●容姿 灰色で癖の無い長髪は膝裏くらいまでの長さがある。 前頭骨と頭頂骨の境目付近から側頭部に添うように二対の角がある。 身長は160前後。ぱっちりとした緋色の瞳と楽しそうな表情が印象的な白皙の少女。 そのくせ色々とお育ちが良いご様子。 だいたいいつも上機嫌で動作も大きいことから騒がしい印象を与える事が多い。
●その経歴 本人曰く、どうやってこの世界に来たのかは分からない。 また、世界を超える方法だけでなくそれ以前の記憶もざっくりとないらしい。 最後に覚えているのはもう随分と前のこと。 そのせいか知識も最小限で言葉の定義などが若干あやふや。
●性格 基本明るく垣根を作らない。 良くも悪くもおおざっぱでポジティブ。 決して盲目ではないが、世界は優しくなれると信じている。 チャレンジ精神が旺盛で切り替えも早い。若干おじさんムーブをかますのが好き。 少しがさつでぐうたら。外食後部屋に帰ってだらだらするのが目下のところ最高の贅沢。 片付けが大の苦手なので食器や調理器具を掃除しないで済むのもグッドとか。
しかし時々理由もなく破壊欲求が溢れる時があり そんな時は出来るだけ人気のない所に逃げ込みそれが収まるまでじっとしている。 説明も制御も出来ないその感情には強い恐怖を感じているようだ。
●魔法に関して 本人曰く、守ったり回復したり、後はエンターテイメントに使えるようなものが得意で 攻撃するようなものはあまり得意ではないとか。 魔力総量自体は決して少なくはないものの、魔術に精通していたり 魔力自体を可視化できる人物からすると何かが大きく欠落している。
一方で感情のむらによって異常に強力な攻勢魔法が発現することがある。 本人曰く、知らない魔法でそれの制御はほぼ出来ないらしいが異常なほど高い練度を伺わせる。 現在それの制御を学ぶために学生をしている。
●確認している能力 彼女が危機に陥ると大烏のような異形が彼女を守る様に現れる。 それは独自に周囲を認識しているようで敵と認識した者に苛烈な攻撃を仕掛ける。 制御がきかず任意で発現する事も出来ない上に顕現の段階が進むと本人の意識も無くなる。 過去には検査のために注射器を近づけるなどといった行為にも反応して暴れたらしい。
●「彼女」の知らない事
能力の行使者に見える人物は故人であり、断片。 実際にこの世界に顕現したのは守護たる大烏の方であり、 人の形をした彼女は大烏が愛し、繋ぎとめたかった人物の面影。 時折零れ出る悪意や殺意は狂い、砕け散ってしまった彼女の断片をかき集め その基の一部にしている事によるものであり、紛れもなく彼女の一部。
最愛の人は絶望の末、世界を滅ぼす戦いに挑みそしてその中で敗れて散っていった。 遺された片翼は彼女の願った在り方と砕け散ったその欠片を集め、 色を喪った世界と自らを代償に異世界へと飛び立った。
喪った哀しみと慚愧によってぽっかりと胸に空いた穴に悲哀を叫びながら 「 」は彼女の面影と、夢の実現をただただ求め続ける。 例えそれが、手遅れの虚像に過ぎないと判っていても。
もしも普通以上に視える人物がその存在に気が付いたなら 彼女とよく似た、けれど黒い髪と泣き濡れた瞳をした誰かが視えるかもしれない。
●その他 基本NGなし。遅筆。 長文を読むこと自体は苦としませんが、語彙力には自信がありません。 ご希望の展開や流れがあれば私書やささやき機能でお伝えいただければ出来る限り対応させていただきます。
イメージ図は画像生成ソフトから出力されたものに多少手を加えたものになります。 ……イラストレーターさんの偉大さを改めて思い知りました。 |
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