【名前】 霜降寺 響元(そうこうじ きょうげん) 【身長/体重】 207cm/64kg 【容姿】 人目を引くほど背丈は高く、身体は不健康そうに細く白い。 髪は長く肩下まで伸ばされておりストレートで烏羽色の漆黒に染まっている。 瞳は右目が白く、左目が青のオッドアイ。目付きが細く若干のタレ目。 顔付きだけでいうなら美系のイケメン。しかし見た目からの不健康さは拭えない。 右目周囲に青いハートの刺繍がしてあり、白い肌と合わせてよく目立つ。 身体は身長の割りに細く不健康そう。手と指は人に比べて多少長く見える。 そして身体のあちこちに幾何学模様のタトゥーが彫られている。 服装はただ白いワイシャツに黒のパンツを着ているため、薄いワイシャツの下に刻まれているタトゥーもよく見えるようになっている。
【性格】 物静かそうな外見通りに普段は口数多くなく、感情を表に出すことはない。 それも表で活動しているときのみ、自分の興が乗り芸術家としての琴線に触れると途端に激情家になり狂ったように感情を露わにする。
【異能】 塗り潰し 彼の扱う絵の具は特殊である。 色は感情を揺さぶり、記憶を浚う。 例えば赤と感じてしまったなら見た者は行き先の無い怒りを覚えるかも知れない、感情性が豊かな者はさらに一歩踏み込み、その人の記憶で一番怒りを覚えた記憶を呼び覚まさせるかも知れない。 例えば青を感じてしまったなら、悲しみを覚えるかもしれない、見た者の記憶の中でも悲劇的だった事、悲しかったことを呼び覚まさせるかもしれない。 例えば黄色と感じてしまったなら、嘆きに揺さぶられるかもしれない。 と、彼の使う絵の具で作られた作品を見た際の印象と人物によって効果は様々。 これは彼の自己満足な能力であり、感想は求めていない。 ただ自身の赴くままに好き勝手彩られるだけである。
塗り潰し詳細、 絵具は魔力により生み出したモノで彼の固有能力。 前述通り、使用した絵具や作品を見たときに感じた自身の中で一番近い感情や記憶を沸き立たせる。 対象の魔力抵抗の高さや痛みや衝撃によって抵抗する事もできる。 これが基本的な能力。 彼は所謂サードで、追加として使用している絵具の色に近い現象を引き起こし操る事が出来る。 赤なら炎、青なら水、緑なら風や草など。 ただしこちらは時間制限もあり使用時間も短く、使用すると絵具も消えるため緊急時や演出でない限りは滅多に使わない。
【使用魔術】 彼が作品を描く間を見たものはいないとされる。 それは見たとしても忘れてしまうか、はたまた彼を認識出来ないか。 彼が使う魔術は人に囁きかけるモノが多い。 身体に刻まれたタトゥーは彼をしっかりと認識しないと彼を識別出来ない盲ましの魔術が刻まれており、邪魔をされないために催眠や阻害、妨害といった魔術に長ける。 特に彼が専門とするのは呪術、ヒトを呪い、惑わせ、狂わせ、死に至らしめる魔術。 逆に解く方にも明るく、彼の工房には解呪に必要な道具も、呪いを掛ける道具を持つ量と同じ程に所有しているという。
[夢見の呪本] 本に魅入られていた少女から奪った呪いが掛かった本。 最初数頁のみナニか専用の独語で描かれ、残りが真っ白な頁になっている特徴的な呪具で魅入った対象に悪夢を見せ衰弱させていく。 本来は、悪夢を見せ続ける事で衰弱させ、その度に頁が補完されていき、最後に全ての頁が埋まると対象を呪い殺す呪本であるのだが響元が魅入られた少女を気に入った事により改造され、呪いの影響を弱めつつ寝ている間、少女の精神を自身の工房に召喚するようにしている。 とはいえ、弱めた所で先延ばしすることになりはしたが、結果が変わるものではないのだが。 書き込まれた頁は濃厚な呪力の塊となっており自身が使う呪術の触媒にすることも可能で最近はこちらも触媒として作品に使用している。 また、元の所有者である少女の影響もあり呪い自体が好色となっている。
【備考】 自称芸術家である彼のキャンバスは白い紙だけとは限らない。 それは大きな石畳の床であったり、コンクリートの壁であったり、はたまた人間や動物である事もある。 生死は関係なく、また表現として性を使い表す事もある。 彼にとって彼以外の物はすべからくキャンバスであり、欲を満たすための道具である。 出現場所と時間は不明、彼を見つけることが出来たとしても煙に撒く術は多い、思わぬ反撃に合うかもしれない。 追いかけるならばそれなりの覚悟をする必要があるだろう。
【覚書】 日ノ岡 あかね ・違反部にて作品を開示中に遭遇。 伊都波 凛霞 ・呪本を奪う。以後夢の中で様々な実験に合わせている。 イクス ・呪力使用後の呪本により、悪夢を見せ魔力を吸い取る。 |
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