多くの魔術体系に使用される、魔術の「基礎中の基礎」の技術。 魔術というよりは魔力操作技術に近い技術で、魔術を取得する前段階で魔力を操作する基礎の技術として多くの魔術に組み込まれている。 基礎技術の為これから更に派生し体系化された魔術に比べて出来る事、行使できる力等は少なく、ある程度の基礎を学んだ後に自分の使う魔力に合わせ他の体系化された魔術を取得していくのが魔術師の基本となる。
魔力を全身に巡らせ身体能力を上げる、魔術的要素の絡む身体躁術にはほぼ必ず見受けられる基礎技法。 難易度は高くなく、多くの使い手が存在する基礎中の基礎の技。強化魔術とも呼ばれる。 厳密には魔術ではなく魔力を纏うのみの為、魔力を持つ者なら修練を積みさえすれば比較的楽に誰でも取得可能。 ただし単純な『強化』による強化幅は素の身体能力に比例する為、これ単体で強い出力を出そうとすれば必然的に肉体を鍛える事が不可欠となり、魔力の消費に反し効率が悪い。 その為、通常であれば強化に加え更に術式、媒介等をかみ合わせ身体能力関係なく強化幅を引き上げて使用される。 魔術の素養があればそれらは簡単に行う事が可能。