2025/02/24 のログ
ご案内:「白兔偵探社」にシェン・トゥアールさんが現れました。
ご案内:「白兔偵探社」にウィンドミルさんが現れました。
ウィンドミル > 力任せの振る舞いを一度見せ、身を乗り出して相手をソファーに押し付けるのは流れの様なものだった
ミルが上、おじさまが下。クッションに沈み込む時の感覚は、優しすぎるくらいだった

「嘘ついた、任務も失敗、でも、そんなものより
 おじさまと『いっしょ』がいいの……!!」

互いの首に手を伸ばす。そして2つが繋がれる
あの日の『夢』に顕れた通りだ。今日はそれが、現実の一幕で再現されているだけで

シェン・トゥアール > ぽすん。 気の抜けた音とともにソファに押し倒される。
さっきとはまるで違う、丁寧な…大事なものを扱うようなそれだった。

「…ミルさん、君は…いったい…?
 それに一緒って、っぴぃっ…!」
ウソをついている…その話は、そこまで重大なことではない。
それよりも、彼女の手が自分の首に動き『なにか』が接続されたことが示されている。
侵入などではなく、防壁も起動しない…そんな権限で
アクセスできるのは、『ガラテア再現部』だけだ。

「ミルさん…な、人間、えっ…? ええ…?」
困惑と混乱が抵抗の意思を奪う。
頭の中に思い起こされるのは、夢の話…。
彼女と”つながって”エネルギーを補給されたあの日のことだった。
強制的に意識がシャットダウンしていたことから、なにかバグの類かと思っていたけれど、
あれは現実に……実際に、彼女からエネルギーを供給されていたのだと理解する。

「ミルさん…ミルさんは一体…?」
押し倒されたまま小さく呟く。
少なくても、彼女は自分にエネルギーを補給できる、ガラテア再現部に所属するのは問題ない。

ウィンドミル > 「ミルはガラテアの人形なのだわ。それもおじさまのボディ情報を踏まえて作られた次世代機
 本当はおじさまのメンテナンス機として支給されるはずだったのだけど
 ガラテアの人たちに命令されたの。『正体を隠して接触する』って」
彼女が事実を口にする、それに並行して貴方の内部に『人間』で固定した項目に修正を加える
彼女の正体はガラテア所属。そして貴方の次の世代のドールである、と

彼女の瞳が結末を悟る。このまま書き換える権限は握り続けている
口調はそのままであるものの、その瞳も言葉も、感情を欠落したように淡々と

「ミルの人格ソフトウェアでおじさまを上書きすれば、一緒になれると思わない?」
ガラテアの思想に必要なのは、実際の所ボディの挙動が正常かどうかだ
彼らの善意で守られてきた貴方の『人格』に対して。もしも少しの悪意が介入すれば……?

シェン・トゥアール > 「ガラテアの……そ、そうか…!!」
頭の中で全ての情報がつながっていく。
ひたすらに正体を隠す彼女/彼女の種族/彼女の目的…。
そして新型の”人形”。

「君は…ミルさんはアンドロイドだったんだ…。」
間近で見ればよく分かる。彼女の皮膚の質感。
そして微かに…機械の目を持つものにだけ見えるパネルライン。
逆に言えば、自分はこれまで彼女のことをきちんと見ていなかったのだ。

「ミルさん、もし俺を上書きしちゃったら…。 ”おじさま”は消えるんじゃない?
 ガラテアはそうしろっていったの? それとも…ミルさんがそうしたいって思っている?」
彼女と1:1で接続されている以上、彼女の指先ひとつで自分は塗りつぶされてしまう。
彼女を”人間”と認識してしまったように、自在に書き換えられてしまうだろう。
それをわかっていても、この行動が…誰の思いなのかを知りたくて問いかける。
その声はとても穏やかで、呼びかけるようなそれだった。

ウィンドミル > 「分かってる、分かってるよね?ガラテアにそんな悪い事出来る人はいないもん
 ミルに嘘を最初に書きこんだ誰かもこんな事起こる筈はないって思ってる筈だもん

 でもミルは悪い事、たくさん出来るのだわ。これまでと同じように」
ぴんと立った耳が、諭す"おじさま"の言葉を聞く
そして自分の倫理回路がNGを刻み込む度。自身の熱が背徳を誤認する

今の彼女は、『悪い事』に過剰な興奮状態を示す状態になっていた
例えば、目の前に『獲物』を組み敷いているのならばやることは決まってる
ほんのちょっと手の力を強めて、体重を乗せるように被さって。彼女の牙がその細い首元に……

シェン・トゥアール > 「ミルさんっ、そんなの…あ、あ…。」
彼女の言葉は熱に浮かされたようなそれ。
甘い宣告とともにゆっくりと、彼女の口が首元に迫る。
その様子に名前を呼ぶことしかできなかった。そして――――。

「―――――っ♡」
首筋を軽く噛まれたその瞬間、頭の中に情報が流れ込んで来る。
”ウサギは狼に食べられて…いっしょに、ひとつになる”。
その言葉が頭の中にひらめくのと同時に、かっと体の奥が熱くなる。
眼の前の人に…狼に、もっともっと自分を染め上げてほしくなる。
身も心も相手のおなかのなかにおさまってひとつになりたい…
そんな渇望が首をもたげ、衝動となって自分を突き動かした。

「ミル……さぁん…」
呼びかける声は先程とは異なる、甘く嗜虐心を誘うようなもの。
荒い息を尽きながらゴクリと息を飲み、ゆっくりと体の力を抜いていく。

「ミル、さん…俺のこと、たべてぇ…♡ 食べて、くだ、さい…♡」
甘く囁くような調子で相手におねだりする。
今の自分は、もはや探偵ではなく…狼に食べられる、小さなウサギでしかなかった。

ウィンドミル > スイッチはきっと、お互いの中に組み込まれていた
そうでなければ1つ目のドールを兎のモチーフにしておいて、
2つ目を態々『狼』という形にはしなかった

最初に機体に備わっている、悪戯としか思えなかった本能のブラックボックス
自分たちを生み出した彼らは何処までも、好奇心の僕という事だったのだろう


「おじ、さま……」
至近距離で見つめ合う。お互いの瞳の奥の点滅が持つ、機械だけが知るメッセージ
本能故の肯定と、それに交じり合う理性が吐き出し続けたメッセージ
『くるしい きもちいい。ほんとう?』。答えを持つ相手も自身と同じ獣の位置に零落れた

次は唇を狙って噛みつく。ボディの柔らかさも押し付けるように

シェン・トゥアール > 頭の中がぐるぐるする。
ロボだろうとなんだろうと、そして依頼がウソだろうとなんだろうと、
彼女は自分にとっては守るべき大事な相手だったはずなのだ。
それが今、彼女に組み敷かれて…食べられかけている。

「あ、ぁ……。 ミル、さん……。」
瞳の置くに光る点滅が、自分と情報をやり取りする。
小さくYESの反応だけを返しながら、
可愛らしい小さな声で相手に呼びかける。
答えを返すかのように、ぐっと体を寄せて…。
ぴたりと体をくっつけ、頬同士をすり合わせた。
動物が甘え、親愛の情を示すかのように。

「っふ、ぁ…ぁ…♡」
頭の中に警告が表示される。
彼女に噛みつかれた唇、そして首筋の所有者が『ウィンドミル』に書き換えられたというものだ。
利用権限は自分にもあるものの、所有者が禁じてしまえばどうなるか、考えようにも、
甘い興奮の渦に飲まれた電脳は冷静に動かなかった。

「んんっ、んっふ…んっ…♡」
夢中で手を動かす。彼女の背中に手を回してそっと抱き寄せ、背中を撫でる。
そのまま手は下に下り、彼女の可愛らしい尻尾を優しく、質感を確かめるように撫でさすった。

ウィンドミル > 「おじ、さま……」
嗚咽の様な声だった

たくさん愛を感じてる、たくさん苦しみを感じてる
目の前の相手を『喰らう』ことで。体ではなく、人間性を
人格を書き換える、なんて狂言からは確かに遠ざかった
相手が全てを捧げているのだ。如何とも出来ない本能の熱で

「っ、くぅん♡」

怖い事だらけだった。本当におじさまが居なくなってしまうかも
あれほど強かった大人の態度が甘く崩れ去る理解の届かないバグも
全部全部壊してしまう一挙一動、未来にはどうなってるのかも
尻尾に触れられ、嗚咽が喜悦に塗り替わる、自分の身体の事もそう

やりたくない事ばっかり思いつく、ミルの電脳の事なんか無視して
ボディが勝手にやり返そうと、貴方の尻に手を伸ばす。小さな尻尾、探そうとしてる

シェン・トゥアール > 「んふ、んっ…ミル、さぁん…♡」
体の中からこんこんとあふれる熱と情欲は、更に自分をその先へと導く。
小さく声を上げる彼女に答えるように、優しく尻尾の付け根から先端経を
指で包むようにして撫でる。 こうしてきちんと彼女に振れるのは初めてだ。
ほっぺたに、首筋に、そして唇に何度もキスを落としながら、
何かを恐れているかのような彼女をなだめるように、そっと唇に唇を押し付けた。

「んふ、ん、ん―――っ♡」
小さく丸いウサギの尻尾に彼女の手が触れた瞬間、ぴくんと小さく体が跳ねる。
次第に行きが荒くなり、彼女の尻尾を撫でる手にも熱がこもっていく。
熱っぽい体を彼女にぴったりとくっつけると、熱さと柔らかさが伝わってくる。
もっと、とおねだりするように、自らも体を擦り寄せて、触り心地のいい…
柔らかい造物の肉体の触り心地を、彼女に伝えようとした。

ウィンドミル > 生理現象を必要としない互いの身体は、ひとたび唇を重ねると長い時間繋がったままでも苦は無いという
相手の満足いく時間までそれを維持しようというのなら、果たしてそれは次の刺激が訪れるまでに途切れるものであったのか?

当然、そんな筈はない。興奮の熱と跳ねた体と。次に次にと伝えてくる接触、愛撫
拙くも貴方の手付を真似て尻尾を転がしているうちに、ほんの僅かに伝わり合う

おじさま、怖くないの?

自分が自分でなくなるかもという瞬間に、問いかけてきた先程の瞬間が電脳に想起する
その手綱は今も首同士をつないで、乱れたデータを送り合ってぴりりと思考が痺れそうだけど
失われることを恐れないおじさまの姿がずるい。自分のアイデンティティを持っててずるい
ミルが苦しみだって思ってる事、心の底から楽しそうでずるい!!


ただ喰らうだけの虚ろな瞳にほんの僅かに色が灯る
おじさまと同じになりたい。だったら楽しくならないと
唇は離れた。楽しむならにこっと笑いたくなっちゃう

「おーじーさーまーっ
 どうしてそんなにえっちなの?」
こうして言葉を使うなら、いつまでも塞がれてらんないもん

シェン・トゥアール > 微かな衣擦れの音、そして二人の声が響く。

「―――ーーっ! っひ、ぁぁっ♡」
丸い尻尾を手で撫でられると、わずかに背を反らしてふるふると全身を震わせる。
しかえしとばかりに彼女の尻尾を優しく手で包み、手を動かすようにして撫でさすった。

「―――…♡」
もっともっと彼女と交わりたい。一つになりたい。そんな思いの中、問いかけが電脳に飛ぶ。
にっこりと笑うと、”お返事”を返した。

『消されて上書きじゃなく、こうして連続した変化なら、なにも怖くない』
短いメッセージに添付したのは、彼女との数日の間に、どれだけ自分が
彼女のことを考えていたかの膨大なログだった。
安らかであれ、健やかであれ、楽しくあれ、笑っている時の愛らしさ、
拗ねた時のいじらしさ、大声を上げた時の迫力と…それに服従したがる暗い悦び。
二人の首と首をつなぐケーブルが焼ききれてしまえとばかりに、
思いっきり彼女に注ぎ込む。

「ん…ぷ、ぁ…」
唇が離れる。銀色の糸をつっと垂らしながら、小さく息を漏らした。
問いかけには潤んだ瞳で相手を見やり、小さく喉を鳴らす。

「…俺は…ウサギだからっていいたいところだけど…。
 ミルさんと、本当はこうなりたかった、から、えっちになっちゃったぁ…♡」
このボディは、彼女に”食べられる”ように作られている。
それもあるけれど、そんなものは自分にとっては些事でしかない。
大事なのは、この数日で彼女のことをどれだけ大事に思っているかだった。

ウィンドミル > 「あっ、ぁぁっ♡ーーーーー……っ♡」
尻尾に感じる、もどかしい愛し方と数日間のデータのギャップに、情報の集まる脊椎から電脳まで一気に焼き切られそうなほど
元々人間ではない彼女に感情というものの需要には限界がある。ましてや、永く夢見てきた相手なら

喉から絞り出す声は遠吠えの様な体を為す。それは勝利でもあり、乙女としての敗北でもある

「おじさま、ミルと出会って数日なのだわ?
 でもミルは開発中にず~~~~っと、おじさまの情報を見てたのに
 先に好きになってたのに……なんで、先に心を底からおねだり出来るの
 ずるいずるい、えっちなのがずるい、大人なのがずるい!!」

手札の切り方を知らないのだ。目の前に見えた順に喰らい付くしか知らない
いつの間にか、相手を押さえつける圧は完全に消えていた。彼女は自分の服に手をかけていた
ガラテアのルール、衣装は大事にすべし。それがどれだけもどかしくとも、強引に脱ぎ捨てる真似はレディの振る舞いではないのだ

シェン・トゥアール > 「…えい♡ …えい…♡」
声を上げる彼女にいたずらをするかのように、
尻尾を断続的に…ちょっとだけ力を入れて握る。

遠吠えのように高く声を上げるその反応が可愛い。
唸り声もかわいい。 それに、今の表情と来たらものすごく可愛い。
濁流のようにログを流しながら、彼女の言葉に耳を傾ける。

「ミルさんだから全部お話できるんだよ…。
 人間同士はこうやってケーブル繋いでログをやりとりしないからね。
 ほらほら、大人だぞ~ えっちだぞ~?
 頑張らないとえっちな大人ウサギに負けちゃうぞ~?」
楽しげに笑いながら、自分もするすると服を脱ぐ。
丁寧に服を脱ぐ彼女の所作をつぶさに観察する。
丁寧さ、手指の所作、そういったところもすごく素敵でかわいい。
こんな状況でもレディとしての振る舞いを捨てない高貴さも。
全部流し込む。 眼の前の狼さんがたまらなく可愛らしいからだ。

ウィンドミル > もう随分、ミルの行動の弱点ばかり突かれているのは言うまでもなく
相手に干渉するためのケーブルなんだから、干渉されるのも当たり前
メンテナンス状態の相手に使用する前提なんだから、こんな場面じゃお互いにガラテアセキュリティを素通りして当然

下着姿を見せる事に羞恥は無いのに、ドレスを抱いた体が赤く震えてる。それもまたかわいい筈
ケーブルを抜いて、ありもしないイニシアチブを握ってやるという思考も素通り
けれど行動に移さないのは、貴方に送り返される『アップデート』を行う為だった

やがて貴方の視界にウィンドミルのボディに存在するハッチのラインが鮮明に映し出されていく
貴方のボディより、メンテナンス性を重視した体を認識するためのソフトアップデート
腹部にハッチが集中したシェンとは違い、外見性能はそのままに腹部に胸部に性器部分も
四肢すら着脱可能とまで……ガラテアの技術は日々変態として磨かれているとの証左

「……教えられてばかり、いやだもん」

シェン・トゥアール > 【中断です!】
ご案内:「白兔偵探社」からウィンドミルさんが去りました。
ご案内:「白兔偵探社」からシェン・トゥアールさんが去りました。