『視界過敏』 †
他者の視界に入った際、触覚でそれを感知するパッシブ型の異能。
視覚範囲内なら常に反応するが、距離が開いていたり弱視によって
はっきり見えない場合は、その分触覚反応も弱くなる。
ただし視線が触れた場合は反応が過敏になる。
異能の封印制限措置が行われていない場合、
身悶えしてまともに行動が取れなくなるほど。
また、触覚反応は視覚の主の感情を色濃く反映する。
視界に入っただけならただ触れられただけと変わらないが、
例えば害意を含んだ視線を向けられれば痛みを伴う。
触覚に物理的圧力はなく、害意の籠った視線でも傷が付くことはない。
しかし心理的な圧迫感/錯覚を伴うため、1方向から大勢の視線を
受けると同方向に進めなくなったり、押し返されて転んだりもする。
当初は視線にのみ反応する(直視された場合のみ感覚を伴う)異能
『視線過敏』として登録されていたが、
怪異に襲われたのをきっかけに範囲、及び感度が拡大強化された。
この変化を『異能ステージ説』に当てはめた結果、
2ndStageに進化した異能『視界過敏』として改められるに至った。
1stStage時点でも鬱症状、それに伴う心因性幻触や自傷行為に発展する
精神疲労を伴う極めてデメリット色の強い異能であり、『異能疾患』と
評されたこともある。
素の状態では日常生活を送ることさえままならず、
異能弱化/封印制限措置が認められている。
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