日下葵に関する報告書
20yy.mm.dd xx異能研究所

現在編集中です。これから加筆・修正していきます。

0.はじめに

 この報告書は日下葵(以下当人と呼称する)について詳細を記述したものである。
【閲覧制限】の項目は権限を有する者以外による本報告書の閲覧を禁止する。
閲覧制限の項目を読む権限を有する者は以下の通りである。
(1)医療関係者
(2)風紀委員に所属する者で、かつ当人の上司にあたる者
(3)風紀委員会をはじめ学園の委員会に所属する者で、かつ特別に許可を得た者
またプライバシー保護のため、閲覧制限の有無に関わらず本報告書の内容を第三者に漏洩することを固く禁止する。

・PL向け
 本wikiは"常世学園のデータベースに登録されている、常世学園が把握している日下葵の情報のすべて"という体裁の文章です。
このwikiの内容を知らなくてもPC名簿の内容だけでも十分にロールできるようになっていますが、
"正当な理由からデータベースを調べれば出てくる内容"となります。
 本wikiはより深く日下葵というPCに関わりたい方の為に、葵のより深く詳細な情報を記載しています。
基本的に【閲覧制限】と書かれた項目は既知不可となります(上記3項目のいずれかに該当するPCであれば既知でも構いません)
より深く葵と関わりたい方はこのwikiの内容をフックにしていただければと思います。
 また必要に応じてPL向けに注釈を入れる場合は本項目のように「・PL向け」と明記したうえで注釈します。

1.基本情報

aca1941.png性別女性
年齢18
種族人間
立場学生
学年3
異能過剰回復
魔術道具を用いた教養レベルの魔術
世界地球
所属風紀委員会刑事部


2.経歴

2.1 常世島移住前の経歴

 本島に住む地球人の両親のもとに生まれ、公立の小学校に入学。小学2年生の時、下校中に交通事故に遭遇(詳細は2.1.1を参照)
その際に異能の所持が発覚する。その後9歳の誕生日を迎えると同時に異能の検査、訓練のために両親元を離れて単身常世島へ移住。
それと同時に常世学園へ入学する。

2.1.1 交通事故の詳細

 8歳(小学2年生)の初夏、下校中の交差点にて信号待ちをしていた際に左折するトラックの後輪に巻き込まれて重傷を負った事故。
目撃者の証言や現場の詳細な調査の結果、後輪に巻き込まれたことで右手足を付け根から千切れる形で損傷。しかしその直後に急激に傷が回復。
警察や救急が駆け付けたときには手足は完全に回復し、千切れてしまった手足や血液は完全に消滅していた。
葵本人は強い痛みを訴えたのち意識を失いその場に倒れていたものの、搬送後の病院での検査ではバイタルは安定。2日後には退院している。

2.2 常世島移住後の経歴

9歳:誕生日を迎え常世島に移住後すぐ、異能の調査を行うために入学。
   島内にある研究機関と提携する病院に半年にわたる検査入院を行う。
   異能の詳細が分かった後1年半にわたって同病院にて医療技術への協力としてデータを提供する。

+  閲覧制限 

15歳:復学という扱いで実質的な学園への入学を果たす。
   同時に風紀委員会に所属し、以降は他学生と同様に現在まで学園生活を送っている。風紀委員会では刑事課に所属(詳細はを参照)

2.2.1 【閲覧制限】訓練の詳細

 検査入院後、非常に高い回復能力(詳細はを参照)を有していることが発覚。両親同意のもと再生医療への応用として生体データを学園へ提供する。
これに目をつけた風紀委員が異能を十分に発揮する為に当人へ痛みに耐えるための訓練を開始する。この訓練は11歳半ばから14歳半ばまで行われた。

 訓練の内容は苛烈を極め、後の当人の人格に影響を与えた。
訓練の担当委員には糸杉 纒(詳細はを参照)が起用され、訓練が終わるまでの3年間にわたり彼が当人の訓練指導を一任された。
この間表向きには生体データの提供という形で病院施設に隔離、訓練が行われる。
この事実は当人の両親や外部からの批判を避けるため一部の人間の間のみで共有されるにとどまった。

 訓練の内容は非常にシンプルで、痛みに慣れるまで痛みを与え続けるというものであった。
痛みの与え方は訓練担当の糸杉が監修した、彼は痛みの継続性と強さ、設備の安定性から電撃による訓練を多用した。
当然、電撃以外にも薬物や外傷による痛覚訓練も行われ、痛みに対して生理的な反応を示さなくなるまで訓練は続いた。

 また同時に恐怖心を克服するために訓練の内容は工夫され、痛みへの生理的な反応と同様、恐怖の感情は訓練終了時には非常に希薄になった。
本訓練は異能がどの程度まで実用的に効果を発揮するのかを調査する意味もあり、
身体や臓器の欠損に対する異能の適用限度も同時に調査された(詳細は3.3を参照)

3.異能【過剰回復】について

3.1 検査入院の所見

 検査入院の結果、当人の細胞は特定条件下で通常の人間に比べて数千倍~数十万倍の代謝速度を発揮することが分かった。
この特定条件というのは細胞が外的要因によって破壊された場合である。組織が傷を負った場合、破壊された細胞から警告物質が分泌。
これを周囲の細胞が受け取ると代謝が非常に活発になり、破壊された組織を急速に修復する。

3.2 生体データ提供での所見

 検査入院によって異能の概要が判明したのち、異能の応用の為により詳細な調査を実施した。
組織の修復が完了した後もしばらくの間は代謝は活発であり、組織が発達する。
また細胞を正常に複製する為に不可欠なテロメアが非常に長く、また複製時に短くなりにくいという事実も確認されており、
当人の生物としての寿命は非常に長いものと推測される。
大きな外傷を追わない場合、その寿命は1000年~2000年と推測されるが、これは一般的な生活を送った場合の概算であるうえに精度にも期待はできない。

 日常的な生活を送る程度なら特別な措置は必要としないが、頻繁に外傷を負う場合は投薬による過剰な細胞分裂の抑制が必要である。
投薬の頻度は外傷の程度によるものの、人間的な生活と身体を維持する為に錠剤による1日2回の錠剤の服用が望ましい。
また身体の5割を超える損傷や脳細胞の損傷した場合には通常の投薬に加えて吸入、あるいは静脈への直接の投薬が必要となる。

3.3 【閲覧制限】痛覚訓練での所見

 本訓練によって異能の応用的能力の調査も行われた。
調査は主に異能による回復が働かない部位や器官の有無、記憶や人格などの継続性の有無、回復に必要な細胞の下限、
継続的な損傷による身体機能の変化、毒物への耐性などが調べられた。

3.3.1 異能の発動条件

 当人の異能は物理的な要因によって細胞が破壊されなければ発動しない。
この異能は細胞膜の破壊を伴わない細胞の死は異能の発動に寄与しないことがわかっている。
これは細胞膜が破壊された際に細胞内から警告物質が分泌されることで発動するためであると考えられ、
毒殺や酸欠などによる物理的な細胞の破壊を伴わない行為へは不可逆的なダメージを負う危険性がある。

3.3.2 人格の継続性

 当人の異能は破壊された細胞の回復のほか、すべての細胞の情報を共有する機能も有していることがわかっている。
この機能によって脳を破壊したとしても人格と記憶は回復後も継続する。
また発達した筋肉なども回復後は損傷前の状態に戻ることが確認されており、
投薬によってどの時期の情報を記憶するのかをある程度操作することが可能となっている。

3.3.3 回復限界点

 当人の異能は生きた組織が体積比で全体の3%以上残っていれば正常に回復することがわかっている。
これは異能を一時的に無力化する装置で身体を部分的に切除、冷凍して保管したのち、本体の回復を待って身体を破壊する方法によって確認された。
生きた組織が3%を下回ると正しい形状に回復しない、記憶障害がでるなど正常に回復しない可能性が出てくる。

3.3.4 継続的損傷に対する耐性

 当人の異能は継続的な損傷に対しては不可逆的な損傷を負うリスクがある。
例えば傷口縛ってしまうなど物理的にふさいでしまった場合は細胞は分裂できず修復ができない。
また損傷した臓器は完全に機能を失うことはないものの性能は低下するため、
心肺を継続的に傷つけた場合は他の組織が酸欠で壊死する場合がある。

4.人柄


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