「――それでも、何も思いつかなかったんだ」 基本情報【名前】遠浅 海人(とおあさ かいと)【容姿】身長172ccm。いわゆる中肉中背。黒髪の短髪。容貌は悪いわけではないが、取り立てて特徴的なところもない。【来歴】14歳の頃に突如異能が発現し、居住していた地域が異能を忌避する者が多かったこともあり、日本本土より常世学園へ入学。 一時期風紀委員会に所属していたものの、徐々に活動に参加しなくなり幽霊委員の如くであった。 委員会所属の学生は原則学園側から給与が支払われていることもあり、職務怠慢が問題視され始めた頃、ほぼ活動を行っていなかった時期の給与を学園に返還し、自ら風紀委員会を去った。約一年前のことである。【異能】身体強化。読んで字の如くであり、異能の中ではさほど珍しい能力でもなければ強力なものでもない。 異能の威力の強さなどがその価値に直結するわけではないものの、当人にとってはある種のコンプレックスとなっている。【留年】すでに四年前に修業年限に達しており、単位等も卒業するものには十分であった。 しかし、まだ異能が制御しきれていない、学ぶべきことがあるなどといくつも言い訳をつけ、学園に残り続けている。 特別な事情で留年せざるを得ない学生も学園には存在するが、海人の留年はそういった類のものではない。 将来の夢も展望も、まだ何も思いつかないまま日々を過ごしている。 今年で学園在籍8年目となった。研究科などに進む・転属するという進路もあったがそれは選択していない。
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