異能をファーストステージ、セカンドステージ、サードステージの三段階(?)に分類する説である。
学生たちの間で流行しているだけで学説とは程遠いものがあり、
それぞれも一番最初に異能を覚えた段階をファーストステージとするだけで
区分は曖昧なものとなっている。
だが異能者は時に訓練で、時に心境の変化で、時に絶望や希望に触れて。
異能が変質・進化することはありえる。
ゆえに、学生たちの間で今もまことしやかに異能ステージ説は共有されているのだ。
異能に発現した最初の段階。
この段階で幅広く異能を扱える人もいれば、
ただ単純に火を出す、氷を出す、雷を出すなどの放出のみに留まる人もいる。
さらに異能が進化した段階。
進化の結果、異能自体の出力が増し、さらにできることが増えると信じられている。
余談だが、常世の不良には自称・セカンドステージが非常に多い。
異能の進化の最終段階と考えられている。
実際にサードステージに到達した、と豪語する人はいても、
具体的にどう変化し、どう進化したのかを語れる人は少ない。
存在するかもわからない進化の極点。
学生たちの間でもここまで辿り着いた者はいない、というのが通説。
一方であの伝説の学生はフォースステージだった、などと噂が広がることも。
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