名称:死亡遊戯 種別:吸収・融合型怪異
■概要 常世学園に時折あらわれる『クラブ』。 よくある闘技場めいた施設であり、観客席は常に満員御礼である。 広いリングは幾重にも張り巡らされた結界で隔絶されており、 脱出・乱入は困難(不可能ではない)。
■特性 取り込んだ対象を『挑戦者』としてリングに上げ、一対一の決闘を行う。 『クラブ』は、決闘相手として、『メンバー』から一名を選出する。 リングの中において『挑戦者』とメンバーの戦力差は、 結界型異能の効果として『ほぼ互角』に調整される。 戦う力がない者も取り込まれれば戦うことができるようになり、 どれだけ強い力を持っていようが『圧勝』は不可能となる。 勝利した場合、熱い激励と声援とともに挑戦者は帰還することが可能。
武器の持ち込み・使用は認められる。 『挑戦者』の人数や意志に応じて多対一、多対多の試合方式も受理される。
勝利条件は『挑戦者』の性質によって変動する。 対象の殺害でもいい、ダウンでもよい。『挑戦者』の望む形になる。 『挑戦者』が思い描く『戦いと勝利』が反映されると推測される。 但し殺害してもその『メンバー』は欠員にはならず、試合終了後に復活する。
敗北した『挑戦者』は怪異に取り込まれ『メンバー』にされる。らしい。 その場合、書類上は失踪として処理される。注意されたし。 闘技場を満たす『メンバー』は、今まで取り込まれ敗北した者たちである……のかもしれない。
■所在 不定。 トイレの一番奥の個室や使われてない教室の準備室入り口、 体育倉庫や地下通路など、怪異そのものが移動していると考えられる。 但しこれらに共通するのは『扉を開けるのは挑戦者の意志』であることである。 怪異そのものの性格も能力同様に正々堂々としている。 戦いを望まぬ者の前にその扉が現れた前例はない。
あるいは、戦いたい者の前にその入口が現れるとも推測できる。
■特徴 それぞれの『メンバー』が固有の人格、異能を所持している。 『メンバー』がそういう性質を持っているのか、 あるいは『メンバー』になるとそういう性質に染まるのかは不明だが、 彼/彼女らは一様に、戦いを通じて友情を育むと信じ切っており、 正々堂々とした勝負を挑んでくる。
しかし、対話による意思疎通もまた不可能である。 まるでゲームのNPCか何かのように 『メンバー』は一様にその思想に染まりきっていて揺るがない。
『いい勝負だったな!またやろうぜ! 俺/僕/私は、いつでもお前/きみ/あなたを待ってるから!』
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