「変わりたいと願うのは、君かい?だが、私に頼らずとも変わる。あの少年のように」
異世界から追放されて、いつの間にか居ついた研究者。 老年、子供、男、女、様々な姿に変わり、色々な場所に紛れて人々を観察、成長を促して生活している。 何かのヒントをくれるような人物はきっとこいつ。
名乗る際はほぼ確実に本名じゃない。
生物学の教師、という名目だが実際は「魔」という概念を研究している。 時々何か素材を学生に依頼し、報酬として道具を作るような、小遣い稼ぎの提供もしている。
【異能】『変化』の勇者 元いた世界では、『変化』の技能を授かり、人々を導く勇者と選定された。 彼女ができたのは、 「ステータス」の変化 「見た目」の変化 「技能」の変化 の三つ。 どれも行うには、相手もしくは自分に対価を必要とした。
人々は善良な彼女の力が悪用されないか畏怖し、彼女を幽閉。 勇者になったおかげで人生が狂わされた修道院の聖女は、一人の少年に勇者の力を託し、耐えられるよう改造して引退。 世界を追放された後は、対価は無くなったが自分と無機物にしか能力が使えなくなった。
元『勇者』とわかるのは自分とあの少年、そして強力な魔の者のみ。
【魔法】変革術 元となる物質を用意し、『要素』を追加する、減らす、上書きかできる。 火炎玉の魔法を凍結属性に変える、魔法耐性素材に魔法吸収効果をつける、等。 戦闘、日常で臨機応変に使える補助魔術の部類。 しかし、魔法なのは発動瞬間だけで、別の理で変革が施行されている。
【特殊体質】不変の変 この島に来てから、生まれ持った魔力の質や魂の形、という根本的なものを変化させられるようになった。 自分にしか効果がないが、異能と合わせての索敵妨害、目くらましが可能。
これらにより、彼女は学園にモブ教師として紛れ、色々な場所に融通が利くようになった。 存在としては通りすがりのアドバイザー、もしくは黒幕である。
勇者の力を授けた少年がこの島に落ちてきたと知り、学費負担や拠点を提供するなど自分の資材を回しているくらいには過保護。 |
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