2024/10/23 のログ
ご案内:「伊都波家 リビング」に伊都波 悠薇さんが現れました。
ご案内:「伊都波家 リビング」に伊都波 凛霞さんが現れました。
■伊都波 悠薇 >
夜、ごはんどきが終わった頃。
父は、久方ぶりの祝い事に酒を飲み、酔っ払ったため、母と二人で寝室に向かい。
残ったのは、姉と二人、だ。
「……お父さん、はしゃいでたねー」
いつものこと、といえば、いつものこと、だけれど。
「改めて、おめでと、お姉ちゃん」
告げて、一息。
かちゃかちゃと、誕生日後のお片付け。
これも例年通り。この作業が結構、好きだったりする。
■伊都波 凛霞 >
「色々あったからじゃない? 私もだけど、特に悠薇は」
くす、と少しだけつつくような言葉をかけながら、洗い終えた食器を乾燥機へと片付けていく
無事に祝い事、姉妹の誕生日を祝える日が来たのだからお酒も美味しかったことだろうと思う
伊都波姉妹の誕生日はちょうど一月近く離れている
なので間をとる感じで、姉妹で祝うことになっていた
「改めて、おめでとう。悠薇」
言葉を返すようにして、少し浮ついた声色で妹の誕生日を祝う
■伊都波 悠薇 >
「なんかあったっけ?」
そんなに自分自身は気にしていないような感じ。
「お姉ちゃんのほうが、いろいろあったような気がするけど」
自分よりもはるかに多かった気がする。
「……お母さんとお父さん、あのまま、寝る、かなぁ」
どうだろうなぁと思いながら。片付けを終えて。
ホッと一息。
「なにか飲む? ホットミルクでも、飲もうかなと思ってるけど」
■伊都波 凛霞 >
「…そーゆーとこ、図太いよね……」
死ぬかもしれないような目にあったっていうのに
もちろん、自分もこの春、夏と色々あったけれど…
家族にとって見てみれば、一番の出来事はきっとそれだ
気にしていないなら、それはそれでいいとも思うけれど…
やれやれ、と片付けを終えればリビングのソファへと落ち着いて
「父様は寝ちゃうでyそ、あれだけ飲んだんだもん」
明日朝が大変そう、なんて笑って
「あ、じゃあ私もホットミルクちょうだい♪」
ゆったりと寛ぎながら、ゆるやかな時間…
■伊都波 悠薇 >
「そうかな? お姉ちゃんのほうが度胸あると思うけど」
死ぬ目にあった、のは二回ほど。
とはいえ、姉はそこまで追い詰められていないだけで。
姉だから無事であっただけで。そうでなければ自分と同じくらいの危険度は幾度もあったとおもうのだけど。
「わかった」
肯いて。
「……お母さん、三人目もいいかなぁ、とか言ってたよ?」
なんてーーホットミルクを作りながら。
■伊都波 凛霞 >
「女は度胸!って、図太いのと度胸の有無は関係ないでしょ」
くすくす、笑いながら他愛のない会話
「えー?! 母様も若いなあ……。
でも、逆に私達がそんなに手がかからなくなった、ってことかもね?」
子育てが一段落した
自分達が、自分の力で社会に一人立ちできる…
そう思ってくれたのかもしれない
「うーん…でもそうなると弟か妹か…ってこと? 悠薇は、どっちがいい?」
もしそうなったとして、どちらの性別で生まれてくるかなんてわからないけれど
こういう時はそんな会話がどうしても発生するものである
実際にそうなったら弟でも妹でも、とびっきりに可愛がることは目に見えているけど
■伊都波 悠薇 >
「え、いや」
じっと、胸を見た。
そして、太ももを、みた。
薄目で。
「……関係ないかなぁ」
そういうことではないのはわかってる。からかいの意味、だ。
「ーーえ、そこなんだ」
思春期の妹はそっちではなく。
父と母が、今、そういうことをしているのではないかと、想像しているわけで。
ーー父は結構優しいタイプだが、いざとなると切り替わる。
母は、きっちりしている感じだが、父には甘える一面も、子供の前ではとしている時がある。
ということはーー今は、母が馬乗りになっているのではないだろうか。
そして続けるたびに、父の雄々しさがまして、きっと、そのまま組み敷くようにしていくのかーーはたまた、母の情欲は収まることなく父におねだりとか……
「ーーえ、弟か妹!?」
正気に戻った。妄想からの帰宅。
「お、お母さんは、その。弟がいいなぁって言ってたよ」
はいっと、ホットミルクを手渡す。
顔だけではなく、耳も真っ赤だった。
■伊都波 凛霞 >
「──なんか失礼なこと考えてない?」
じとー
こういう時の妹からは不穏な気配がする
「そこもなにも他に何が……ありがと」
ホットミルクのカップを受け取る
手に伝わる心地よい温度
薄ら寒くなってきた昨今にはよいものだ
「悠薇、顔真っ赤、耳まで」
そんな妹にくすくす笑みを零しながら指摘してやり
「まったく、誕生日祝の日に何考えてたの?
…そっかぁ、弟…男の子も可愛いんだろね。こう、ちょっと生意気な感じでさぁ」
もしそうなったらの話ではあるけれど
妹とはやっぱり違った感じで、この家に新しい風が吹く、きっとそんな予感がする
ホットミルクに口をつければ濃厚な甘みと共に体内がじっくりと温まる感覚…ほっとする
■伊都波 悠薇 >
「え、いや、大きなお胸と、立派なおみ足があるなとしか思ってないよ」
妄想から帰還したばかりで、気が緩んでいた。
なので素直に答えてしまった。
「ふぇ……あ、いや……その、ほら、お母さん帰って来るの遅いから」
ぼやかして、自分の想像を伝えてみる。
「ほら、その。女の子二人の次は、って想像しちゃったんじゃない? お母さん、子ども好きだしね」
自分も椅子に座り、ちびちび、ホットミルクを飲む。味がわからない……
■伊都波 凛霞 >
「言う!?
…悠薇だって結構なモノのクセに~」
急にストレートに口にするものだから驚いてホットミルクを零すところだった、危ない
「……あー…」
泥酔酩酊状態の父様の介抱してるだけだとは思うけど
でも、そういうこともあるのかもしれないな…と思わない、でもない
「じゃ、お姉ちゃんと悠薇はもうしばらくリビングに待機ですかね~?」
くすくす、夫婦仲が良いのはとってもいいことです
「で、悠薇はどっちがいいの?」
弟か、妹か
■伊都波 悠薇 >
「え? 私は、まぁ、普通だよ。お姉ちゃんと比べたら」
ソンナコトナイヨーと、顔を真赤にしながら答える。
「どうしよ……お母さんの声とか聞こえたら……」
思春期故に。変に想像してしまう。
「え? 私は……うーん」
正直ーー
「い、妹かな。たぶん……いまのところは……」
■伊都波 凛霞 >
「ほんとにぃ?確認してもいーい?」
くすくす、ちょっとだけ意地悪げな笑み
お姉ちゃんは知っているのです、妹のボディも全然スミにおけないことを
「そこは、聞こえないフリをするのが大人の対応。淑女の嗜み。
と、いうわけでテレビをつけようね~」
ソファ前のローテーブルにおかれたリモコンでテレビのスイッチオン
静まり返ってるといざって時によろしくない
ちょうどやっていたのは、お笑い番組
にぎやかで、ちょうどよいかもしれない
「へぇ、妹…、どうして?」
素直に、どうしてだろうという疑問…
■伊都波 悠薇 >
「かくにん!? え、ど、どうやって確認するのさ……確認するまでもなく、お姉ちゃんのほうがいい体つきだよ」
じりっと、後退。
「……な、なんかお姉ちゃん、落ち着きすぎてない? も、もしかして……」
じー……
「ーーもう、経験済み?」
ぽそり。
「弟だと、こう名前呼びとか、姉貴とかいいそうだけど。妹は、姉さんとか、お姉ちゃんって呼んでくれそうだから」
単純に呼び方の、想像なだけ。
■伊都波 凛霞 >
「そりゅあもう? 悠薇のそーぞー通りの方法で?」
顔真っ赤だ、可愛いなあ
そんな妹だから、ちょっといじってみたくもなってしまう
「………」
落ち着きすぎてない?なんて言われてしまうときょとん顔
言われてみれば、そう…かも?
いや、知識としてはもちろん知ってるし、夫婦の営みなんかはあって然りだと思ってるけど…
「……ひみつ」
ちょっと照れた
頬杖の手で口元を隠しながら視線すいー…
ちょっとだけ頬が紅い
「───、お姉ちゃんって呼ばれたい、ってこと?」
妹である悠薇がお姉ちゃんと呼ばれる…
なんだろう、それは…ちょっと新鮮で……とても良い気がする
■伊都波 悠薇 >
「へ、へんたい!? 痴漢!?」
想像通り、ということは、きっと胸だけじゃなくて、先端とかいろいろもぞもぞされて、いろいろあーれーなことをされるのか……両親はできるけど、こっちはできないからいいよね的な!?
ーーまた妄想。戻ってきた。
ことり、ホットミルクをテーブルに置いたタイミングで胸を腕ガード。
「………………じゃぇ?」
その反応はなんだ。なんか、もう、もう。
それは秘密とかではないのでは。ええ……姉がさらなる高みへ、行ってしまった……
自分は、当然まだ未経験ーーって何言わすの、松風ばしん。
いや、はるっち、おれなんもしてないーーぐわー……
「まぁ、うん。呼ばれたい。ずっと、呼んでる、けど。呼ばれる側の経験、ないから」
■伊都波 凛霞 >
「どんな想像してるの!?」
変態痴漢は絶対おかしい
「はぁー…相変わらず妄想たくましいというか…。
そゆの、お外であんまり出さないようにね…?」
変な子だと思われる…とかじゃなくて、単準にびっくりされそうだから
「─………」
ひみつはひみつ
答えじゃない
恋人はいるわけだし
ご想像にお任せしますにはなっちゃうけど
それでもひみつ
そんな、しっちゃかめっちゃか
一旦落ち着こうか、伊都波姉妹
カップに残ったホットミルクを飲み干して、一息
「……そだね、可愛い妹にお姉ちゃんって呼ばれるのは…先に生まれた側の特権だもん」
そっか、と
なんとなく、理解はできた
■伊都波 悠薇 >
「ひっひっふー……」
深呼吸、ホットミルクを飲みきった。
妄想力はたくましくなっている。外で発揮されることは少ないけれど。
「うん、そんな感じ。弟でも、呼んでくれたらいいけど……姉貴とかよりは、姉さん、がいいけど押し付けたくもないから、こう。確率の話? 可能性の高い方、みたいな」
想像を口にして。
弟、と言われれば一人の後輩を思い出して。
「そういえば、橘さん。どうだったの?」
■伊都波 凛霞 >
悠薇がお姉ちゃんになる…
もしかしたらそんな未来もありえるのかもしれない
それはきっと、あまりにも幸せな光景だ
頑張って下さい、父様母様
「ん…橘くん?」
模擬戦の話ね、と
ソファに少し深く、座り直して
「強かったよ。技術面やスペックももちろんだったけど──」
感じたのは…その"気性"
正面から受けてみて改めて理解る、戦いを好む者の気配
「きっと彼は、競って、競い合って、どうだ、どっちが強いんだ…みたいなのが」
「ことさら、誰よりも好きな人…じゃないかな」
男の子なら誰しもがもっていながらも、年齢を経て失われていくある種の"牙"
それを研ぎ澄まし、持ち続けてゆく──今の時代には稀有なタイプ
「おかげで、読みやすくはあったけどね。あんまりにも、真っ直ぐだから」
結果、彼は負けだと潔さを見せたけれど…実際はもっと際どかった
人型なら…と武術の応用も試したけれど、十全に効果が在ったとは言い難い
最後は装甲を鎧に見立てて放った鎧通しの連撃が内部構造に反響してエラーを叩き出し、脱出装置が彼を排出
武装の操作に多大な負荷をかけられていた彼は憔悴しきっていて…という流れだ
「私にも一つ課題ができたし、いい模擬戦だったと思う」
■伊都波 悠薇 >
まぁ、できるかどうかはわからない。
できたらそのときは、大喜びしようと思う。
「そういうの、意識してるみたいだったしね」
自分では、持てない気性。
姉に対しては殊更。
「ーー良かった」
ということは、ふたりとも大きな怪我がなかったということだ。
自分だったらきっと、どちらかがダウンしていたと想像するから。
「課題? なにかあったの。お姉ちゃんに」
それはいいことだ、と。
少し、深堀り、してみることに。
■伊都波 凛霞 >
「まぁ元々ゲームの世界チャンプだったみたいだし、負けん気は強いんだろうなって思ってたから」
案の定、彼は"来る"と思ったタイミングでは全て来てくれた
人読みが当たり続けてくれたおかげで最後の最後まで被弾しなかったとも言える
一発掠ったのは、彼のダミーの使い方とタイミングが余りにも完璧だったせい
あれはむしろ初見で掠る程度で済んだことを褒めて欲しい
「そ、課題…」
「この島でどれくらい普及するかは一旦置いておくとしても、
彼の使うAFって基本的に誰でも使えるように作られてるもの。
もちろん細かい適正とかを突き詰めればそういうものもあるんだろうけど…」
武器、として見なされれば犯罪に使われる可能性もあるのが世の常
運用している会社の立場的にそのあたりの徹底はしていそうだけれど、デッドコピーや非正規品の流通までも完全に封殺するのはきっと難しい
つまり見据えているのは、ないことが前提であれど、あれが風紀を乱す行為に使われた場合の想定
「伊都波の武術はどうしても対人間用、だからね」
非人間相手の想定の薄さ
それが新たな課題だ
■伊都波 悠薇 >
「負けん気が、強い……」
たしかにと頷く。辛いもの、絶対、いらないと言わなかったし。
そんなことを思い出しながら、課題を聞くとーー
「機械、だから壊しにくいってこと?」
その観点は確かに、伊都波にはないもので。
「でも結局、あぁいうのってパイロットを殺しちゃえばいいだけ、だよね?」
さらりと、こういったところは口にするのはーー
■伊都波 凛霞 >
「壊すにも、無力化するにも。
今のままだと結構手立ては限られるかなって」
そう、それが課題だ
だから妹が口にした言葉には、少し眉を潜めてしまう
「それも正解。だけどそれが過剰の場合も多いでしょ?」
「使わせる前に抑える、ができればいいけど、
それが出来なかった場合は、対策を考えておいたほうが成功の角度は上がる、ってコト」
悠薇は言うことが極端だなあ、なんて
■伊都波 悠薇 >
「鉄、は頑丈だもんね」
だから使われるのだし。でも壊し方はいろいろあるからーーその用意が必要と、姉は考えている、というわけで。
「難しそうだね、殺さないで、っていうのも。風紀で一番たいへんなところのような気もする」
自分だったら、を想像すると無力化、なんていうことは難しすぎてーー
でも最近は、こういう、単純な思考に呑まれやすい、ような気もしてる。
「機械を壊すながら、電波とか、熱、だとか。そういう系のような気もするけど。お姉ちゃんはどんなのを用意するつもりなの?」
■伊都波 凛霞 >
「鉄よりももうちょっとややこしいモノだけどね」
苦笑、硬いということには違わないけど
「命を奪ってしまえばいい、なんて短絡は許されないもの。
もっと言うなら争いにはならないほうがいい」
話し合いで解決ができるなら、それがいいのは間違いない
そういう意味では話術というのも立派な戦力であるということが理解る
例えばネゴシエーション、人質を取られるのが絶対的な弱点として露呈した自分は専門の講義受けてみてもいいかもしれないなあ、なんて思いながら
「電壊士はきっと正解の一つ。
ただ案外その対策って取られやすいから二重三重でやらないとだね」
正解、と電波と口にした妹を褒める。
「あとは単純に、火力」
威力をストレートに高めればいい。あまりにもシンプル
■伊都波 悠薇 >
「そうなんだ。じゃあホントに、難しい話だね」
戦う思考になるのも、自分では珍しいと思うけれど。
父に遊んでこいと言われてから、そういうことが用意に浮かぶようになっている気がする。
苦笑する姉を視て、真剣に考え込むように顎に手を当てた。
「そう、だよね」
そこで、思うことがあるのか、言葉が淀む。
「力押し、だ。なんか、お姉ちゃん、そういうの好きそー」
勝手なイメージだけれど。
■伊都波 凛霞 >
「わかりやすいし、シンプルな答えだからね」
別に力押しが好き!ってわけでもないけど、
結局それが最もわかりやすく対策となり得るのも事実
「まぁ、突然全てを砕く拳が手に入る!…なんてことは起こらないわけだし、
武術以外の方向性も含めて考えるだけ考えておいても損はないかなってくらいなんだけどね」
異能が直接火力に直結する…そう、例えば風紀委員でいえば鉄火の支配者…のような。
そいうことが出来ればいいのだけど、ないものねだりもしていられない。
「後は…物の破砕点を見極める…とか?」
稀に、そんな異能を持つ人もいるらしいと聞いたことがある
■伊都波 悠薇 >
「そういうのが一番強かったりするしね」
それができるなら、それが一番いい。
「うん。そういうことが起こらないようにする、とか……そもそも、乗り込む人間を少なくする、とかね」
考え込むような所作をやめず、呟いて。
「……そういうの得意そうな人、この間会ったなぁ」
■伊都波 凛霞 >
シンプルイズパワー、パワーイズシンプル、力こそパワー
ちょっと頭悪くも聞こえるけど、遥か原始の時代から不変の理でもある
最新を打ち砕くのはいつも古代だ
「もちろん、風紀を守るにはまずは予防が大事。
そのへんは委員会のほうでも色々対策を講じてくれてる筈だよ」
ある程度答えにはなったかな?
と妹の様子を見れば、まだ感が混んでいる様子
考えることは良いことだけど、はて、と
「へぇ~、やっぱりいるよね、そういう異能持ってる人なんかも」
妹の交友関係が広がっていることに思わずにっこりお姉ちゃんである
■伊都波 悠薇 >
「風紀では、できないこともある、か」
ポツリ。予防は大事と聞くと呟いた。
でもーーその予防より早くの、手立てがあるのなら……
「うん、そう、だね」
肯いた後。
「うん、そういうのが得意なんだって。見極めるというよりも力押しタイプ、なきもするけど……」
とりあえず、気になっていたことは聞けた。
「私も、いろいろ、頑張らないと」
■伊都波 凛霞 >
なにはともあれ
頑張ろう、その気持はとても大事だ
「ちょうどいい日だし、今日からまた頑張ろうね、悠薇♪」
お互いの誕生日
改めて頑張ろうと思い直すにはとってもよい日。
■伊都波 悠薇 >
「うん。ありがとね。お姉ちゃん」
姉がいてくれてよかったと思う。
自分もまた、色々と考えなければいけない。
頭の中にあるーー思考と、自分と。そしてーー……異能も。
「ーーとりあえず、どうやって寝室に戻るか、それが問題だ」
声、聞こえないといいなぁと、今一番、頑張らなければいけなさそうなことに。
ぽつり、楽しそうに呟いた。
■伊都波 凛霞 >
「そこはお姉ちゃんに名案!」
よいしょ、とソファの横からなにかの塊を取り出した
それはちょっとゴツめの膝掛けにも使えるタオルケット
「ほらほら、こっちこっち」
リビングのソファで、ちょっとうとうとした時なんかに使える、毛布代わり
寝室に戻れないなら、今日はソファで二人で…なんて
たまにはそういう日もいいんじゃないかな。なにせ今日は二人の特別な日なんだから
ご案内:「伊都波家 リビング」から伊都波 悠薇さんが去りました。
ご案内:「伊都波家 リビング」から伊都波 凛霞さんが去りました。