◇ 世杜 繕 せのもり つくろい
「ウェヒ。あ、あの、よろしくう・・・。」
世杜 繕は魔導書つくりの家系に生まれた秘匿された魔術師である。 先代は祖母で、その技を受け継ぎ魔導書と呼べるものにかかわってきた。
大変容によってそのヴェールはなくなり 新たな知識と未知の素材を求めて学園へと赴く。
世杜 繕は一介の学生である。
@容姿 目元が隠れるほどの毛量のある黒紫の長い髪がまず目につく。 次いでわずかにとがった耳、身長はさほど高くないのに、常に猫背なため余計に低く見える。 大抵の相手には上目遣いで接するだろうが、その目元は大抵髪に隠れて見えない。
服装は袖のやや大きなブレザータイプの制服にシャツ、スカート。 左袖には複数の呪符のようなものが見える。 胸はそれなり…いやかなりありはするものの、猫背の姿勢と大きめの上着により服の上からはそうは見えづらい。
もう少し細かい部分 髪には家系に連綿と宿らされた魔が染み付いている。 敏感な人にはおぞましげに見えるかもしれない。
この影響で毛髪がそこそこ強力な霊的素材と化している。 また、目元や耳がわずかに変質している。 首輪や左袖の呪符はこれらの魔の影響を抑えるため。 右腕側は作業を阻害しないようになっている。
脱ぐと結構すごいが、運動不足でちょっとだらしない。 スタイルがいい、とはちょっといえない。
@技能・魔術 専用の力ある紙と絵筆で魔導書を作成することができる。 また、材料さえあれば魔導書の修復作業にも心得がある。
古い魔導書に匹敵するほどのものが手軽に作れるわけでもないため、 どちらかといえば修復士が本業、ともいえるのかもしれない。
もちろん、自ら作成した簡易魔導書で基本的な魔術を扱うこともできる。
もう少し細かい部分 絵筆は彼女自身の髪の毛でできている。 どちらかといえば書きつける、よりは本来は縫い付ける、ほうが得意であり、専門。 刺繍本は羊皮紙と糸でもそれなりの性能にはなるが、高等生物の皮に毛を用いたほうがより生成品の性能は上がる。 これはより高次の精神を持つほうが刻めるものが多い、と彼女の家系では考えられている。
@紙袋
落第街にて 紙袋にローブ姿で落第街をうろつくもの。 紙袋は内側が認識阻害の魔導書となっており、紙袋とローブに強く印象が残りやすくなる。 妙な素材を集めたり、取引で変わった魔導書を扱ったりしているようだ。
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