【深度1:既視感を追って】エルピス・シズメが持つ異能の『第一形態』。 無自覚に行っていた外付けの記憶・経験の行使。
困っている人を見ると不思議と身体が動く。 『進んではいけない流れ』が分かる。 当たり前のように、闘い方が分かる。
異能によって獲得した経験則による状況把握・先読み技術。 空気や状況の流れを漠然と読む事ができる。主に天気や状況把握に使用される。 『詰み』『致命』『死』の前兆に対し、警告線を察知する性質もこの技術。 本来では異能による派生技能であり異能ではないが、 各データベースには異能の派生能力として登録されている。
【深度2:想いを継いで】ある理念のもと、複数の要素を持つ異能。 エルピスが持つ能力の『第二形態』。 感情・記憶・経験の継承・同期・媒介を行う能力。 正式名、記録同期プロトコル。
その場に残された意志・遺志をサイコメトリーによって読み取り、 自分の記憶や経験として引き継ぎ、また、別のものへの伝播する能力。
読み取った"想い"は【既視感】の経験ならびに、後述の再現能力に使用される。【深度3:継いだかたち】エルピス・シズメが持つ異能の『第三形態』。 記憶・経験の継承による疑似的な再演威力。 正式名、英雄継承プロトコル。
前述の【想いを継いで】による能力の一つだが、 プロトコルの確立により独立したものとして定義された。
@感情から記録を読み取り、記憶・経験として引き継ぐ能力。 A思念や感情に由来する形而上要素を継承・伝発する能力。 B上記要素を経験した『自分』を別の自我と見做して再演する。
プロセスは精神・感情の取得→形而上要素への変換→記憶→記録→再現。 演習場の「ムネーモシュネー・システム」との類似性が高いのは偶然。 彼の場合は、再現は自分を核にした一時的なオーバーライドによって行われる。 再現された存在は、【自我】【再現体】などと呼称される。
『人間の再現を達成するために幾多の異能が合体して励起している』異能群。 霊媒・サイコメトリー・予知・思考強化・同期・演算・再現など多くの側面を持つ分、 正負ともに干渉を受けやすく不安定。
長期の行使は後遺症が発生する傾向がある。英雄継承プロトコル・再現可能リスト虹の希蹟 / アルターエゴ・サイキッカーイーリスの窮地を救う薬を完成させるため、彼女の過去へと跳んだ。 その際に死の淵にあったイーリスから継いだもの。 結果として、二人の縁をより強く結ぶものになった。
『虹の希蹟』エルピス 『Dr.イーリス』の意志(遺志)を継ぎ、再現された存在。 Dr.イーリスの持つ高度な各技術を理解・行使出来るが、 身体能力そのものは低下する。
知識の重み:シンボルとして巨大な槌を具現化させる異能。それだけ。
イーリスの意思を継いだエルピスであり、 イーリスと同じような道を歩んだ場合のエルピスのイフの姿。
『虹の希蹟』は、そのイフの活動の果てに付いた二つ名。
【深度不明:アルターエゴ・サイキッカー】 イーリスにおけるメカニカル・サイキッカー互換。 青を基調とした2m程の強化外骨格。身体能力を補強する。 直接継承も可能だが、どちらにしろ制限と負荷は多い。 兵器の収納は背中のガンマウントに2基までに限定される。 異能に関しても、4枠に限定される。 但し、その一つ一つは異邦覚醒異能と名付けた、強力なもの。
再現体に過ぎない"それ"では異能を開発することが出来ない為、固定となる。 また、異邦覚醒異能以外のすべての能力を使用できない。
イーリスの『正義のロボットさん』の認識で、能力が向上している。
【異邦覚醒異能】 エグゾ・サイキックと読む。 とくべつなもの。違法改造異能互換の限定的な再現。 基本的に4種で固定。
《リミットイグノア》 第一の異邦覚醒異能。能力覚醒異能。 一時的に肉体と技術の成長係数を極端に引き上げ、ポテンシャルの上限を撤廃する。
《ミュートスガイスト》 第二の異邦覚醒異能。神秘覚醒異能。 想起した神話を行使し、神の加護を行使する。 感情に紐づく現象を展開するため、コントロールは困難。 正しき所有者なら、コントロール出来るらしい。
《フロムロゥリス》 第三の異邦覚醒異能。技術覚醒異能。 超常の壁を突き破る、彼方の戦技を取得する。多様は禁物。
《????????》 第四の異邦覚醒異能。シークレット異能。 秘匿枠。切り札。使わないに越した事はない。
【未定義:とくべつないろ】想いを補い合う異能。未登録。 《恋と愛の特色》とも記載する。
単独では機能しないイーリスの《恋囚う乙女心⦆を補助するための異能。
《虹の希蹟》《想いを継いで》《パンドラ・コアMk-U》《恋囚う乙女心⦆ 等、多くの前提条件を必要する。
イーリスの体の欠損部分の“再現”の為に必要な、 “情報・復元・同期・補強・補完”の補助を担い、 同時にイーリスが持つエルピスの想いを受け取ることにより、 エルピスの自我の欠落を補い、エルピスの負荷を回復する作用が働く。
二人で補い合い、回復する力。 未確認だが、エルピス自身への回復作用の兆候も有り。
内容そのものは一般的な復元・回復異能だがその強度は凄まじく、 多くの状態から完全復帰も可能とする。 《虹の希蹟》の同期を前提とし、二人への負荷も高いため乱用は危険。
行使前後はエルピスの身長が135〜140p弱に変化し、身体能力も下落。 後遺症として、虹の希蹟を再現した状態に近くなる。この影響は互いの負傷具合による。 |
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