2024/08/22 のログ
ご案内:「エルピスくんが夏バテになっただけ」にエルピス・シズメさんが現れました。
エルピス・シズメ >  
 数ある事務所の私室。

 炎天下の中、早朝から正午まで外作業のアルバイトをし終えた所で具合の悪さに気付いた。
 
 そのまま医者に寄ってから事務所に戻りし、布団に潜って魘されている。

「あー……うぅ……」

 改めて、体温計で熱を測ったら37.8℃。
 夏風邪ではないだろうけれど、どうにも身体が熱くて怠くてたまらない。

 

エルピス・シズメ >  
 
 医者曰く、『夏バテ』『熱中症手前』『免疫力の低下』『疲労』。
 風邪ではないことに安堵しつつも、まとまらない頭と熱っぽさで身体が怠いのに落ち着かない。

「あつい……」

 冷房メカを掛けているし、水も飲んでいる。
 やることはやったけれど、午前のバイトで火照った身体を冷ますには至らない。

「ふたりが出かけててよかったぁ……」

 多分心配されるだろう、と、へにゃった吐息とともに安心する。
 

エルピス・シズメ >   
「ぁー…………。」

 あつい、だるいのにおちつかない。
 身体をはだけさせ、冷えたタオルで汗を拭う。

「ひんやり……」

 冷たいタオルが熱を冷ます。
 熱と共に、疲労も和らいだ気がする。
  

エルピス・シズメ >  
 
「……ちょっとさみしい……」

 弱っているところを見せたくない気持ちもあれば、
 弱っているから人肌恋しい、弱った気持ちもちょっとある。

「いーりす、なな……お義姉ちゃん……」
 
 疲労とゆだった頭で、ちょっと思考がまとまらない。
 ぼーっと頭から流れてきた言葉を口にすると、ちょっと落ち着く。
  
   

エルピス・シズメ >  
「……ねむ……」

 だらだらしてたら大分時間が経って、身体が疲労の回復と睡眠の必要を報せる。
 その前にこれだけは飲んでおこうと、買っておいた栄養剤とゼリー飲料のキャップを開いて飲む。

 解熱鎮痛剤も貰ってきたから、今の内に飲んでおこう。
 ヒート包装の中から取り出して、栄養剤と一緒にごっくんする。

「……にが…………ゼリーのも……」
 
 ゼリー飲料も飲み干すが、僅かに口元に付いてしまった。
 はしたないと思いながらも、服の袖で口元を拭う。
 

エルピス・シズメ >  
「今日はゆっくりねよ……。」

 一日ぐっすり寝れば治るだろう。
 そうおもいながら、ゆっくりと目を閉じて睡魔に身を委ねた。

「きょうはおやすみのひ……。」

 ぐっすり寝た甲斐もあって、翌日にはけろっと元気になってたそうな。