設定/道具/違法魔道科学具『Capsule：M』

違法魔道科学具『Capusule：M(カプセル・モンスター)』 †

何処の国か、どこの研究所か、誰が作ったか分らないが出回り始めた違法魔道科学具。
かなり高価な魔道科学具だが、注文すれば届けられ、ある程度の要望にも応えてくれる。
その効能は、モンスターなどの肉片から作られた、理性のない凶暴なホムンクルスモンスターの出現。

↑

形状や使用方法 †

形状はトイ・カプセル形状の安いプラスチックボールにも見える形。
使い方は、カプセルの特定箇所に指を強く押し当て、放り投げると、
カプセルが割れ、状態を時間的に止めていた封印が解放、
カプセルの割れ面にある魔法陣が発動し、ホムンクルスモンスターに急激に成長させるというもの。

↑

効果 †

開放する際に指を押し当てた登録者以外の生者を無差別に攻撃する、理性のない凶暴なモンスターの出現。
脳ストッパーなどが無くなっているため、自己破滅的な力を振るうため、
瞬時的にはオリジナルの力を上回ることも少なくない。

モンスターとカテゴリーするが、それが異世界モンスターだけでなく地球人である場合もある。
オリジナルが後天的に得ている能力、努力や知識や経験で身に着ける能力は持たないが、
先天的に持っている能力は持っている。

↑

副作用など †

第一に、現れたホムンクルスモンスターの寿命は無理な成長をさせているので極めて寿命が短い。
長くて10分間ほどで崩れていき、その痕には腐敗集を放つタンパク質や類似物が残るのみ。

第二に、オリジナルが持つ先天的な能力を持ち、脳ストッパーがないので全力で扱えるが、
同時にその先天的な能力でも後天的な努力などで得たようには扱えない。
ドラゴンだとして、広範囲な全力ブレスはできるが、それを絞り一点に集中させるような工夫は
ホムンクルスドラゴンにはできない（考えられない）。

第三に、機械や無生物のホムンクルスモンスターはない。

第四に、登録などするトイ・カプセルを壊すと維持できずに崩れ落ちます。
このトイ・カプセルは時間停滞や、急速に成長させる錬金術の魔法陣の他に、
短時間ですが成長状態に固定させる信号や、登録者だけは除外する指向性などの信号を出しています。
この半分に割れたトイ・カプセルは、出現したトイカプセルに引っ付いています。
ただ、基本的には見つけにくく大変に攻撃しにくい位置に装着されているようです。

ホムンクルスモンスターの元とするのに必要となる肉片量は、約10gの肉片です。