伊那美 環菜(いなみ かんな)
・概要 血色の悪い青味がかった肌に釣り目、ギザギザの歯、あと大きな胸の少女。 異能に目覚めたゆえにその制御を学ぶため常世学園へと来た。 かつての幼馴染であった「ちぃくん」を探している。
――かつておさななじみだった少女。 優秀な少年の隣でとても平凡な幸せを望む、普通の女の子だった。 ただその二人は引越という形で幼くして別れることになる。
そして遠くの地で彼女は死に、普通の少女は異能に目覚め、還ってきた。 ・・・数年の時を経て。 既に いないもの だった彼女は複雑な扱いを経て、学園へと送られる。 かつての少年との再会を夢見ながら。
・異能:ゾンビ 黄泉返りを起こした異能。 超腕力や再生能力、感染性などといった 創作物におけるゾンビらしい能力をオンオフする形で発動することができる。
代償は、生への渇望。 シンプルなもので血肉を求める飢えを得ることになる。 彼女の存在は生と死の狭間で綱引きをしているようなものであり これを無視すると死の側へと引きずられていくことになる。 またこれに関連することとして、前述の能力で不死性を得ることはできない。 これは死そのものになるとして大きく死の側へ引っ張られるためである。
普段は生体の恒常性を維持するため、超再生を主に起動している。 このため見た目の色合い以外は心音や体温もきちんとあり、生身の様にふるまえる。
・約束 彼女は覚えている小さな時の約束。 そして同時に生への執着を維持するたったひとつの縁でもある。 固執することで異能の代償を抑え、飢えを耐え、人らしく振舞える。
変色した脳のどこかで幼子の戯言だとどこかわかっていても。 平凡な人としての在りように縋りつくために彼女は己自身を騙し続ける。
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