせながら、うっとりと息を吐いた。
■ウィンドミル > 「夢じゃなかったのだわ。だから……うん、あの頃からずっとえっちなのだわ」
首のケーブルは外された。もう、干渉でお互いを誤魔化す必要もなくなったから
繋がっているのはエネルギーを補給する管。そして機械を晒したお腹を撫でる
その中でミルを生かしているのは、先程までおじさま『だった』もの
耳をぺたんと伏せたのは、気を抜くとまた喉をごくりと鳴らしそうになったから
お腹いっぱいなのにまだまだ食べたくなる。ますます虜になってしまいたくなるけれど、と
「ともかく、おじさま。ミルはお手伝い出来るんだから
ミルのテストみたいなものだわ。お金を払って、雇われてあげる!」
普段の『アルバイト』の延長戦。果たしてその値は高いのか安いのか
■シェン・トゥアール > 「…人はだいたいえっちさ、いつもね。隠してるだけでね。」
首のケーブルが外されて、あとはエネルギーを補給するお腹に繋がれたそれ。
頑張ってモラルを保とうとしているミルさんの態度が可愛いので、
そっと手を伸ばして頬の下…顎と首の間をえいえいといっぱい撫でた。
「ううむ、たしかに…。じゃあ、依頼として受けよう。君を探偵助手にするという依頼だ。
俺からも依頼があるんだけどいいかな? その……。」
そこまで言うと、一度言葉が詰まる。
左右をキョロキョロと眺め回したり、ウサギ耳を動かしたり、咳払いしたりしているうちに、
どんどんと瞳が潤み、頬が桜いろに染まっていった。
「その…時々でいいから、”食べて”くれないか…?」
恥ずかしいおねだりである。紛れもなく彼女のいうえっちだ。
おねだりしたあと、両手で顔を抑えてもにょもにょ悶えた。
言ったら言ったで恥ずかしいが、どうしても…言いたいことだったのだ。
■ウィンドミル > 「うるる……♡」
この後たくさん撫でられていた。仕方ないよね、大好きな相手なんだもの
数日間、予想外の事だらけ。おじさまは思ったより完璧じゃなかったけども
想定よりずっと、探偵っていう生き方に誇りを持ってたこと
「んーふぅ?依頼だなんて……やだ、なのだわ」
ぴくりと動いた耳が拾った言葉に返す
えっちなおじさま、ミルの知らない事をいっぱい知ってるでしょ?
「おじさまの見せてくれたたくさんの愛し方
お金よりもずっと欲しいものなのだわ
愛されたいのに愛してばかりじゃ、本当に噛み千切っちゃいそうなのよ」
■シェン・トゥアール > たっぷりミルさんを撫で回してご満悦な表情になりつつ、
相手の言葉にうむ、と唸った。
「それはたしかにそうかもしれない。
OK、じゃあまずはいっぱい…いろんな愛し方を勉強していこう。
それと…もちろん、探偵の仕事もね。」
彼女にじゃれ付きたい気持ちを抑えて、頑張って探偵らしく振る舞う。
とはいえ、エネルギーの補給が完了するまでは大人しくするしかない。
「これからよろしく頼むよ、助手のミルさん。
あとで乾杯用のお茶を用意するからね。」
茶棚に特別いいプーアル茶があったことを思い出す。
彼女に見られたら『だからお金がないのだわ!』と言われるかもしれない代物だが、
今みたいな時なら、きっと問題ないだろう。
■ウィンドミル > 「ミルを歓迎しようっていうの。ふふん、良い心掛けじゃない!」
流石に、彼女の側に極端な節制の精神はなかった様子
だって自分も嬉しい事なのだもの。全力で祝って欲しいというのは乙女心
……あぁ、でもと。何かを思い出したかのように尻尾と耳がぴんと跳ねる
そして両手を口の前に添えて、ふふふというわざとらしい笑い仕草
「おじさまに、欲しい機能があった時。ミルに伝えてってガラテアの人たちが言ってたのだわ
つまり今後は、おじさまが欲しい機能をミルがチェックしてあげるって事なのよ~?」
■シェン・トゥアール > 「そりゃあそうさ! 大事な仲間が出来たなら歓迎する。これだよ。
ミルさんだってそうしてもらえたら嬉しいだろう?
誰だって、自分の居場所があるってわけるのは…すごく嬉しいことなんだ。」
そう考えたら、今までゲストをしていたミルさんは居場所がなかったのかもしれない。
それなら、今までの分も含めていっぱい認めてあげないといけないな。
そう考えていると、楽しげな調子で彼女が続ける。
「なるほどね。 連絡役にもなってくれるんだ。
…なるほど、チェックをね? そっかあ…。」
基本的にはきちんとやってくれるだろうけど、もし悪戯心をだしたら、きっと大変なことになる。
でも、それはそれで彼女の可愛らしいところだし、最終的にはなんとかなるのだろう。
少なくても、今は心強い仲間が増えたと考えるべきだ。
そう考えると、そっと腕を広げて…彼女に優しくハグした。
「これからよろしくね、ミルさん。」
隠して白兎偵探社には新しい仲間が加わることになったのだ。