「自分の愚かさを噛み締めながら――華と散るがいい」
二階堂 柘榴
短く刈り込んだ黒髪、カミソリのような鋭さを帯びた瞳を持つ色白の男。
192cmのスマートな長身に、派手な柄もののスーツとコート姿。
如何にもな日本ヤクザの風体である。ビンロウ愛好家。
違反部活「GRANADA」の部長。SS級の超危険ヴィラン。
元々は公安委員会に所属していたが、学園の闇に触れるうちに精神が振り切れた。
暴力と退廃の魔力に取り憑かれ、落第街に堕ちてしまったのだ。
公権力という島民を守る規律の反動から、特に弱者を嬲る快楽に陶酔してしまう。
二級学生や異邦人、不法入島者の人身を売買する悪行に手を染める。
落第街の力なき民を玩具のように扱う、特級の邪悪。
以後表立って表側と対立することはなかったが、ずっと水面下で準備をしていた。
そしてこの夏、ついに「GRANADA」を始動させることを決意する。
狙うものはただひとつ、暴力が支配する弱肉強食の世界。
手始めに、この常世島の裏表を逆転させ、醜悪なる退廃を降臨させようとして…
異能「破砕」
極めて凶悪な戦闘用異能。
その正体は…
1st stage「芽吹」
右手で掴んだ対象を「内側から破裂させる」異能。
正しくは「外側への拡散」というベクトルを帯びた圧力を生じさせる。
拡散力は生身の肉体程度の耐久性なら破壊可能。
対穢装束のような強力な防護服は破壊できないが、内側の肉体だけを破壊させる。
2nd stage「開花」
一定の複雑な手順を踏むことで「外側への拡散」を離れた場所へ発生させる。
これにより「掴む」という手順を踏まずに遠隔攻撃をすることができる。
最悪の初見殺しだが、この能力は公安委員の調査によって周知されている。
戦闘中、「決して足を止めない」ことで攻略が可能。
3rd stage「？？」
習得している可能性あり。
不審な「超巨大な外側への拡散」が某落第街地下駐車場で確認されている。
更に複雑な手順を付け加えることで圧力そのものの強化・巨大化と推測できる。
4th stage「？？」
到達している可能性がある。
…イベント用に登録したヴィランです。
改心の余地のない救えない悪役です。 |
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