元はとある組織で教育を受けていた戦士。魔術や異能を根絶し世界を正しい形へ。そんな理念を掲げた組織だ。
しかしその実態はただの犯罪集団であり、彼もまた被害者であり加害者。そこで長い間犯罪行為の片棒を担いでいた。組織にとって彼は今の間は都合のいい武器でしかなかったから。
しかしとある抗争の最中その組織は壊滅。完全に居場所を失った彼は襲撃者に問うた”本当の正義はどこにあるのか”と。
その襲撃者は答えた”そんなものはどこにもない。白があれば黒も生まれる……だが灰色ならば居心地は悪くともすべてを受け入れる居場所になる”と。
その襲撃者は裏切りの黒のメンバーであった。それが彼の本当の始まり。名もなき戦士は過去をすてその人物へとついていく。人としての生き方を覚え……
そしてその人は還らぬ人となり。その人物の遺言として名前を貰った。その名前は照月奏詩であった。
紫電に似たオーラを纏い、そこの部分はバリアを張られるというもの。強度は範囲が広ければ広いほど弱く狭ければ狭いほど強い。
最大出力ならば砲撃程度ならば防げる。
触れたものを文字通り拒絶する能力。
すさまじく汎用性が高い能力で防御はもちろんの事。
空気を弾き飛ばしての遠距離攻撃はもちろんの事そもそも殴った場所がすさまじい勢いで押し出されるという都合上強化すれば強化するほど破壊力は向上する。
また足元の空気を拒絶し自分自身を吹き飛ばすという方法を使えば高速移動も行える。
別に悪になりたいわけではない。それどころか悪は嫌いですらある。
同時にこれが必要な事であることも理解しており、自身を含め灰色でしか生きられない存在が少しでも生きやすくなれるように、そして助けてくれた人物の後を継ぎ所属
下半分を覆う黒鬼の反面にフードというスタイルを取っており仮面には微弱に音の拒絶を張ってある為声だけならば壊れたラジオのようなノイズとくぐもった声となる。
戦闘面ではもっぱら実働を担当しており、大小合わせ様々な作戦に参加。いくつもの違反部活、違反組織を壊滅させている。
組織で習得させられた対異能対魔術特化の武道を軸に能力を組み合わせた戦闘スタイルを得意としている。
しかし身体能力はどうしょうもなく人間である上能力を隠しているとき、すなわち学校内ではバリアを張れる程度しかなく。
無能力者の武術家より多少強いかどうかレベルしかない。
だが能力を完全開放すればその戦闘能力は一気に跳ね上がり、裏切りの黒の構成員として単体で多数の違反組織を壊滅させたという実績に恥じない戦闘力となる。