設定/その他/常世島名産品「常世苺」のバックアップ(No.2)

紅い真珠『常世苺』 †

常世島の名産品として非常に人気な高い白い苺。年中収穫できるが、一度に収穫出来る量が非常に少ないため希少性が高い。甘味が非常に強く、一口食べれば涙を流す者がいるぐらいには美味。また、弱い魔力を持つため食用としても魔術師用としても需要が高い。

その希少性や需要の高さ故、当然高価格で取引されているが、それでも予約数ヶ月待ちはざらだと言う。店頭に並んだ日には殺気だった客が販売店に押し寄せると言う。

常世苺は収穫されるまで保持している魔力を周囲に放出する性質がある。その魔力は判断力を狂わせ、果実を魅力的に思わせる効果がある。

年中収穫出来ると言う性質上２ヶ月に1回程度の頻度で苺狩りが行われるが、倍率は驚異の2桁後半と言う狭き門。

しかし、苺狩り客は苺の魔力に当てられ、数少ない苺を巡り客同士での乱闘がほぼ必ず行われる。死人が出る事もあるが、客側の強い要望と農家の利益の大きさから中止される事は無いとか。

その際、苺狩り客の血で白い実が赤く染まることから紅い真珠と呼ばれている。

異世界からやってきた怪異の一種。白い果実は自身に近づいてきた生物同士で争わせ、その血肉を養分とする為のおとり。竹のように地下茎から周囲に向けて繁殖していく。

常世苺農家には強靭な精神か魔力に対する強い抵抗力が求められている。