血がほしい。
文字色が赤い時に遭遇すると、場合によっては吸血しようとします。 後遺症はなし。吸われている時にわずかな痛みと強めの快楽あり。
友人への吸血行為によって、血の味を知った。 それからしばらくして、学生生活を持ち崩し、血を啜っては対象の記憶を消す日々に溺れるように。
■名前 汐路(しおのじ)ケイト。 あるいはケイト・パオレ・ショーディー。 本名は限られた人しか知らないらしい。
■外見 前髪パッツン長めの金髪、白い肌に丸メガネ。 くりっとした大きめの翡翠色の瞳。 幼な気で整った顔立ちだが目元と鼻筋にそばかすがある。 身長165cm、出るとこ出てて骨太気味の健康的なムチ具合。 普段はシスター服。夏の間は改造した半袖のを着てたりする。
■設定 学業とお金稼ぎが両立出来てしかも学費が安い。 腕に覚えもある少女はほぼ金のために常世学園へと入学。 単位を取りながらさまざまな部活動を掛け持ちしてひたすら金を稼いでいる。 特に割の良い「祭祀局での退魔活動」には積極的。 雇われという形になるのでもっぱら現場担当だが、とにかく腕がいいそうな。 得意なのは幽霊・屍霊・吸血鬼。東洋怪異はちょっと苦手。
12歳から島に来るまでイタリアの修道院で暮らし、そこで西洋退魔術を学ぶ。 それ以前は、自分を呪った吸血鬼のもとにいたらしい。
■性格 生真面目……ではあるが、それは教育の賜物によるものが大きい。 修道院に預けられる前にも、主たる吸血鬼から受けた教育は質の高いものであったらしく、 また「吸血鬼」に寄りすぎない、天真爛漫な性格が形成されていた。
かつては勤勉に祭祀局や様々な部活を掛け持ちし、 吸血衝動を抑えるための血液製剤の購入費にあてていたが、 現在は吸血行為を耐えることがなくなったせいで、自堕落な生活に陥っている。 元来はそうして奔放で遊び好きなところが強く、 また性格よりももっと根深いところで食べることに貪欲であり、 餓えることに対する肉体的な耐性は強いが、精神的負担が非常に大きかった。
今でも主のことを思わぬ日がないほどだが、 なぜ隷属の身を離れ修道院に身を寄せていたかは不明。
■異能 『極夜に抱かれし者(クルースニク・シンドローム)』 人間から吸血鬼への「転化」が起こる異能疾患の一種。 発祥の事由は様々だが、ケイトのものは吸血鬼に血を吸われ眷属になったことが由来。 成熟すると人間としての「死」を迎えて、吸血鬼となる。 すでにタイムリミットは間近で、吸血行為により残り時間は大きく目減りする。
吸血衝動と、血液製剤を受け付けなくなりつつあること以外、 目立って吸血鬼らしい特徴は出ていないが、生き血を取り込むことによって、 一定時間、吸血鬼らしくなれるらしい。
『クルースニク』、あるいは『ヴェドゴニャ』といったものに類する、 「怪異を狩る怪異」の血筋の裔であり、ある意味での天才。 主である吸血鬼も少々特異な存在であるらしい。 本来の異能は別にあるが、人間の身では扱えないとか。
■特記 「人外の気配」を感じ取れる方は、微弱ながら感じ取れることでしょう。 |
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