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ちいさなもりの ちいさなむらにすむ ねずみさん。
小さな森の 小さな村に住む ねずみさんはがんばり屋さんです。
今日も誰に言われるでもなく、村のために頑張ります。
何故頑張るかと言われれば、ねずみさんは誰かのために 誰かに頼られて ありがとうと言われるのが好きだったからです。
だから、ねずみさんは今日も村の皆のために頑張ります。
~村人との会話 → 頼まれ事・手伝い → 感謝 の流れ中略~
そんなある日のことです。
ねずみさんが風邪をひきました。 とても今日は動けそうにありませんでした。
誰かが来て看病してくれないだろうか、そう考えているとお昼頃に村の仲間が様子を見にやって来てくれました。
ねずみさんが風邪だと知ると仲間は、それは大変だ今日は君の分の仕事は僕がやっておくよと言って安静にしているようにとだけ告げて去っていってしまいました。
自分の分の仕事を仲間がやってくれることに、ねずみさんは嬉しく思いました(文章とは裏腹に悲しそうな顔のねずみさんの絵)
しかし、風邪のせいで嫌なことが色々と浮かんでしまいます。
(実は裏で皆から文句を言われている、役立たずだと見下げられる、ありもしないことを言われる、
そして風邪が悪化して死んでしまっても誰も気づいてくれない悪夢が描かれたイラスト)
悪夢から抜け出すと次の日の朝になっていました。
体調は悪夢ともになくなり、家の外へと出てみれば村の仲間たちから
ねずみさん、もう大丈夫なのかい?と問われて自分が心配されてたことに何処か嬉しく思いました。
自分はこれからも、この村のためにがんばろうと今日もねずみさんは思うのでした。
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