祭祀局 †
祭祀局 |
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学園の霊的守護を司る機関。天神地祇の祭祀者。 |
概要 †
常世島内の「霊的守護」「霊的調和」を司る機関。
神性や精霊の類、天神地祇(日本における天つ神国つ神や中国における神祇の意味ではなく、全ての霊的な存在をここでは指す)への「祭祀」を行い、常世島内の霊的な調和を守護することを職務としている。
退魔的な職務も存在するが、あくまで主たる目的は島内の霊的な調和を保つことである。
学内の宗教団体についての管理を行うのは「公安委員会」などの管轄であり、「祭祀局」が担当するわけではない。特定の宗教の布教や弾圧を行うことも勿論ない。常世学園内では宗教の自由は「強く」保障されている。
学園草創期においては生活委員会の一部局であったが、その職務の特殊性・専門性のために独立した。
「地球」における伝統的な宗教を始め、新旧・異世界のものを問わず様々な「宗教」「信仰」の祭司・宗教者――神職や巫女、陰陽師、僧侶、道士、神父・牧師、祓魔師(エクソシスト)の他、霊能者や異世界における神官など――が局員として集められている(破壊的・校則に違反するようなものは除く)。
あらゆる宗教で信仰される「神性」への対応が求められる故である。執行の必要に迫られる祭祀の種類は多種多様であるため、霊的・宗教的・魔術的な祭祀・儀式だけではなく、それらと科学を習合されたアプローチも行われる。科学的な方法に対して、局内では反対意見を持つものが存在しないわけではない。
専門的な祭祀・儀式を求められる事件・事象に対して「風紀委員会」や「公安委員会」、「生活委員会」などより諮問があった場合は助言を行う。あるいは直接解決に協力することも多い。
ただし、「風紀委員会」や「公安委員会」にも霊的な事象への対処を行う部局は存在するため、それで事足りる場合は祭祀局の出動は行われないこともある。基本的には他の委員会との足並みは揃っているが、霊的な解決を快く思わないものも一部存在するともいう。
常世島内には特定の土地の領有を主張し、祟りや霊障などを発生させる神性・精霊(妖怪なども含む)が稀に現れる。「祭祀局」の局員たちは神性に対応した「祭祀」「祭儀」を行い、神性と交渉することとなり、現れた神性に対して宗教施設群に新たな社や祠を設け、そちらへの鎮座を要請するという例が多い。島内の歪んだ龍脈や地脈の修復も行う。
島内に害意のみを齎すものは「怪異」として判断され、討伐・除霊・調伏が行われることもある。場合によっては局員との「契約」や「使役」の対象となることもあるだろう。
なお、祭祀局の使役・契約対象となった神性や精霊、悪魔に類するものも安全性が証明された場合は入学も可能である。
なお、あくまで「祭祀」は学園内に「神」「精霊」などとして現れるものを対象とし、「生徒」「教師」「職員」として振る舞う神性などについては対象外である。
たとえ「神」であったとしても、常世学園に「生徒」や「教師」として登録した以上は他の存在と平等に扱われるためである。
「祭祀局」は転移荒野などに現れた「神性」とファーストコンタクトのために出動することもあり、祭祀や交渉の結果、その神性に入学の意志が認められる場合は生活委員会にその旨を伝えるということも行う。
ただし常に祭祀局が出動するわけではない。
常世島内に発生する霊的な事象は多種多様であるため、必要な場合は局外の宗教者や祭祀系部活への協力要請を行うこともある。
構成員 †
下部組織・関係部署 †