近況という名のやりたいことリスト ・探偵依頼の解決(●殺し) 進展ゼロ ・異能特殊部隊からの救援 ・食堂で嫌々食事をする ・もう少し人間らしいことをする。人間らしいとは……?
わかりやすく説明するとシリーズ!
・表の人格は、自己評価が低くて引っ込み思案。自罰的な善人。名前が血の色。 でも良いことをしたがる罪滅ぼし系女子。真っ白な善こそ大好き。 ・裏の人格は、殺しをガマンしてる殺人鬼。奔放な快楽主義者。名前が痛んだ赤色。 気に入らない者に口が悪くなるので注意。真っ黒な悪でも大好き。 ・異能は、血を操って戦ったり自分のカラダを直したり。 ものすごい頑丈で実質不死! 隠してるけど血が大好き。
自己紹介です ・名前 「藤白 真夜 です。まや、って言います。マヨネーズのまよじゃないですよ?」
・身長 「161cmくらいです。……ちゅ、中途半端ですよね。すみません……」
・体重 「あ、あのっ……こ、困ります……」
・容貌 「目に光が無いってよく言われます……。赤いおめめで、黒いロングヘア。 お洒落っ気はないんですけどね……」
・異能 「私、血液を動かせるんです。無重力な感じで。あ、ちょ、ちょっと怖いですよね。 ごめんなさい……。 で、でも、血痕とか綺麗に出来るんですよっ、染みにもならなくて!」
・魔術 「ちょっとだけ使えるんです! 普通の魔術はてんでダメなんですけど、錬金術が。 錬金術の応用で、私の血液をお薬に変えて、怪我した人を治せないかと思って。 ……あんまりうまく行ってないんですけど……。 自分用だとちゃんとうまくいくんですよっ」
・好きなもの 「良いことです!献血したり、困った人を助けたり……。 徳を積むって言うんでしょうか?そういうことが大好きで、 ……人の笑顔って、いいですよねっ」
・嫌いなもの 「う、う〜ん……どっちつかずでへっぽこな自分、でしょうか……。 ……あ、ケチャップも嫌いです……!」
・特技 「我慢比べです!私、痛いのとか平気で、言われればいくらでも我慢できちゃいます。 やけどとかは苦手かな……?でも、きっと我慢するのが得意なんですね。 ……ただ、意志力があるっていうわけではなくて、すごい優柔不断なんですよね……」
・戦闘 「に、苦手ですぅ……。 一応、血液を剣のカタチにしてでりゃー!みたいなのは出来るんですけど、ね」 「……決意も目的も意味もなく人を傷つけることは、 ……最低のことだと、思います……」
・擬似的不死について 「私、すごく頑丈なんです。一度、事故に巻き込まれて ぺっちゃんこになっちゃったんですけど、 血液を操作しているうちに元に戻っちゃったらしくて。で、でも、すごく痛いですし、 戻ったあと頭がぼ〜っとしちゃうので、や、やっぱり怖いですよねっ。 ……連続で起きたら、……死んじゃうの、かなぁ……」
・目標 「私は、人のお役に立ちたいんです……! せっかく、私なんかでもこの学園に入れたのですから、 異能をもっとちゃんと伸ばして、魔術もきっちり勉強して……。 誰かのお役に立てるならばそれ以上の人としての歓びは無いと、 そう信じているんです。……はい!えへへっ」
日常 影薄めの3年生。 本人は寂しがり屋なものの対人関係が下手で、友人少なめ。 異能及び魔術の向上心はあるものの才能は微妙なところで、修練や勉強に時間を費やして更に交友関係が狭い。(繋がりがありそうなら既知関係で構いませんが、名前だけ知っているレベルです。)
自己評価が低く、そんな自分に何故かわからない負い目がある。 それを補うため、常日頃、自らの定義する「良いこと」をしようとする。社会奉仕、人助け、アルバイト含む仕事、など。
体から常に血液の匂いがする。本人曰くお風呂に2時間入っても取れないとか。 猫と犬が好きだが嫌われている。猫には逃げられ、犬には吠えられる。
少々特別な入学の経歴もあり、とある組織に服従している。(本人に自覚無し。「すごくお世話になっている方々がいるんです」) 本人の預かり知らぬところで貴重な霊的資源足りえる血液を売り飛ばされたりしているが「献血っていいことですよね〜♪」と、理解していない。
◇祭祀局 委員会として祭祀局に所属している。 正規局員ではなく、下部組織の下っ端。 雑務を任されることが多いらしく、神社や夜の誰もいない校舎内を歩き回ったり、果ては青垣山で慌ただしく駆け回っているのを目撃されたりしている。
設定 不安定。 内向的だが、積極的。自分に自信が無いが、曲げられない信念と曲げない意志力はある。 他者に消極的だが、他者の許しを求めている。 他人には甘く許すが、己は決して許さず罰を与える。 他者の評価や善になると思えば平気で自傷する。 記憶は喪失しているものの、深層心理で己が悪だと思っており、贖罪のために善行を為そうとする。
無自覚だが二重人格者。 もう一つの人格は、あまり表に出てこず眠っているのがほとんど。
自分以外の血液に対して特別な認識、感情を抱く場合がある。 どう思うかは人柄、血液型、異能、魔術などで変動する。 基本的に出血している人間を見たら助けようとするが、一部の人間では出血するシーン自体を見ることが恐ろしく、あるいは恥ずかしい、などなど。 例えば献血の現場などは絶対に見れない。「……は、恥ずかしすぎると思いませんか!?」
戦闘には実は向いているが好まず、才能の無い治癒に励む。 魔術による努力が報われていると思っているが、実は異能が肥大化しているだけ。異能自体を嫌ってはいない。 自ら嫌う呪術に手を染めれば素晴らしい癒やし手になる。が、呪術を嫌っている。
二重人格【秘匿情報 閲覧注意】 裏の人格であり、殺人鬼。 名前は覚えていないらしく、同じく藤白真夜と名乗る。"真夜"と区別するためにマヨと"読んで"?と嘯くことも。 真夜とは似ても似つかない刹那主義者で快楽主義者。 殺傷行為を最高位の目標として行動する。 殺せると欲したら殺す。……が、後述の理由で現在は禁欲中。 命という絶対の一への欲求が強すぎて他の事柄に興味が無いため、ある種達観しているように見えるかもしれない。間違いなく錯覚。
上位人格で記憶の優先権はコチラにある。 "表"はコチラの裏を認識出来ないし、裏のやったことを"表"は覚えていない。 一方で体の優先権は"表"にあるため、裏の真夜はほとんど眠っている。 裏は結果として記憶力が悪くなり、初対面や名前を覚えられないように振る舞う。
殺しを強く忌避する"表の真夜"の意志が枷として働いており、現在は大好きな殺傷行為に及べない。
厳密には殺し自体ではなく、返り血を浴びることを求めている。 血の異能を通じ、死の間際の感情や走馬燈が流れ込み、その夢の終わりと命の散り際の美しさに魅了されている。 結果として命を奪っているだけだが本人にその区別は無い。 最近はひたすらにお腹を空かせているため、多少の切り傷や返り血でもお腹が膨れる、らしい。
※注意※ 特定の属性を持つ相手だと口が悪くなります。リスペクトはするつもりですがご注意くださいませ。 ・幽霊、死体等、命を持たない相手。 食べられないから。如何なるカタチであれ命というものを愛する真夜は、その萌芽がAIや無機物の類であれ愛でることが出来る。 輝くようなそれを一度亡くした相手に真夜が興味を抱くことは無い。 「いや、死んでるし……」
・吸血種族。 真夜の間接的な吸血行動は、あくまで“血を愉しむ”為であり(表の真夜は生きるために行う)、生命活動のために吸血を必要とする種族を見下している。 その実、ある種のコンプレックスに近い。吸血種族が血を吸うのは当然であり不可欠であるから。 「あんな食欲を満たすだなんて低俗な目的で血を吸う連中と一緒にしないでくださる?」
・自らの異能を否定するモノ 言葉や行動による否定などではなく、概念的に否定された場合、……キレる。 自らと真夜が生まれた理由は異能の一貫であり、異能に頼る“自分たち”、ひいては異能を命の在り方として敬愛しているため。 「自分が何をしているのか、理解しているの? 異能を病と言った人間も居る。命の在り方だと受け入れたモノも居る。 お前は、人の生まれ持った業と、可能性と、私の愛したモノを否定した。 ――楽に死ねると思わないことね」
異能 ◇血液操作 自らの血液の操作と性質の変化を行う。 液体としてそのまま操ったり、凝固させれば鉄程度の硬度になる。 それらを自在に操作して戦うこともできるが、苦手。人を傷つけることを極度に恐れるため。
本人の生存本能が異能に直結した事件があり、それ以来自らを生存させるように異能が働く。 毒を中和する物質を血液中に生み出すことから、アドレナリンを合成して痛みを麻痺させることまで。 人間の体内にあるものはほぼ生み出せるらしいが、薬学生物学的知識も必要となるため意識して生み出せる物質の種類はほどほど。
◇擬似的不死 自らの損傷を、血液を生み出して治癒する能力。 部位の切断程度からも容易に完治するほど強力。欠損部位は血液を湧き上がらせ血の塊から強引に再生する。 生存本能が直接躰を生かそうとするため、意識が無い時ほど強固に働く。治癒中は赤い霧ほどの微細な血液を身にまとう。 短時間に何度も、過度のダメージを受けると意識が揺らぎ、■■■■の領分が強まる。
魔術 錬金術で自らの血液の性質を変えられる……らしい。全くうまくいっていない。
自らの異能に魔力を吸い上げられるため、魔術はほとんど使えない。元来の保有魔力も高いためその分、血液に魔力が漲っている。
使えないものの魔術の勉強は好きで、知識はそこそこに豊富。
◇呪術 素晴らしい適性を持つ。 自らの血を触媒に黒ミサに似た略式儀式を介し黒魔術を行使出来る。 用途は呪詛 呪詛返し 悪魔の召喚 結界 命の操作 運命の歪曲 他人の負傷、不運を別人に移し変える――などなど。 が、全く使用したがらない。理由は"魂が汚れる"気がするため。
悪魔に魂を売る ◆『仮想悪魔隷従』 自らの躰を生贄として捧げる代わりに、真の悪魔ではなく要素と逸話と伝承で編み上げられた仮想悪魔の能力を借り受ける。 効果は様々で、血液を燃やしたり、敵対者を撃ち倒す武器になったり、不運を遠ざけたりなど多岐に渡る。 代償として躰を使うだけでなく、以降悪魔に取り憑かれる幻覚、悪夢を契約の重さと同じ期間感じ、見て、味わうことになる。 やはり使いたがらないが、最悪の気分になり苦しいだけなので呪術よりかはマシらしい。 たまに使っては、夜通しうなされて目の下に隈を作っている。
◇神降ろし 本来、高位の巫女や神職が行う儀式であり御業。 真夜の躰と血液は生贄としての性質を強く重ねて持っており、かつそれを体力の続く限り供給出来る。 本職の人間が技術や神性への信仰を以て行うそれを、生贄の量と質を注ぎ込むことで実現させる。 勿論、その負荷や対価は重く、真夜と属性的に相性が良い神としか繋がらない。体力、魔力ともに消耗が激しく、使うとほぼ死に体になる。
神に身を捧げる ◆黒洞凌駕五界『夜』 夜と呼ぶ。 夜闇の性質を持つ神を降ろし、影、暗がり、闇夜の帳、全ての感覚を持つ。 つまり、五感で感じられる世界がとてつもなく広がる。 まともに感じると情報量で発狂するので限りなく性能を絞っている。 遠見、透視、何かを隠そうとする結界の内と外を見通せる。 ◆生殺反転領域『冥』 冥と呼ぶ。 自らに展開するものと、世界に展開するものの二通りある。 前者は本来戦闘に向かない真夜の奥の手。 冥界の神を降ろし、死、神性、王としての属性、生死の消失を得る。 つまり、肉体の強化と性格の変質。命という概念を一時的に失う。 とはいえ、元から不完全な降臨なので少し出来の良い肉体強化魔術程度の効果しか無い。 降ろした神に由来するモノを血液で生み出せるようになり、こっちのほうが強力。 概念的に死が近づくため負担が著しく大きく、すぐに力尽きる。 発動中は紅い霧が体から立ち昇る。 後者は、付近を冥界に塗り替え生死の堺を曖昧にする。 死後時間が経っていない命、魂を元通りに出来る。容れ物としての体が残っているのならば死者の蘇生も叶う。 命が元通りになることによる生死の陳腐化を、異能により実感し何より恐れている真夜は世界展開型を絶対に使わない。
思い出 ・照月先輩 猫さんに話しかけているところを見られて爆発するかと思いました。 優しい、良い人。 誰だって落ち込むときはあります、よね。
・薫さん 恩人。甘い薫りがした。絶対に良い人。 おあいこと言ってくださいましたっ。 まだおかえしは全然足りない気分なのですが……その分、良いことがありますように。
・セレネさん すごく綺麗なひと。しかも治癒術にも精通してるそう。 ……ちょっと羨ましい。
・レヴァーリアさん 悪魔。もうホントに信じられません。 いつか倒します。
・ノアさん 妹さん想いのお兄さん。警察上がりの探偵さんってすごい格好いい響き……! ……少しでも笑ってくれて、よかった。
・菖蒲さん ……少しでも。あのひとの温もりに、なれたらいいな。 私に出来るかは、やっぱりわからないけど、……そのために足掻き続けるのは、正しいことだから。 ……最近の男の人って、みんなあれくらいの距離感なのかなぁ……?
・アリカさん 表と裏の、その狭間……。 どこでも浮いてしまう気がする私と、でもどこか違うひと。 ……私たちに一つ確かなのは、地図を読むスキルが必要なことかもしれません……!
・なんか死んでるヤツ これが本当の無駄骨ってヤツ? 魔術の腕は本当によかったみたい。 これで生きてたら絶対血を抜いてたトコ。もったいない。
・切人 何でも切るヤツ。 いや、斬りすぎ。……ちょっとキモい。 でも、わりかしイケメンだったと思う。
・おじさん ホンおじさん。 なんか血まみれな人かなと思って期待して逆ナンしたら、見たカンジ枯れてた。 ……私を見る目が優しすぎるからやっぱりおじさんだと思う。子供居そう。
・東山先生 話にだけ聞いていた、ちょっと怖いらしい先生。 すごくお世話になってしまいましたっ。 ……怖くて、厳しくて、歪で。でも何処か、揺るぎないモノを持っているようなひと。
・孝介さん パーティ会場でお会いしました。見た目はしっかりされてましたけど、どこかおどおどしていて、むしろこっちが落ち着いてしまった気がします。 ……ゆっくり座ってお話出来るといいな……。
・舞子さん 新年会でお会いしました、スーツがぴったりで可愛らしいコサージュの印象が残っています。 ……人と人との関わり、私にも出来ているといいな……。
・良彦さん 新年会でお会いしました、小柄な男の子。年下なのかな……? ボーイさんみたいに扱って失礼をしてしまいました、反省……。
・紅龍さん 封鎖区画で助けてもらって、……色々と教えてもらった、優しいおじさま。直接言えませんでしたがウィンクがあんまりお上手でないです。 私が間に合うかはわからないけど、……どうか、上手くいきますよう。
・椎苗さん 封鎖区画跡地でお会いしました、リボンの可愛らしい御使いさま。 誰かのために私ができること、……覚えておきます。あの景色も、あの祈りも。
・お名前はひみつ(Knowface) 美術館で出会った顔見知りなようでそうでなかったひと。髪が綺麗で目の毒かと思ったらお顔も美人……。 すごくおばかなところをお見せしてしまってお恥ずかしいっ。……音楽を楽しむコツ、覚えておきます。
・一彩さん 図書館でお会いしました。中性的な格好いい女のひと。 知識が知的なものだけに拠るとは限らない……いろんな先入観を振り払ってくれたような気がします。 別に図書委員でも寝坊してもかまいませんよね。……よね?
※ RPのログと日記形式の感想はキャラWikiに載せてあります。
味 ・菖蒲クン 刃のように清く 花のように艷やかで 生気のように濃い。 美味しい〜〜〜っ♡ 久しぶりだったのは間違いないけど、この異能?は大当たり! もうちょっと欲しかったな。
・切人 量が少なかったしもっとスゴいの見てたせいかあんまり覚えてない〜〜〜! 痛恨の失敗。 でもちょっと苦かったかな。なんか混ざってる?
※ 血と血で触れた、口にした相手の血の味を独断と偏見で載せています。載せてほしくないや解釈違い等ありましたら私書箱へ。
アイテム情報 ■真夜の血液 原因は不明だが、霊的資源として高い適正を示す。 祭祀局いわく、処女の生き血であると同時に悪魔の血液である、と。 主な取引先は祭祀局の呪術や蛮神の対策をする部門で、生贄の代用品や呪術の依代として高い性能を発揮する。 生贄を要求する祟り神だのに捧げるとものすごく悦び、簡単にコントロールできたり。 血液を生贄に呪術を行使すれば、生贄を数十人捧げた時のような効果を発揮する。 流通先には違反組織もあるとも目されるが、不明。 精製して薬にする実験もされたが、毒性が確認されたため中止になっている。 『献血』の言葉通り輸血液と使用すると、どの血液型にも適合する輸血液になる。 しかもなぜか生命力が漲るオマケ付き。 ただとんでもなく高価なのでそんな使われ方はまずしない。
■血の滲む水銀 ほぼ水銀だが、血液の属性を持つ。 真夜自体から作られたものであり、操作できる。 普通の水銀のように振る舞うが、高速で撹拌したり、熱したり、切断したりすると、水銀に混じって血が滲む。 彼女の血液とある一点に置いて共通の属性を持つ。 ……水銀とは触媒であり、数多の鉱物と反応し、融合し合金を形成する。 つまり、彼女の努力の結晶などではなく、本人も意図していない属性の合致である。 魔術資源としては、やたらなんでも溶かしすぎる溶液のようなものなので、あまり役に立たない。 霊的にも科学的にも、ただの毒。属性の重ねすぎだね。
■『イドゥンの憐れみ』 赤と金の入り交じる水薬。 いわゆる飲み薬で、商品説明曰く“総括的外傷回復薬”である。リンゴ味。 効果は凄まじく、重度の外傷でも無理矢理再生して治癒すると言われている。 あまりに失われた部位が多いと厳しい。 近年発達した魔術的、錬金術的要素と近代科学の入り混じった一品で、薬品内に存在する成分が人間の肉体及び外傷と反応し体の内側から治癒魔術を発動させるという離れ業を行っている。 材料は、魔術的要素の籠もった代物と、錬金術的な触媒に生贄としての要素、科学的な抗体や抗生物質がこれでもかと詰め込んである。 飲むだけで生命力に溢れ、疲れは消し飛び、傷は癒え……心臓に大分負担がかかる。 実は臭いや味が、それこそ魔物を喰らうようなえげつないモノになったため、塗り潰すような濃いリンゴ味で誤魔化している。 敏感な人間や鼻、舌が効くモノなら、その中に混じった“血液”の存在にすぐ気付く。 『出血を伴う外傷が無い時は絶対に使わないでください』の注意書き付き。
一瓶の容量は少なく、1アンプル1ml程度。 一瓶のお値段、498,000円。もちろん、一回分。
利用者様の声★ ・名もなき傭兵A 「高ぇよ。脇腹に三発食らってダメ元で飲んだら傷塞がったわ。 銃弾が肉に埋まって結局病院行きだったがな。あと高ぇよ」 ・とある会社の社長C 「疲労回復効果を狙って飲んでみたら、目の前が真っ赤になって心臓が破裂しそうなほど鼓動を続けました。 死ぬかと思いました……。あと流石にお高いですね」 ・ただの少女F 「色合いが素敵ですねっ、完熟寸前の林檎みたいで綺麗です。 香水みたいでデザインも素敵だと思います。お値段もそこまでですし。 ……でもちょっと香りはよくないかな……」
■冥界の薔薇 薔薇というが、実際は薔薇のカタチをした赤い宝石。 とある架空の、血のように赤い“供物”という品種を参考にした。
冥界と自らの裡を繋ぐ儀式の後にわだかまる、特別な魔力をカタチにして行われる異能行使の結果。 血液を凝固させ魔力塊たる宝石の代用にするのとやっていることは同じ。
冥界に咲くはずの無い花だが、実は別の花が根幹にある。 それは毒もあるしカタチが帽子みたいで気に食わないとのことで薔薇にした。
それには確かに、冥界の魔力が宿っている。 死に連なるもの、影に蠢くものには最高級の魔力塊として機能する。
組織 ■製薬会社『“知”のゆびさき』 とある違反部活を元に再建、ならびに更生。 元より優秀な人材が集まっていた違反部活であったため、生活、風紀委員会の強い監視の元、立ち直った。 未だに若干マッドサイエンティスト気質な人間が多いものの、一度犯した失敗を忘れることなく日夜研究に励んでいる。 法律に犯されることのないギリギリのラインの人体実験をやっている……らしい。 発売される薬は優秀で、滋養強壮や心臓の薬が多い。 錬金術、魔術薬学の領域にも手を出しており、手掛ける範囲は幅広い。 中でも、いわゆる水薬であり赤と金が入りじまった色合いの“回復薬”『イドゥンの憐れみ』は値が張るが強烈。 飲んでからちぎれた腕をくっつけたら元通りになった、なんて与太話まである。
真夜は一応ここの社員。身元引受け先でもある。 やっていることといえば血液提供のみ。しかし異常なまでに給金をもらっている。それはれっきとした労働の対価であり、口止め料であり、畏れからくるものでもある。ちなみにそのおかげか真夜の金銭感覚は壊れてる。 本人に自覚は無いが、真夜は会社、社員に酷く畏れられている。 だからこそ、危ういこの会社が正しく歩いていけるとも言える。 社名はある教訓から取った。『猿の手』をもじったもの。 その教訓は、歪んだ願いの成就と……偽りの不老不死。 その失敗を戒める存在が居るからだ。
■違反部活『黄金の林檎』 落第街ではなく、研究施設群の中で発展した違反部活。 曰く、神々の黄金の林檎、不老不死の霊薬、万能の薬、命の水、賢者の石――そういったモノの開発を掲げた異能及び科学者の集団。 もともとは違反部活ではなく、れっきとした研究機関だった。 しかし計画が幾度となく頓挫する中で、禁じられた幻想生物の肉体や人体実験に手を出してしまう。 以降、研究のために手段を問わない集団と成り果てる。 違反部活といえど、当初の目標がズレることはなく、ただ人の命を救う目標のために人の命を費やすことすら厭わなくなっただけのこと。 いたずらに命を消費するような団体ではなかった。 やり方を問わない分、開発された薬の効果は高く、完治が難しいとされた難病を退けるものをいくつも発表。 数年前、ついに不老不死の薬を作るきっかけを得たとされ、 ――その後、壊滅した。 原因は実験動物にされていた魔生物の暴走とされる。
捕獲対象及び実験体No■■■について(閲覧注意)
【以下、本人の記憶が曖昧で、ほぼ本人も未知情報】
名称 :不明。自称、藤白 真夜/Fujishiro Maya 身長 :161cm 体重 :可変、平均62kg 初期確保時153kg 体型 :可変。76~/61±/80 自らの血液量で変動している模様。 血液型:可変。何とも結合せず、何れも適合する。
肉体強度:異常なし。ただし後述の異能欄参照 精神状態:経過観察の必要有り 処置の結果、安定 異能強度:A+及びC- 適正に偏り有り 魔術適正:B++ 一部魔術に顕著な適正を認む 魔術理解:E- 本人の学習意欲は全く無く、初歩的なもの以外は忌避した
■異能:血液操作
自らの血液と認識するモノを操作できる。 血液を宙に舞わせることも、鋼鉄レベルにまで硬化させ刃のように操作することも可能。 血液の性質も変化させられ、血液の増産、血液型の変換、エンドルフィン様の未知の物質を生み出し擬似的な痛覚遮断や、白血球と血小板の生成による異常な治癒速度など、体内での薬物の合成まで可能とする。 本人はあまりコントロール出来ていないらしく、自らの体内を出ると性能が大きく下がる。 変化先の物体は人体にある成分に似たもの以外だとほとんど変換できないが、水銀にだけは著しい適応を見せた。
過去の経験により異能の拡大解釈と学習強化が進んでおり、自らの体そのものを血液と捉えている。 四肢の切断程度なら平常時でも治癒し、致死的な状況に陥った場合の異常な生存本能と異能出力の増加も踏まえると、少しでも血液が残るとそこから再生することが予想できる。 これにより、擬似的な不死を実現する。実験中、■■回死亡しいずれも蘇生した。 弱点は電流 耐性を獲得。 弱点は炎や凍結などの血液に直接負荷を加えられるもの。
■魔術:生贄及び類感呪術
過去の経験のせいか、実験の結果か、異能の効果かは判別できないものの、血液に関する魔術に対して異常な適応を見せる。 殊更、いわゆる淫祠邪教によく見られる生贄を捧げる儀式や黒魔術において、自らの血液一滴が貴重な霊薬に匹敵するなど途轍もない効果を及ぼした。 本人が魔術の行使中に異常な興奮状態に入ることを自覚して以来、習得を拒否。拷問しても意思は変わらず。 結果として、自らの血液操作及び変化の際に補助的な使い方をしている模様。効果は極めて軽微。
■発見、遭遇、経過
極東において、一つの村落からの連絡の一切が途絶え、異能暴走事故を警戒した財団職員が対象を発見。 小さな村に住んでいた人間、動物の一切が消えており、血塗れで対象が一人で立ち竦んでいたところを確保及び保護。この時、血に濡れていたのは村すべてを含め対象のみ。およそ91名居た人間は全員死亡扱いとなった。 一人あたり1kg 対象に当時の記憶は無く、意識も混濁していた模様。 捕獲当初は酷く暴れたため、精神干渉系異能及び投薬により更生。 異能テストの結果、異能の有用性が発覚。 交渉の結果、自らの有用性の証明への本人の強い意思により入学が成立した。 入学につき戸籍情報を追調査したところ、藤白性の人間はあの村および近辺に存在しなかった。本人の戸籍は判別不能。
【PL】 「」でPC発言 ()で心の声 何もなしは地の文 【】でPL発言 ♡、♪、……(3点りーだー2個)など、使います。 長考遅筆ご容赦くださいませ。 ソロ―ル、絡みづらいロール等多いかもしれませんが、ソロであることを表記していないのであればいつでも後入り歓迎しております!
・基本、記憶喪失ぎみなので、ここに載っているお話はほとんど信じようとしません。自分が正しくありたいというバイアスもかかっているので。 ・すぐ落ち込みますが、すぐ立ち直ります。あまり気にせず厳しくしてくださいね。 ・戦闘はやってみたいですけど、真夜は避けます……!しかもおそらく両方の意味でへた……! ・性質上、お見苦しい過激描写があるかもしれません。重々気をつけます。 ・性質上、グロは大丈夫です。盛大なやられロールになりますが、それでお役に立てるのならば喜んで。 ・色事は背後は平気なのですが、真夜はすごくハードルが高いです、まず本質的人間不信なので。イチャイチャするくらいのは好きなはずなのですがっ。 ・恋愛ごとには壁を作りがち。自己を認められない人間が恋愛出来るはずがないのです。 ・立ち絵は Fukuneko様 に描いていただきました
秘匿情報
二重人格の裏 血液操作の性能以上に、不死の実現の要求異能深度が高すぎる。 自ら死を認識しているのに、異能を実行出来るのはなぜか。
以上からの自己矛盾と、背反する理念により、藤白真夜には歪みが生まれている。 その歪みこそが本性であり、すでに死に体の人格。 壊れた不完全な二重人格、乙黒■■ (おとぐろ■■■)である。 名前は自分でも完全に忘れているので、永遠に失われている。
死を客観し己を操作する不死性の実現、村の人間を虐殺したのもこちらの人格。美味しかった♡ なぜ主人格が交代しているのかは、不明。 藤白の正反対の性格をしており、悪を尊び善を嗤い、自信に満ち、美しき悪逆をこそ善しとする。 この状態だと目にハイライトがあり、黒き夜に爛々と真紅に輝く。 好戦的で、異能も十全に扱う。血の剣は血の刀になり、本来2,3本しか出せないところを13本まで同時に操作する。 死を忌避する性質は藤白も獲得しているため、不死性も残っている。 ただし、乙黒は酷く不安定な人格で、ショックを与えるとすぐに消える。 藤白が死亡する時だけこの人格が浮き出て、性格が混ざる。 藤白が連続して死ぬと危険と考えているのは、この人格が出てくるのを本能で理解しているため。
出現条件 ・過度の死亡 ・藤白の心が折れた時 藤白は拷問にも耐える身体的強度を持つので、基本的に精神攻撃が原因 ・藤白の穢れが減る 結果的にコチラの領域が増えるため。ありがとね♡ ・脅威と出会う 不死の存在を殺し得るもの、等 ・美味と出会う 『味』の評価は人によってさまざま。特別な血は高評価、聖なる血は美味しいけれど舌を焼く、etc
……などなど。 普段眠っているので、特殊な異能や能力で察知出来るかは微妙だが、何かが重なっているような違和感は覚えるだろう。
異能の真名 これは失われた記憶であり記録。
藤白 真夜の異能は今は血液操作以外の何物でもない。 しかし、数年前に人知れず潰れた違反部活をいくつかの隠蔽を乗り越え調べあげれば、ぽつんと――まるで大事に遺してあったかのように――とある被験体の評価資料だけが残っている。 それは、異能ステージ説に則った個人の評価ファイルだ。
パスワードを入力してください。
『白き夜に月は見えているか?』
黒き乙女が微笑む夜にのみ。
『さて。 異能の進化に必要なモノは何だったか。 学園ではどう教えているのだったかな。 私の異能は犯罪性が高く教師にはロクに教えてもらえなかったから独学なものでね。 そうだな……。 英雄的な戦闘。 絶望的な窮地。 死にものぐるいの特訓、血も滲むような努力。 命を賭けた土壇場、死の中での一縷の光明。 宿敵との決闘、盟友との共闘。 愛する者の命を救うための力、……あるいはそれの死。 妄執に取り憑かれた研鑽、修行。エトセトラ。 運命的な喜劇、悲劇。エトセトラ。 ……そんなところじゃないかい? 喋りすぎかな?
あの娘はまだ学校には行ってない。行く時間は無いだろうしね。 だが。 そんなものはあの娘が全て、すでに通った道だ。 悪意と希望と願望と祈りを注ぎ込まれ、あの異能はおぞましく膨れ上がった。 異能ステージ説に照らし合わせるなら、あの娘はもう行くところまで行っているだろう。 ……自慢じゃないが、アレは出来が良いからね。
最初に言っておく。 私は、異能ステージ説を信じていない。いや、評価していないというべきか。 上の連中は頭が固く話が通じなかったのでこんなモノが残ったのだがね。 あれは、自らの異能を求めるモノにとって確かな標だ。 名を与え、形取り、手綱を握ること。それは異能者にとっては大変意味があることだろう。さぞ扱いやすくなることだろうよ。 しかし、決まった形に押し込むこと。進化の先を決めてしまうこと。 進むことは、終わりを近づけることに他ならない。
先が無くなった時、その異能は終わるのだ。
異能を求むる者にとってそれは標だとしても。 望まぬ者にとってそれは墓標と変わらない。 異能の強みは拡大解釈だ。 自由に羽ばたく想像の翼だ。 人間の可能性は我々が一番知るところだろう? 形を変え如何様にも変わる……流れる水のように。広がりゆく河のように。 ……沸き立つ血潮のように、と言ったほうがよかったかな?
私の異能は、記憶を操作するものだ。 あの娘に植え付けられた経験を、異能ごと空白に――いや、別のモノに塗り替えるつもりだ。 アレの異能の防衛本能のほうが遥かに強いだろうが、私の全てと命を捧げて行使する異能は多少なら通るだろう。あの娘が何を見て、何をされ、何をしてきたか。私は全て覚えているしね。 都合の悪い記憶を消すことにしか使っていなかった私の異能が、……オール・イレースと呼ばれたそれは、誤りだ。見ろ、名付けることはこんなにも難しい。
私は、あの娘の絶望と苦しみから産まれたものを別なものに塗り替える。 彼女に、新しい可能性を与えるために。 この先にあるものは、塗り替える前の幻に過ぎない。 たとえ……彼女が何かを覚えていても。 それはもう、永遠に失われたものだ。
それでも良いなら、見ると良い。 ……そこに、意味など無いのだから。』
第一 ・ 過ち
『真紅なる命』プシュケー
自らの魂のカタチを記憶する異能。 怪我と出血を元に目覚めたこの異能には、生きるという想いが、生存本能が根本原理として宿っている。あるいは、そう魂に刻まれていたのか。 自らのカタチを記憶しているのだから、カタチを変えることも、ソレに戻ることも出来る。 その気になれば相手の魂に触れて、命や記憶を引き出すことも出来るはずだが……。
本来、不死性など発揮出来ないが、……魂が二つあれば話は別。 お互いがお互いを修復しあう、絡み合う無限の螺旋が生まれる。
編纂者の所感 『アレは、魂の異能だ。 血液操作などと、アレはただの付属品にすぎない。 不死性と、たかだか液体の操作能力。 どっちが強力だ? ならばどちらを取り上げるかは明白だ。 魂を編み上げるついでに人間の部品を動かしているだけだ。 出血をキッカケに目覚めたのだろう、もったいない。 純粋な呪殺で目覚めさせればあの娘はもっととんでもないモノになっていた。 あるいは……あの娘の魂があの色をしているのか。命を、求めているのか。
だから、魂の女の名を付けよう。 女神に理不尽な試練を与えられ、しかし打ち克った美しい女の名を』
第二 ・ ■という名の特異点 シンギュラリティ
『愛しの柘榴』ハート・プロセルピナ
自らの命をカタチにする異能。 願いと祈りに応えて発現したコレは、自らの要素と魔力と属性を分け与える慈悲の異能でもある。 歪で、ねじまがったモノではあったけれど、彼らの祈りはたしかに彼女に届いていた。これはその証左だ。
多くは、宝石のカタチを取って生み出されるが、それらは全て偽物。 本物は、柘榴の粒のようなカタチを取る。 この柘榴に、明確な効果は無い。生命力で溢れているが、それだけのもの。 しかし、意味の無い異能は存在しない。 この柘榴には、秘された意味がある。 心の中にしか存在しない、ある意味が。
編纂者の所感 『……彼女に施される実験は次の段階に移った。 間違いなく、アレは聖女の血だ。 罪人を、病を祓う聖なる血だ。命を沸き立たせる、我々が追い求めたモノだ。 なのに、……なぜ、あんなに穢れ、呪われている?まるで■■のようだ。 今日も、儀式が続いている。 巫女のようとは思っていたがもはや御神体か、邪神のようだ。 ……あるいは。 ……我々が、知らずに祈りを捧げたのか。祈りをも、汲み上げたのか。 彼女の身は、宝石を産み落とした。 あれは、おそらく柘榴石だろう。魔力と命が籠められた。 アレは、命の異能だ。 明らかに、格落ちの異能行使でこの魔力量。 ……本来の使用用途、規格とは別か……? 解析班は狂喜乱舞しているが、あの娘は笑いもしない。 ……キミは、何を求めている? ……私が、求めてしまったのか?
かの冥府の王は、恋をした。 彼女へ、柘榴を食べさせたのだ』
第三 ・ 天に至る梯子ホープ/奈落へ堕ちる虚 ジエンド
『白く翳る真夜中にて』オルフェ・イン・ラクリマ
自らの中に小さな世界を作る異能。 その世界は、冥界という。 長く生と死に触れ、呪いと亡霊を身に宿し続けた結果、その居場所を造りあげた。 本物と比べれば極小の世界とはいえ、世界を管理するのはもはや権能というべきそれ。 出来損ないとはいえ彼女の呼ぶ声に神が応えるのは、この異能の影響でもある。
明確にこの異能が働き出すと、世界の運営をする必要があり本人にかかる負担は凄まじい。 そうなれば宿した本人の意識が表層に上がることはない。 ……物言わぬ世界の礎。 それがこの異能を発現した人間の願いだった。
あるいは。 小さいとはいえ、冥界に違いは無い。 ならば、それらの再現が行えるのならば―― 誰かに、何かの意味が届くのかも、しれなかった。 だがそれはもう成し得ないことだ。 オルフェウスは、愛を取り戻す直前で失敗するのだから。
編纂者の所感 『――ああ。 そんなことも、あったのか。私はもう、明瞭としていないが。 忘却の異能の行使は、僕ごと消し飛ばしたらしい。だが、何かに拾い上げられた。 思えば、彼女はずっと罪悪感に苦しんでいた。 ……それを、カタチにしてしまったのか。
彼女の異能は、魂と命だ。 彼女の肉体は、死と生だ。 重なり、連なり続けるそれは、……一つの世界だ。 惜しむらくは、光差す表ではなく夜闇の裏を引き受けたこと。……あの娘なら当たり前か。
あの異能は、冥界そのものだ。 小さな死の国を、自らの内に抱えている。 ……思えば、ずっと言っていたな。罪悪感に圧し潰されそう、と。 あの女は、それを本気にして、責任を取るためにカタチにまでしてしまった。 それだけの話だ。 全く。意固地で頑固な女に育ったものだ……。 ……似ているのは顔と名前だけだったな。 これでは、別れも言えやしない。 ああ、……彼女は最期に泣いていたな。 ……まるで。
涙の中に、取り残されたようだ』
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