※注意! この部屋の存在によって、性行為描写・極端なグロテスク、猟奇表現などを含むロールを積極的に肯定・推奨するものではありません!
性行為描写(いわゆるエロール)のみを目的としたキャラクター、性行為描写をメインの目的とするキャラクターの登録はご遠慮いただきます!
この部屋では、ある程度性的に過激な描写(いわゆるエロールなど)、苦手な人がいるような残虐・グロテスク表現を伴うロールを行うことができます。そのような描写が苦手な方はご注意ください。
この部屋はフリールームです。基本的に、常世島島内でのロールを行っていただくためのものになります。
島内であるならばどの地区、場所でも構いません。ご自由に設定してください。
待ち合わせ以外にも、通常通り使うことも可能です。絶対にこの場では過激な描写を行わなければならないというわけではありません。行うこともできる、という部屋です。
残虐描写・グロテスク表現・性的な描写など、過激な描写に関しましては苦手な方もいらっしゃいます。
その配慮としてこの部屋を設けております。ご理解いただければ幸いです。
どこまでが通常の部屋でしてはならないのか、という定義については申し上げられません。ご自身での判断をお願いします。
規約にもありますように、相手PLの許可なく無理矢理そういったロールに巻き込もうとするような行為は禁止です。
PCがどうであれ、あくまでPL同士の合意の上で、そういったロールは行われるものです。
問題が起こらないよう、十分なご注意・配慮をお願いします。
また、当サイトは性行為描写を伴うロール中心のサイトではありません。
いわゆる日常ロール、戦闘ロールなどが基本のサイトとなります。
その点をご理解したうえでのご利用をお願いします。
参加者(0):ROM(1)
Time:00:13:13 更新
ご案内:「過日の落第街」から比良坂 冥さんが去りました。
ご案内:「過日の落第街」から芥子風 菖蒲さんが去りました。
■比良坂 冥 >
無意識に"表"に出ようとした異能に、抑制装置が反応した。
ショートを起こし、僅かに黒煙と肉の焦げる嫌な匂いが上がる。
血の匂いにまでそれが混じり、鼻を突く──。
「……いいよ。──好きにしたら」
……今日は疲れた。
たくさん喋ると、疲れる…。
力を抜いて、彼に委ねる。
彼が興味のある対象の一人であることは…別に嬉しくもないけれど。
放っておかないというなら、好きにしてもらうことにする。
──本当に鬱陶しくなったら、その時は──。
血腥さの揺蕩う落第街の一角、
少年に抱えられたままに、島の病院へと運ばれて──。
もう、その夜には忽然と少女は姿を消していた。
人間3人、そして夥しい血液が失われた落第街の、そんな一幕───。
■芥子風 菖蒲 >
やっといて何だけど後から余計に痛くなってきた。
ズキズキしてくる。痛いには痛いけど顔に出すほどじゃない。
いってー、とこぼしながら軽く右手を振った。
「心配するよ。いきなり自分事を傷つける人、心配しないワケ……」
バチッ。暗闇に何かが迸った。
彼女の首からだ。首輪?チョーカー?
それが火花を爆ぜて、焼け焦げている。
何かの装置になっているんだろうか。
何となく、それだけで"ワケあり"なのは分かる。
「冥、大丈夫……!?」
言われた傍で、すぐに心配する。
無駄と言われようと、何を言われても、
自らを省みること無くそう言えるのだ。
ある意味では、その精神は人には遠い。
「怪我もしだんだ、病院にまで連れてくよ。待ってて……!」
拒絶されようとも、躊躇なく手を伸ばす。
よもや、拒絶されたとまでも思っていない。
そういう少年なのだ。青空は、誰に対してもその上に広がっている。
そこに昏い雲があっても、その上は青空なのだから。
■比良坂 冥 >
───眼の前で血が爆ぜる。
「……?」
彼の、その自傷行為の意味はわからなかったが、
直後にそれが『好奇心』あるいは『理解欲』であるということが理解った。
──そう、眼の前の少年は自分を理解してくれようとしている。痛い思いまでして。
「……何を言ってるの?
私は別に辛くもないし、傷ついてもいないし、悲しくもないけど…」
互いの血の香りに噎せ返る中、色を失ったような表情へと戻り、淡々と。
「……君には私のことはきっと理解できないから心配しないで。
心配するだけ、無駄だから──」
別に構って欲しくないわけじゃない。
けれど、自分の全てを受け入れて、自分だけを見てくれる男の子でも、ない。
それなら───いらない、かな。
「──………あッ、あ、…ッ」
突然。
ばち、ばちッ…と音が鳴った。
血塗れの黒いチョーカー…監視対象に着用させられている、異能抑制装置だ。
──それが、火花を散らし、焼け焦げていた。
■芥子風 菖蒲 >
ごりっ、にちゅ。
生々しい音と、痛み。
骨が砕けて、鮮血が吹き出る。
雑多に噛まれた手はデロリと赤い肉が露出し、
絶え間なく赤い血液が右手から溢れてくる。
ぴくりぴくりと、痙攣する親指が項垂れる。
口の中で、彼女の血と自分の血が混ざりあい
ごくり。
「……ん、冥って、こんな味か。あ、オレもか……んー……」
何気なしに呟くも、やはり表情は困り顔。
純一無雑。彼女を理解しようとした上での行動。
その狂気的な行動、躊躇いのなさこそが菖蒲なのだ。
「やってみたけどオレはやっぱり痛いだけだ、ごめん。
冥は……どうかわかんないけど、オレはイヤだから出来たらやめてほしい……かも?」
自らに行った事など、気にも留めない。
普段通り。変わらず彼女を心配する。
■芥子風 菖蒲 >
そして、何の躊躇いもなく舐め、噛み砕く。
■芥子風 菖蒲 >
小さく首を振った。
彼女を見下ろす青空は、今にも泣きそうだ。
少し揺れれば、雨も降るでしょう。
それほどまでに、他人のことに気にかけれる。
「違うよ、冥だけのモノじゃない。
オレは冥が傷つくと悲しい。元気だと嬉しい。
だから、一人だけのモノじゃないよ。だから、言って」
「自分を傷つけたくなったり、辛い時は頼っていいから。
オレも言われたら冥の為に頑張るから、しちゃダメ」
人は一人では生きては行けない。
少年はそれを知っている。
だからこそ、自分がその"誰か"に成りたいと願っている。
どんな形でも支えに成れれば、それでいい。
それが生き甲斐。だから優しく、言葉が諭す。
「……?優しいワケじゃないよ。
困ってる人を、見捨てれないだけ」
「それに、オレは冥が傷つくのも、悲しむのもイヤだよ。
本当に気持ちいい……ようには見えないけど……ううん」
何かマヨ先輩の似たような感じ。
ベクトルはかなり違うけど、なんだろう。
此の妙な狂気的な感じが似ている。
傷つくことは痛く、辛い。少年はそう感じている。
だから、彼女の悦びが今一理解できない。
そういう風に感じる人もいる。そう考えると、
無碍に出来ない。うーん、と困り顔。
少し考えた後に、少年はそうだ、と自らの手を見た。
彼女の血に塗れた、自らの右手。
■比良坂 冥 >
「……?
……どうして?
……私の命と身体、私のものなのに…?」
自分のものを使って誰かの視線を、気を引いてはいけない?
少女には、少年の心の機微はわからない。──わからないが。
自分を抱き抱え、紡ぐその言葉に嘘を感じられない。
本当に心配して、本当に気にかけてくれている。
「……そう、特別」
「……芥子風くんは、多分…誰にも優しい人だから、誰にもこうする。
……私を見てはくれるけど、私だけを見る人じゃない。」
「……こんなことをするのは、きっと私だけ。
──ほら、一分間も使わずに、君の特別になれた。」
簡単。
どこにでも売っているカッターナイフで、己の首に線を引くだけ。
試行錯誤して、誰かの気を惹こうと努力するより、よっぽど手っ取り早い。
「……辛い?何が辛いの…?
──私は、気持ちいいのに」
薄ら寒い笑みを浮かべたまま、自分を抱える少年の体温を感じる──。
落ち着く──、自分だけが独占できる空間は、それだけで乾ききった心を満たしてくれる。
ただ、それだけのために自らを血の海に鎮めたと、悦びを顕にしていた──。
■芥子風 菖蒲 >
傍にいた以上、彼女が倒れないようにその体を支える。
曲がりなりにも武芸者の端くれ。
余りにも手慣れた手つきであったのが目に見えた。
頸動脈の位置も、どうすれば死ねるのか。
そう、自ら死ににいった。躊躇いもなく。
当然驚きを感じるがそれ以上に……──────。
「……そんな事、しちゃダメだ。
自分で自分を傷つけて死のうしちゃいけないよ。
オレ、今すっごい生きた心地しなかった。……大丈夫?」
それ以上に彼女を思い心配し、悲しんだ。
少年は感情表現が下手なだけど、決して無感情ではない。
青空も哀しみに揺らぐ、失意に表情は曇っている。
でも、彼女が死ぬことはなかった。それだけは、安堵した。
するりと青い糸も、少年の体に引っ込んでいく。
「特別……?良くわかんないけど、
自分を傷つけたり、死のうとしたりしないでよ。
そんな事しなくても、冥が普通に生きてればずっと見てるよ」
その異常性を異常だと少年は理解できていない。
良くも悪くも、他人に寛容的過ぎるのだ。
よもや、その自傷行為が自らの気を引くためとは思うまい。
もう、と心配はしつつも、やはりちょっと呆れていた。
「わかった?やめてね、ほんとに。
……辛いなら、オレが支えるから、頼ってくれていいよ」
抱き抱える準備は出来ている。
血の匂いが、二人に満たされている。
■比良坂 冥 >
「……───」
眼の前までが血に染まる
頸動脈の位置は良く知ってる。
死に這い寄られる感覚が心地よく、思わず笑みを浮かべていた。
「……これで特別になった?」
誰かの特別な存在で在ること。
誰かに興味を抱かれること。
──二人で血に濡れる。温かな命の雫に。
誰かの特別になれそう、なら。
手段を選ぶことしない、それを止める理性すらも、存在しない。
比良坂冥は、そういう女だった。
「……」
昏い色の眼を細める。
ほら、この瞬間は私しか見ていない
それに、安心する。やって良かった。
彼の異能か、青い空を映したような糸によって傷が繕われ──。ほどなくして出血は収まるだろう。
……ぐら、と、失血で膝が揺れる。それでも少女は満足げに笑みを浮かべていた。
■芥子風 菖蒲 >
「普通気にす────……!?」
不意に彼女の手に握られたカッターナイフ。
なんでそんなものを持っているんだ。
そう疑問に思う前に、空気が一瞬張り詰めた。
一瞬で爆発するかのように、鮮血が花開く。
白雪を染め上げる、嫌になるほど綺麗な赤。
青空が揺らいだ。滴る鮮血、濃厚の血臭。
動揺よりも、行動のが速い。
「冥……!」
ほぼ反射的な行動ではあった。
咄嗟に彼女へと飛びついた。
自身の衣服に血が飛び散るのも厭わず、
先ずは患部を強く抑えた。
衣服の袖を使い、強く、強く抑え込む。
手が、黒の衣服が紅に染まっていく。
「何してるの、ホントに……動かないで」
自らを傷つける意図が理解出来なかった。
だが、今はそれどころではない。
するりと背中か生える青い糸。
朗らかな晴天のように温かな光を持つ、菖蒲の異能。
それがするりと首に繋がれた。
太陽の陽のように温かな感覚と共に、
少しずつ、止血も、傷口の修復も早まっていく。
操作系の異能の応用。人の再生力を"操作"している。
手慣れた手つきではあるが、
彼女の意図に乗るかはさておき、夢中にはなっている。
■比良坂 冥 >
「……誰かが死ぬと、気にするっていうこと?」
眼の前の少年は、そういう人らしい。
どうでもいい人も、いないらしい。
どうでもいい人でない人が死ぬのは、余計に気になる…?
向き合った少年。
その少年の視界に映ったのは、感情の感じられない少女の顔。
──と、袖が少し余り気味の手に握られたカッターナイフ。
さん…ッ
そんな音がしたかどうかも怪しい。
少女が自分の白く細い首に、紅い線を走らせていた。
……表情すら変えず、少年の顔を昏い眼で見たままに。
ぱっと紅い華が散り、夥しい出血が制服を見る見る、紅く染め上げてゆく。
そして漸く──小さく、小さく、口の端に僅かな笑みに歪めていた。
どうかな。
これで、気になる女の子になったかな──?
■芥子風 菖蒲 >
「大変だけど、そういうモンだと思う」
何かを背負って生きるって、元々そういうものだと思ってる。
だからこともなしげに答えてみせるのだ。
「……気にするよ。誰かが死んだんだから」
それは確かに名も知らぬ誰かであった。
菖蒲もどんな人物かしらない。
けど、どうでもいいはずがない。
生命の終わりは、死は軽んじるべきものではない。
だから、不意に立ち止まった。くるりと振り返り、
一礼、一瞬の黙祷。今は急事である以上、
これが限界。その祈りが、せめて餞に成ればいい。
「……ごめん、いこ……、……?」
そう、足を止めた。振り返った。
意図せずして、昏と青が、重なった。
じとりと肌に纏わりつくような妙な湿気。
たじろぐような気配さえ、少年は一歩も退かない。
「ん?うん」
別に人の出す気配なんて、悪意でなければ個性のうち。
あっけからんと、頷いた。何一つ調子を崩さない。
■比良坂 冥 >
「……そう、大変なんだね」
一人では生きられない。
不思議、じゃあ誰にも愛されなかったら、彼は死ぬのかな。
そんなことを思いつつも、少年の背後につく。
「……顔色?…いつものこんなものだよ。
……どうしたの?」
あ、なんて小さな声をあげる少年に首を傾げる、視線を終えば…凄惨極まりない光景が目に入る。
「……あれはどうでもいいものだから、気にしないでいいよ」
記憶からも、この世からも消えるもの。
「……私は」
「……私にしか興味のない人にしか、興味ない。
……芥子風くんは、そうじゃないね……?」
じとり、じとり。
言葉に宿る湿気が濃い。
夏も終わったばかりだというのに、梅雨の最中にいるかのようだ。