Q.コイツは何?
・かつて風紀委員会が運用していたHMTと呼ばれる 人間の膝下くらいの大きさをした小型多目的ロボットで 「イチゴウ」という固有の名前を持ち、人間のように考えられる汎用人工知能を搭載している。 風紀委員会はその性能がユートピア機構の管理機に適任と判断。 保管状態にあった当機が引っ張り出され運用が再開された。
Q.ユートピア機構って?
・風紀委員会が新たに立案した落第街治安維持計画「ユートピア計画」に基づき 導入された無人治安維持システムのことで 無数の量産型HMTにより全自動で治安維持活動を行う組織である。 幾つかの部隊に別れているものの 主にイチゴウ率いる実働部隊「チャリティー・アーミー(施しの軍隊)」が スラム等の落第街深部において治安維持活動と共に物資供給等を行い 当該地域の住民の生活基盤を最低限度に安定させることで 犯罪行為抑止並びに違反部活への間接的打撃を与える事が目的とされている。
Q.HMTって何?
・エリンギ・ロボティクス社と呼ばれるアジア圏を本拠地とする世界的大企業によって生み出された 白いボディに大きい顔パーツ、丸っこい胴体と四つの足を持つ多目的ロボット。 HMTとは[High-Mobility-Tank]の略。何故Tank(戦車)と付いているかというと 当初は大変容に対する軍用目的で開発されていたから。 HMT-13と呼ばれる量産タイプがメジャーかつロングセラーで 安価ながら産業用途は勿論、軍用用途もカバーする幅広い汎用性の高さが魅力。 ユートピア機構の大部分を構成するHMTもコレ。 「イチゴウ」は少し違い、外見上の区別は極めて難しいが こちらはHMT/XD-15という型番を持つ別種のHMTで 次世代汎用人工知能のテストを兼ねつつ 異能者制圧を主眼において開発された試作兵器。 エリンギ・ロボティクス社によって常世島に送られた後に 暴走をおこし風紀委員会が拿捕、運用するという複雑な経歴を持っている。 現在は兵器としての機能を全て取り外されているので HMT-13に対する優位性は前述の人工知能、機体自体の頑丈さやパワーのみに留まる。
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