※wikiは主に過去ログ置き場に使っています。 ※ささやきでのPL宛ての挨拶・ご連絡などは緊急時のみお願いいたします。 内緒話や耳打ちなど、ロール上の演出としてのささやきは大歓迎です!
■誰でも知っていること(既知歓迎)■ 妙に歯がギザギザしていたり、腹にはヘソがなかったりするが、れっきとした人間(だと本人は思っている)。 異世界からやって来た犬の半獣人だったが、数年前の九月に突然人間となった。本人は経緯の多くを語らず、「友人のおかげで生まれ変わった」とだけ話す。 その変化が取り立てて話題に上ることは少なく、そもそも「人間でなかった」ことを知らない者も多い。
美術教師として学園の草創期から金工を教えている。専門は鍛金で、学外でも個人的に作品を発表している。美学・芸術学方面の座学も受け持ち、希望に応じてデッサンや彫塑などを教えもする。 美術の特別な知識や才がなくとも、着眼点がユニークであったり、〆切を守って真面目に制作を行う者にはきちんと評価を与える。 異邦人街で仕立てたコスプレ紛いの服装で学内を闊歩しているが、授業はまとも。人一倍ルールに厳しい反面、気質は大らかで愛情深い。見所のある者は立場や能力を問わず評価する。 金工作家としての時間を捻出するため、美術部の顧問は他の教員に任せている。
一人称は「ヨキ」。左利き。背丈はおろか、口も声も、あまつさえ話の内容まででかい。嘘を吐かず、吐いても下手。 魔術学教師の獅南蒼二(No.32)に並々ならぬ執着を見せ、彼の研究室へ手作りの弁当などを届けては入り浸っている。基本的にヨキが獅南に纏わり付いている方。
【外見】 身長191cm、体重80kg。 癖が強い黒髪のツーブロックマッシュ。前下がりで毛量多め。 金砂を散らしたように輝く、深い色の碧眼。切れ長で二重瞼。睫毛が長い。黒縁の伊達眼鏡。大きな口、薄い唇の右下にほくろが一つ。
彫りが深く、日本人離れした顔立ちと骨格を持つ。引き締まった四肢に長い指。色白だが血色は良好。 目尻に鮮やかな紅。手足の爪に黒いネイル。
右手人差し指の指輪は魔力に強い親和性を示す金属製。指に絡む唐草の意匠。 裾の長い衣服やヒールの高い靴、目尻の化粧など女性的な様相が目立つが、女装趣味はない。
【魔術】 当人の知識と技術を超えた厖大な魔力を有し、余剰が常に漏出している。感情の昂ぶりに比例して急速に生成されるため、魔力量のコントロールが困難。 魔術に聡い者ならば離れた場所からの感知も容易いレベル。人によっては、その魔力からある種の神性に似た気配を感じ取れもするだろう。
力の性質は「活性」。ヨキの体内においては、身体能力の強化や自己治癒として作用する。また、皮膚が触れた地中の植物を異常に生長させる。 外界に放出されると植物以外には効力を発揮せず、使いどころが非常に狭い。
【戦闘】 自己流で魔力を併用した体術。獣めいた動きで、遠隔攻撃や精神攻撃に弱い。 普段から動作にぶれがなく、見る者が見れば所作から身体能力が察せられる。
【備考】 好奇心旺盛で流行に敏感。音楽や漫画、ゲームなど多趣味。大型二輪免許持ち。 薬物や精神操作に対する耐性が皆無で、偽薬もよく効く。
■交流を重ねるとわかること(既知任意)■ 人間の習俗と文化を尊び、美しいもの、美しく在ることを愛する。 自ら美を見出した事物ならば、清濁を問わず広く受け入れる。しかしその美しさが失墜した、あるいは島の秩序を乱すと判断した場合には、苛烈な制裁も辞さない。
常世島を単なる善悪を超越した秩序と捉え、時に落第街や非合法組織をも庇護する。 ヨキにとっての秩序とは「表の道徳で裏の生活を脅かさないこと」と「裏の犯罪が表を蝕まないこと」の両立。 それが破られたときには、委員会や二級学生の区別なく対立を辞さない。
そうした理念から、いかなる組織からも距離を置き「第三勢力」を自称している。 夜になると学生通りや落第街に出没し、教え子や他の生徒を訪ねて回っている。 厳しい指導ぶりに反して、私生活がチャラいことで有名。歓楽街のゲームセンターや、落第街の地下闘技場がお気に入りスポット。学外で教師や二級学生・違反学生の女性たちと多くの肉体関係を持つ。 行動範囲は最奥のスラムにまで及び、交友関係は非常に広い。だが独自の倫理観を迷いなく展開するため、周囲からの評判はまちまち。
■表沙汰にはならないこと(既知不可)■ 【私刑】 「風紀・公安委員会から逃れて島の秩序を壊乱」し、かつ「ヨキとの接触によっても更生の余地がない者」に対する個人的な処罰。標的を人気のない場所へ誘い込み、極めて暴力的な手段で殺害する。 遺体や痕跡は跡形もなく清められ、殺された人間は行方不明となるのが常。 先述の通り「秩序」とはヨキの主観によるもので、すべての犯罪を咎める訳ではない。
【来歴】 元は異世界の一地方で実りを司った土着神。人間の女と交わって聖性を欠き、永い年月を経て信仰を失ったもの。悪霊として調伏され、半死半生の獣人と化して常世島に辿り着いた。 紆余曲折あって、獅南蒼二の尽力により正真正銘の(ほんの少し犬っぽい)人間となって今に至る。 ヨキ自身は「獅南から新しい命をもらった」と認識しており、「彼を殺せるのは自分だけ」「自分を殺せるのは彼だけ」という複雑な親愛の情を抱いている。 |
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