「桜 緋彩 (サクラ ヒイロ)」
18歳 身長156p 92-61-93 髪は茶色っぽい赤みの掛かった黒 真ん中分け毛先ぱっつんで腰くらいまでのポニテ 目は髪より赤みの強い黒 お椀型とロケットの良いとこ取りのおっぱい 三尺の打刀「桜花」と二尺の長脇差「烈華」の二本差し
「桜華刻閃流」現当主。 18歳の若さで前当主の父親に「自身を超えた」と判断されて当主となった。 とは言えまだ学生の身なので、卒業までは本土の道場は引き続き父親が取り仕切っている。 「実直」をそのまま人にしたような真っ直ぐな性格。 同時に柔軟な思考も持ち合わせており、18歳の若さながら大抵のことを受け入れる度量も持つ、当主にふさわしい器の大きい人物。 頭を使うより身体を動かす方が得意で、そのためお勉強は若干苦手で、成績はいつも赤点よりちょっと上ぐらいの成績。 とは言えおばかと言うわけではなく、戦いにおいての思考はかなり回る方。
戦の場で討ち果たされるならば本望、と言いつつも、積極的に命を捨てに行くような命知らずと言うわけではなく、しかし戦とあらば喜び勇んで自ら飛び込んでいく獣のような、独特な死生感の持ち主。 あまり細かいことは気にしない豪快な人物であり、同時に女性らしい気配りも欠かさない繊細な人物でもある。 好きなものは立ち会いと食事、嫌いなものは自身のモノを大事にしない者。 よく食べよく寝てよく動く侍ガール。
剣術の腕は一流派の当主に相応しく、固有の異能や超能力を持たないにも関わらず、それらを使う違反学生や怪異などを剣術一本で叩き伏せるほどの実力者。 道場代わりに週に何度か訓練施設で稽古をしている。 内容は基本的な指導と、ひたすら対人で打ち合いを続ける、と言ったもの。
・桜華刻閃流について 練り上げた気を、武器を通して放出する技を扱う剣術。 歴史は割と浅く、最初の世界大戦の少し後ぐらいから。 基本的な剣技は三つしかなく、分裂する剣撃「嵐剣」、貫通力を高めた突き「神槍」、飛ぶ斬撃「飛閃」のみ。 それらを組み合わせ、それぞれの性質が違う技を矢継ぎ早に繰り出すのが特徴。 足捌き体捌きで自分だけが有利な立ち位置、間合いを取り続け、一方的に自分だけが攻撃し続けることを理想とする。 その為身体操作に関しては他の流派の技法を取り入れている。 「輸入元」は剣術に限らず様々な国の様々な古流武術、近代格闘技、果てはスポーツに至るまで節操がない。 その為特に伝統的な他流派からは「盗人剣術」と揶揄されることもしばしばだが、実際に相対した時の厄介さは尋常ではなく、虚実入り乱れる仕掛けと死角を取られ続ける機動力、間合いを問わず烈火の如く矢継ぎ早に繰り出される剣撃の正確な対応を迫られ続けることになる。 常に動き回ると言う性質上特定の構えと呼べるものは少なく、強いて言うならばやや前傾で脇構え気味の下段や、斜に構えた八相と言った変則気味なものが多い。 またとにかく運動量が多いため、最重要視しているのはとにもかくにも体力。 鍛練はとにかく乱取りを延々と行うことで技の練度と持久力を鍛え上げようというもの。 自主的に走り込みをしているものも多く、この流派を相手に体力勝負に持ち込むのはあまり得策ではないだろう。
嵐剣 複数の斬撃を発生させる剣技。 その本質は「分散」。 実際の動作に関わらず攻撃を「分散」させるものを嵐剣と呼ぶため、刺突であろうが打撃であろうが、「分散」させた攻撃は全て嵐剣と呼ばれる。 最低でも五分裂させられて初めて会得したものとされ、達人ともなれば十を超える数に分裂させられる。 緋彩は最大十六本まで分裂可能。
神槍 極めて高い威力の斬撃を放つ剣技。 その本質は「集中」。 実際の動作に関わらず攻撃を「集中」させるものを神槍と呼ぶため、斬撃であろうが打撃であろうが、「集中」させた攻撃は全て神槍と呼ばれる。 とりあえず使える程度であっても大木を容易に貫き、熟達した使い手ならば戦車の装甲すら貫いてみせるほど。 緋彩が全力で放つものは、高層ビルのメインの柱を一撃で倒壊させられると言う噂。
飛閃 飛ぶ斬撃。 その本質は「放出」。 実際の動作に関わらず攻撃を「放出」させるものを飛閃と呼ぶため、斬撃であろうが打撃であろうが、攻撃を「放出」させるものは全て飛閃と呼ばれる。 嵐剣と神槍は互いに対をなす概念の技だが、この技はどちらとも相関を持たない。 故に「放出」は「分散」と「集中」を補佐する概念とも言える。
・技の組み合わせについて 桜華刻閃流には技が三つしかないが、それらを組み合わせることを想定している。 嵐剣と神槍は相反する概念の技のため、組み合わせると言うより、「分散」と「集中」をどの程度の割合で振り分けるかと言った方が近い。 その割合を変えることで、嵐剣の数を減らして攻撃力を上げた「神槍に寄せた嵐剣」、威力を多少落とした複数の神槍を放つ「嵐剣に寄せた神槍」などのバリエーションを持たせている。 更に「放出」を加えることで射程を伸ばしたり飛び道具として扱うことが出来るが、「放出」の割合を増やして射程を伸ばせば当然「分散」と「集中」の割合が減るため、威力と分裂数がどちらも下がることになる。 全てを均等にしても中途半端なものになるため、三つの要素をどのような割合で持たせるかが重要になる。 もちろん技量の違いによる出力の違いは存在し、同じ割合で放った技でも分裂数や攻撃力に当然差が生まれることになる。
・刀について 大小二本差しを基本とする。 ただし脇差は長脇差を用いることが多く、場合によっては大刀二振を帯びる場合もある。 これは「脇差は長ければ長いほど良い」とされるためであり、大刀と長さが近ければ持ち替えた際に使用感の違いに意識を割かなくて済むと言う理由によるものである。 そのためどちらも同時に使用することはあまりなく、片方は予備であるとの認識が強い。
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