-『ハロウィン先取りお手伝いメイド』-
「いらっしゃいませー……この服装? ふふー、親切な人達にもらったー」
「ハロー。ゼアはゼアだよ。お困りごとはない? ないなら遊んでー?」 異世界から来た妖精。見た目は一見人間の少女と変わらない。 気まぐれでマイペースだが、他人に構ってもらえるのが好きで、誰かのお手伝いをしたり、道行く人にいたずらをして逃げていったり、ただ無邪気に遊びまわっていたりする。
ある異世界の妖精族の一、ゼア。人間と同じ姿をして、人に紛れて暮らしている。 外見はただの少女ではあるが、実年齢は「もう覚えてないやー。多分二千年くらいじゃない?」らしい。 そしてその割に出ているところは出ている。
知能は見た目相応。身体能力はまあまあある方。 人間より生命力が強く、怪我自体は普通にするものの、死に至ることはそうそうない。多少の怪我を気にしないということでもある。 "人に紛れて暮らしている人外"故にか、その思考は一般人とほんの少しだけズレていることもある。 先述の「怪我をしてもそうそう死なない」という性質も併せて、常人では危険な状況でも、楽しそうなら嬉々として飛び込むことも多い。そのたびに割と周囲をハラハラさせている。
普段は常世島の各所、特に人がたくさんいる場所に出没している。専ら学生街にいることが多い。 他人が自分に感情を向けてくれること(要するに『構ってもらえる』こと)が好きで、『先立つものを稼ぐことが出来る』『人に感謝をされる』といった理由で、もっぱら日雇いで働いていることも多い。 ただし荒事は苦手で、落第街の方にはあまり近づかないようにしている。
異能《巨人化》
「ふふん、これがゼアの本気。じゃいあんともーど」 身長約8mの巨大な姿に変身する。変身時は全身が光に包まれ、シルエットが大きくなって光が解ける。妖精ぱわー。 着ている服も相応に大きくなる。服が弾け飛んで全裸になったりはしない 筋力もそれ相応に強くなる、ただし動きは遅くなる。
異能《小人化》
「ゼア、ますこっともーど。ぎゅ〜ってしていいんだよ?」 身長約30cmの小さな姿に変身する。変身プロセスは《巨人化》と同様。大きくなるか小さくなるかの違いだけ。 服も相応に小さくなる。服だけ取り残されて全裸になったりは( 筋力もやはり相応に弱くなる。
能力《浮遊》 小人化を行った際の主な移動手段。「これ流石に空飛べないと不便じゃない?」 使用中は移動速度と直下の床面からの高さに応じて体力を消費する。 「床面から1.5mくらいを」「軽く走る程度の速さで飛ぶ」までなら疲れないが、より高く、速く飛ぶ場合は相応に疲れる。 自重を支える必要があるため、小人化した状態じゃないとまともに飛べない。
「商店街の服屋」 商店街にある小さめの洋服屋。それなりに老舗。各所でアクティブに活動するゼアが、ちょくちょく服をダメにして帰ってくることに忍びなく思った主人が、ゼアの服を見繕ってくれたことから交流が始まった。 現在、ゼアが着ている服のほとんどが主人の手によるもの。それ以来、服のこと以外にも色々と世話を焼いてくれるようになる。 ゼア自身も気に入っており、服には汚損防止の魔術がかけられている(これも主人の手によるもの)。店の手伝いをすることも多い。
おまけ:実際どのくらいのサイズ感?サイズ感の参考1
サイズ感の参考2(クリックで拡大可能)
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