2025/09/02 のログ
■神代理央 >
「………………」
きょとんとした表情は、二度目だ。
君の言葉も。態度も。表情も。ここまで見せてくれる、とは思わなかったし…其処まで、想われている、とも思っていなかった。
「………ふ、ふふ。私はいいオスか。成程、そう言う風に評価してくれているのは、素直に有難いと思っておこうか。ラヴェータ」
乱れた衣服を直しながら、立ち上がった君に視線を向けて…くすくすと微笑む。
嬉しい、と思った事は素直に嬉しいと言葉にする。それは、慈悲の無い支配者として落第街の命を刈り取り続けていた少年が…今まで交流した人々から学んだ事の一つだ。
「まあ、お前がそう望むのなら………」
どうすれば良いのだろう。散々中に出しておいて少年は少し悩んだ。
責任云々では無く、少女の種族的な子孫の残し方について。
流石に、研究機関だの何だのに少女を差し出すつもりは毛頭無い。
と、なると。
「……まあ、お前が嫌でなければ」
まだ、晒された儘の肉棒が…君にその存在を誇示するかの様に、ぴくり、と震える。
「何度でも何回でも────お前の望む結果が出るまで」
漂う情事の香り。僅かに瞳を細める少年。
その気配は、再び獣欲を纏って。
「試してやろうか?ラヴェータ」
くつり、と微笑む少年は、ゆっくりと手を拡げる。
君を迎え入れる様に。抱き締めてやろう、とでも言う様に。
けれど、それは。
「……強い雄に蹂躙され、凌辱され、犯され、そして…」
蠱惑的な笑みを湛えた儘、拡げられる腕は。
「愛されたいのだろう?」
得物を捕らえる、蜘蛛の巣の様に。
今宵決して────君を離す事は無いのだろう。
■ラヴェータ > 「………」
全てを暴露した勢いはどこへやら。
微笑んでいるであろう少年の方を向ける筈もなく、無言のままに顔を覆っている。
それでも、聞こえていない訳ではない。
聞こえるから、もっと縮こまってしまった。
「……っ!」
少年が何かを提案しようとする言葉に、顔を覆う手を少し除けて、少年の方を見る。
……未だ精力衰えぬソレを見て、恐る恐るながら顔を覆う手を降ろしていく。
「その……言わないと……ダメか?」
少しだけ俯きながら、弱弱しく口にする。
彼我の欲求については、よく分かっている。
それはきっと、少年も同じだろう。
だから、きっと返事など必要ない。
少女がどうして欲しいかなど、言わずとも伝わっているだろう。
それでも……
「………わ、私を―――」
口ごもりながらも、顔をあげる。
少年の顔を見据え、しっかりと声を出して。
「蹂躙して、凌辱して、犯して……愛して、ください…♡」
恥じらい交じりで弱弱しいが、
確かに、少年を求め受け入れる返答。
理性を保ちながらも知ってしまった悦に溺れようとする、情けないメスの顔。
少年を受け入れるように、もしくは捕えられやすいように両手を前に差し出した。
夜はこれからだ。
ご案内:「特務広報部 執務室」からラヴェータさんが去りました。
ご案内:「特務広報部 執務室」から神代理央さんが去りました。