2024/07/23 のログ
ご案内:「伊都波家・浴室」に伊都波 悠薇さんが現れました。
■伊都波 悠薇 >
「今日も暑かった、なぁ」
暑い日だったから、帰ってきて真っ直ぐにお風呂へ。
脱衣所で、水をひとくち飲んだあとささっと制服を脱ぎ、ブラのホックに手をかける。
今日も姉との帰宅時間はずらした。
最近の感じ的に自分よりも優先することがあると思うから。
「最近、上機嫌、だし」
ブラを外し終えれば、洗濯物にしゅーと。
そのままパンツにも、手を掛け。
「…………う、太った、かな?」
お腹が、つっかえた気がした。
あくまで気がしただけ。
でも最近は食べ歩きをたくさんしてるし、駄菓子も食べてる。
「……もうすこし、運動、しないと、かな」
鏡で自分の身体を見た。
■伊都波 悠薇 >
だらしない、と言われることはない、とは思うけれど。
少し最近、大きくなったかも、と思う胸部。
身だしなみは整えているから、白い肌は続き、はみ出ているものも、ない、が。
お腹を摘まむ。
多少、つまめる。
…………気にしたほうが、いいかも。
「はぁ」
ついため息。
そのまま、ガラリと浴室を開けた。
■伊都波 悠薇 >
割りとひろめの浴室。
どのくらいかと言えば、姉と二人で入ってもお互いに足が伸ばせるくらい。
というのも両親が拘った結果だ。
大変ありがたい。
シャワーを出して、頭からお湯を被り、身を清めていく。
ーーお姉ちゃんは、スゴいよなぁ。
自分の身体を意識すると思い返すのは、姉の肢体。
引き締まった腕や足、腰。
張りのあるお尻に。
なにより、本人が思っている以上に目を引く豊満なバスト。
絶対数字以上のなにかが、あそこには詰まっている気がする。
あれを、好きにできるお人とはどんな人なのやらと、妄想する。
■伊都波 悠薇 >
姉は結構、乱暴なタイプに好かれるんだろうか。
普段は頼りになる姉だが、そういう場面になったらしおらしく、なる、のかもしれない。
それはそれで、ギャップが良い。
最近読んだ、百合官能小説でいうと、後輩に迫られてされるがままにされる先輩。
これは大変良かった。
とてもとても、良かった。
妄想を、広げる。
たとえば。
自分が、姉とそうなることがあったのなら。
■伊都波 悠薇 >
禁断の恋愛。
それは、甘い甘い果実。きっと戸惑うだろうけど、押せば流されてくれると思う。
そういうことに、疎そうだし無碍にしようとしなさそう。
何処か、暗い室内で抱きついたあと、困惑している間に唇を重ねながら、押し倒していく。
舌を絡ませ、合い蜜を味わう。
飲ませる、よりも。飲む、貪るようなキスは、気持ちが良さそう。
染めたい、よりも、味わいたい。
だから、口内を舌で舐め回し、唾液と唾液が混ざり合いながら泡立って来たものも舌で広い、酸素を求めるように脳がぱちぱちと、弾けていくような。
そんな、口吸いから、開幕させて。
それをオードブルーーと、する。
■伊都波 悠薇 >
すっかり、そこから意識がぼんやりしてきた頃に。
胸の先をなぞるように回して、じんわりも、くるくると輪を爪でかりかりとしたあと、先のなかを拡げるように指で弄ぶ。
そして、良い具合になったら、ぎゅうっとつぶして。
きっとあがる、声に気分も高まり、豊満な果実をより熟すようにねっとりと……
そしてーー…………
■伊都波 悠薇 > 「はっ!?」
普段している、妄想から戻ってくる。
現実にして2秒くらい。
「ぅぅ」
シャワーの温度を下げる。
暖まった色々を、落ち着かせて。
でも。きっと。恋人ができたなら、そういうこともする時間があるということだし。
ーーより、深淵を知るためにもっと読まないと。
なんて、変な決意をしながらきゅっとシャワーを止めて、泡立てた石鹸で身体を洗っていく。
■伊都波 悠薇 >
「でも相手が、草食だったら、どうなるんだろ」
巷にはそういう人もいる。
その場合、持て余すことになって、じりじり高まったときに解放することになるのだろうか。
それはそれで美味しいシチュエーションだし。
結構ながんばり具合が必要になる。
「ん、しょ」
隅々まで身体を綺麗にしたら、今度はお湯で泡を落として。
「ふぅ」
前髪をぐいっと持ち上げた。
素顔が、くっきり、鏡に映る。
「かわいい、かな?」
黒條さんの言葉を思い出す。
そんなことないと思う。姉や、黒條さんのような人はそういう括りだと思うけれど。
「よしっ」
ようやく、浴槽へ。
風呂場だから、よりしっとりとしている肌を水滴がいくつも流れて。
ゆっくり肩まで浸かり。
「ふーっ」
吐息を吐いた。
「恋人、かぁ」
ご案内:「伊都波家・浴室」に伊都波 凛霞さんが現れました。
■伊都波 凛霞 >
「ただいまー。暑いねー…」
そんな、妹が入浴中の伊都波家に帰宅した姉。
風紀委員の活動などもあり、夏季休暇中も学園に足を運ぶ日は多い。
「悠薇帰ってる? うん、最近あんまり帰る時間とか合わなくって」
まさか妹が氣にしてわざとズラしているなんて思ってもいない姉はそんな会話を我親と交わしつつ──。
「うん、そうする。汗かいちゃったもん」
お風呂が湧いているから、入っちゃったら、と。
母親から告げられ、頷いて。
先に妹が入っている伊都波家自宅の浴室へと向かうのだ。
妹と共にお風呂に入るのは、別に珍しいことでもない。
最近は帰宅時間も違う関係でそういうことは減っていたけど。
「はー…この時期はしょうがないけど…私も例の簡易冷却のヤツ使おうかなぁ…」
しゅる、とリボンを解き、まとめられた長い髪を流す。
続いて胸元のリボンも解いて、払い落とした衣類を洗濯かごへとまとめて。
「悠薇。入るよー」
そう、浴室にいる筈の妹へ曇硝子の向こうから一声かける。
■伊都波 悠薇 >
「ひでばぁ!?」
ふぃー、なんて口を沈めるくらいにして物思いに耽ろうとしたら。
聞こえた声に。
「あば、ば、おね、まっーー……」
待ってと言おうとするも、間に合うはずもなく。
「ど、どぞー……」
■伊都波 凛霞 >
「?」
なんだか変な声が聞こえた…。
けど、宇宙一可愛い我が妹はたまにそういう声を発することがあることを姉はよく知っている。
突飛でありながら、しかし可愛い。
何を氣にすることもなく、曇硝子の引き戸を開け、広い浴室へ。
既に妹が入っているのも手伝ってふわりと立ち上る白い湯気に包まれる。
「今日も暑かったねー。
悠薇も今日学校だったんでしょ?帰り待っててくれたら良かったのに」
桐の浴槽に既に浸っている妹を見て、小さく微笑む姉はそう言葉をかけながら木の桶に湯を少し掬って、洗い場の椅子に腰を降ろす。
さぱ…と肌理細やかな白磁の肌へとすべやかに湯を流し、ゆっくりと泡立てたソープで汗ばんだ若い肌を洗い、流す。
姉は甘いものに目がない。が、同時に武術家でもある故肉体管理は完璧といえる。
つまり湯気に遮られてはいつつも見える肢体もまた完璧といえる整えられ方をしている、のは。妹の妄想の中と完全一致。
姉は髪がとても長い。故に髪を洗い流すにそれなりに、かかる。
■伊都波 悠薇 >
「うひょー……」
小声で、そんなことをいいながら、さらに深くお湯に浸かる。
ぶくぶく。
「いや、だって。ほら、お姉ちゃん、妹よりも優先? することいっぱい、ある、でしょ?」
肌が綺麗。汗をかけばはさらに煌めくであろうことは想像に易い。
きっとなめたいひともいるはず。
官能小説によくでてくる変態みたいな。
とか思いながら、ぶくぶく。
■伊都波 凛霞 >
「優先することー?」
妹の言葉に答えながら、身体を流す。
細い肩、引き締まった二の腕、括れた腰。
勿論豊かに実った双丘に、臀部も。
「…あ、さてはわざと帰宅時間ズラしてたな~?
そういうの気を使わなくてもいいから」
多分、私の許嫁との再会なんかを気にしてのことだったのだと、推察。
なるほど、だから最近一人で登校下校することが多かったのか、と納得する。
「悠薇はそういうの気にしなくてもいいよ。
大事な間柄が増えたって、他を蔑ろにはお姉ちゃんはしたくないし、ね」
手指で梳く様に、髪を漉き洗い。
立ち上がると、シャワーで白泡を洗い流す。
そんな会話の奥で我が妹がどんなピンクな想像をしているかなんかは当然知るよしもない。
■伊都波 悠薇 >
「いや、そうじゃなくて」
姉はそういうけれど。
「私だったら、もっと独占したいと思うから」
だから、気を遣うといいつつ。
なにせ、こういう姉だし。お相手もそう思うだろうが。
そんなあっさり、できるものではないのだ。
青春は、いや、性春は!!
「なので、いまはいいです。夏らしくアツアツで、お願いいたします」
■伊都波 凛霞 >
なるほど。
つまりこの最強可愛い妹は、姉に出来た恋人に対して気を使っているのだ。
なるほどなるほど。さらにかわいいな妹。
「独占かぁ…」
私だったら、という言葉をつけた我が妹。
「悠薇は、相手を独占しちゃいたくなるタイプなんだね。
もしかして、そういう人できた?」
くすっと笑う。
身を清め終わり、漸く浴槽へ。
爪先から伝わるお湯の熱さが心地よい。
片足ずつ、ゆっくり、深く心地よい吐息を零しながら、熱いお湯に身を沈めてゆく…。
「アツアツでお願いしますって言われても」
苦笑。
確かに長馴染で許婚、彼と再会して、改めての間柄にはなったけれど。
今はまだ、離れていた長い時間をお互いに理解して歩み寄る段階…。
妹が想像しているようないちゃいちゃらぶらぶあっつあつ…みたいな状況ではないのだ。まだ。
■伊都波 悠薇 >
「ないですが」
できているわけもなく。
風呂場だけ、前髪を上げているからくっきり見える眼差しが細く。
ジト目、というやつだ。
「小説で、さらっとしてるのを見るより、そっちのほうの描写のほうが好みだから」
単純な趣向の話と口にして。
「ゆっくりコトコト煮詰めて、アツアツも可です」
■伊都波 凛霞 >
「そっか。
まだまだ悠薇を見る目が甘いなーどこの男子も。
私が男子だったら、こんな子絶対放って置かないのに」
対外的に引っ込み思案なところはあるとはいえ、
はっきり見えるその顔立ちは自分とよく似ている、女子としての成長具合だって。
「小説?どんな小説呼んでるの?」
こう聞く感じだと、恋愛モノかな…なんて思いながら。
今はもう部屋も別々だし、妹の趣味嗜好なんかはそこまで完全に把握しているわけでもない。
もちろん姉妹の間柄、たまにお部屋に入ったりもするけど、お馬のグッズが散見されるくらいだった記憶。
「アツアツかはわからないけど、あわてずゆっくりにするつもり。
慌てる必要も、そんなにないしね」
まだお互いに学生の身分だ。
ちゃぷ…と湯の跳ねる音をさせて、少し深く、肩口までを浸からせる。
当然浮く。何がとは言わないが。
■伊都波 悠薇 >
「……なにいってんの」
んなわけ、と呆れた顔をしてぶくぶく。
そして、現物を見ると自分の想像がなんともクオリティが低かったのかと。
あれを、揉みしだくのは、やはり冒涜。
先からゆっくりーーっは!?
「え、小説? えと、女の子二人で異世界をよりよくしていくファンタジーもの、とか」
官能小説とは言わず、ひとつの作品をピックアップした。
「……はーい」
よい子の返事して。
応援することにする。勝手に気を遣うのは、私の自由だしと思いながら。
■伊都波 凛霞 >
「ん?思ったコト」
何言ってんの、への返事は素直にこう。
でも最近はお友達も増えてることをちゃんと知っている。
だからきっと、時間の問題なのかもしれないな、なんて思う。
そうなったら、お姉ちゃんとしてこのクソカワ妹に過度に干渉するのもよくないのかもしれない。
……ああ、なんとなく妹の気持ちがわかって気になれた。
「へー、面白そう。
悠薇が読み終わった貸してもらおうかな~」
異世界の冒険譚、ファンタジーモノ。
ゲームの世界にも思える想像をしつつ、言葉を返す。
妹の脳内が一瞬桃色だったのは、気づかなかった。
身近すぎる存在に鈍感なのがこの姉の数少ない欠点の一つである。
■伊都波 悠薇 >
「ないない」
ざば、と立ち上がる。
最近は、敬語は抜けてこうして昔のようにタメ口。
「そも、そゆの、よくわかんないもん」
恋に恋している、とは意味が違うけれど似たようなものだ。
距離が近くてどきどきするし、いっしょにいると温かくなる。
でもそれは、ただの『反動』だと認識しているから。
「いいよ。いくつか、リビングに置いとくから」
妄想で逆上せそうだから、一度縁に腰掛けて。
そろそろあがる準備。
「男子も、女子も。そも、人も。わかんないから、私は、そこから」
■伊都波 凛霞 >
「うーん…悠薇はわかんなくても、まわりが不甲斐ない」
湯船の縁に置いた腕を手枕に、腰かける妹を見上げる。
超美少女だが…?カラダもすごく…以下略だが…?
小説の貸出を快く承諾してくれる妹にはありがと、と笑顔でお礼。
続いた言葉は、姉にとってはまた少しだけ、意外…。
「んー、でも、そっか。
お姉ちゃんは母様とか、家族とはまた、違うもんね」
人がわからない、という言葉に。納得を返す部分もある。
ようやく一人、人の波の中へと歩みだした…そんな段階にいるのかもしれない。
「でもお姉ちゃんは悠薇に太鼓判押すよ。
絶対可愛い女の子だもん。姉の欲目だなんて思わないでほしいな」
■伊都波 悠薇 >
「ふぅん」
頭が、ぼーっとする。
もしかしたら逆上せてるのかなとも思うけど、なんだか外に出る気分ではなかったから、そのままお湯をざばり、自分に掛け湯して。
「それじゃあ、お姉ちゃんは、私に欲情とか、する?」
決して、素面では言わなさそうなとんでも質問が、とんだ。
■伊都波 凛霞 >
「へ?」
思わぬ質問に、目を丸くする。
ん?え?今なんて。
けれどすぐに聞き違いじゃないことに気づいて。
「よ、欲じょ…? い、いやぁ…それは、私、お姉ちゃんだし…?」
「……お」
「……男の子だったら、する……と思う、けど…。私が…」
唐突。
でも妹の質問には真摯に答えたい姉。
赤くなった顔を片手で隠すようにして、視線を横へ流しながら。
この精神状態で妹の裸を見るのはよくない。絶対によくない。
過去、天秤で成長を妨げられていた妹。
そんなこと関係ねえとばかりにカラダは姉にも負けじと育っているんだぞ。