| 性別 | 女 |
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年齢 | 19 |
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種族 | 元人間 |
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立場 | 学生 |
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学年 | 二年生 |
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異能 | 永き悲嘆の檻 |
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魔術 | 成績は非常に優秀 |
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世界 | 地球 |
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所属 | なし |
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それが"アイ"だとあのヒト達は言っていたから
注意 †
非常に残酷な表現や心臓に悪い表現が出てくる部分があります。
閲覧注意の項目に目を通される場合はご注意ください。
このPCは俗にいう悲愴PCに該当するPCです。
また背後の設定厨気質が炸裂しております。
全部目を通すと混乱する事間違いなしですので
目を通される場合はどうぞご留意ください。
3分で大体わかる 宵町 彼岸 †
3分でわかる ヨミ・ラクリモサ †
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| | 閲覧者は読了後■だちに■■作業を行っ■くだ■い。尚、この記■は広範囲に■■汚染を引き起こす恐れ■■る為他■■情■を共有す■■■を■く禁じ■■■■―――。(非公開情報)
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……ねぇ、アソボうョ?
- 概要
人の貌をした異能。
虚数情報群でありその疑似人格としてヨミが表出している。
- 能力
多彩な能力を有しておりその在り方はまさに死に至る混沌。
虚数領域に踏み込んでいるため干渉領域が非常に広く、取り込んだ情報を利用し様々な異能や魔術、生命すら再現してみせる。
世界へ干渉する数式として取り込んだ魔術も正確無比であり、その多大な情報量とキャパは最早生物の領域にない。
特に虚数領域を利用した事象への干渉や分解、消去に関しては悪魔的。
不用意に踏み込むといずれ虚の波に飲み込まれ消え去ることになる。
反して彼女自身は基本消える事を望んでも消える事が出来ない。
- 願い
彼女の願いは愛される事ではない。
彼女はもう十分"愛され”すぎた。
涙は枯れ、心は砕け、願いは汚された。
祈りは空に届かず、この手は星に触れる事はない。
だから、せめて彼女らに安らかな眠りを。
そして願わくば、美しき世界をもう一度だけ。
|
プロフィール †
名前 †
その神出鬼没さからゴーストと呼称されている。
+
| | 在りし日の過去
|
記録上は宵町彼岸(ヨイマチ カナタ)と登録されている。
本名はヨミ・E・ラクリモサ
長い間『被検体43号』と呼ばれていた。
苗字と洗礼名は孤児院に入ってから与えられた。
「ヨミ」は大事な誰かから送られた名前。
彼方という名前もヨミから。
しかし殆どのタイミングで忘れてしまっている。
尋ねれば思い出す事が可能だが普段は自身の名前を認識していない。
|
容姿 †
基本情報 †
あるものは枯れた老人であったと言い、
あるものは年若い童女であったという。
名残であるかのように学生時代の姿のままでいることが多い。
小柄で豊かな体系に癖のある長髪、時が止まってしまったかのような童顔
僅かに垂れ目の瞳は普段は翡翠のようだが異能によるリンクが発動時は琥珀色になる。
髪色だけはヨミであった頃のトウヘッドに戻っている。
+
| | 在りし日の姿
|
記録上の年齢と比較した場合若く見られることが多い。
外見年齢はほぼ高校時から変わっておらず、実年齢と比較しても異常。
あまり手の付けられていない癖のある灰がかった黒茶の長髪と
翡翠のような深い緑色の瞳が印象的。
少したれ目気味の瞳を持つ童顔で一見すると柔らかく、眠たそうな印象をもたれる事が多い。
白磁の肌と整った造形をしており、どちらかというと西洋系の顔立ち。
じっと見つめられると時間が止まったような気がすると性別問わず言われることも。
体型は小柄でソフト。身長に見合わずかなりメリハリかつ豊かな体型で、たわわチャレンジ程度なら余裕。
一部を除いてほぼ理想と言われる形をしており同年代の平均身長以上あれば
腕の中にすっぽりと収まるサイズの為、抱き心地が良いと友人には言われてる様子。
……とは言え普段の変人というイメージや無防備さ
余り外見を気にしないように見える適当さに加え、ズレた言動などで
異様な存在感があるためそちらの印象が強くあまり他要素が意識されない。
+
| | その他
|
狩人として振舞う際は一転して色素の薄い姿形になる。
艶やかなトウヘッドの長髪をしており
先端に行くにしたがってシルバーブロントに。
黒地に白で描かれた仮面をしており、左目が琥珀色の瞳になる。
服装は中性的でシャツとリボンタイ等
俗にいう従者服を少し崩して着ている事が多い。
しばしばチェスターコートを羽織っている。
体型に関してはあまり差がないことが”多い”。
実は幼少期の本人の姿に最も近い容姿でもある。
……とは言えその殆どにおいて
認識阻害が周囲に起きている為その姿を認識する事は非常に難しい。
装備品それぞれにかなり高度な認識阻害術式や意識干渉術式が編み込まれており
そもそも彼女自身がそういった術式に非常に長けている為
どのような存在かと認識する事は愚か、そもそもそこに居ると認識する事すら難しい。
本気で気配を消している際は文字通り存在と気配を"消去"している為
居ると判っていても認識が出来ないという不思議な光景になる。
プログラムで認識した場合でも、彼女は無数の数字の塊として目に映る。
|
|
服装 †
基本的に白衣を纏っていることが多いが
それ以外は適当に選んでいる事が多い。
着やすい物であり、目についたもの。
大体がオーバーサイズのもので
以前アニマルパーカーをいくつか買ってもらったことがあり
それを身に着けていることが多かったようだ。
白衣を纏っているのは名残であり、再定義であり、
そして彼女が憎むべきものの象徴であるため。
その他 †
いまや本人は隠しているわけではないのだが
情報阻害がデフォルトで展開されており正しく容姿を認識することが難しい。
更には相手の願望に近づく傾向があり、文字通り相手によって姿を変える。
基本的に相手の記憶に残らず、場合によってはそもそも認識すらされない。
別れた瞬間には別のものに切り替わっている。
声も同様で本人の声質はか細くどちらかというと甘い声だが
聞く相手次第でその声質も変化する。
基本的には複数人の声が混ざって聞こえるだろう。
周囲には甘い花のような香りがわずかに漂っているが
この香りには”睡眠欲を除く欲望を強く活性化させる”効果がある。
特に性欲や破壊性に関しては誘発されやすく、
他にも思い込みにとらわれやすくなる。
気が付かないうちに冷静さを失わせるといった効果も持つ。
性格 †
普段 †
情報生命体であり、倫理観はあくまで指針のひとつでしか無い。
必要であれば躊躇いなく一線を踏み越える。
執着心は非常に強いがそれ以外に関してはまるで見えていないかのように反応を示さない。
一方で人らしい矛盾した部分も多くもちあわせており、過去の経験から人らしさに執着している部分も見受けられる。
彼女の人格ベースは43号であり、その感性は子供のそれに近い部分も多くある。
しかし彼女の一生は苦痛と汚濁に満ちたものであり、その影響は随所に見られる。
特に愛というものに関しては大きく狂ってしまっており
彼女にとって愛とは相手を穢し、蹂躙し、破壊することという認識になってしまっている。
それを忌み、彼女は違うアイを探し続けている。
テレパスや心理操作に強い抵抗力と干渉力をもつ。
仮に彼女の深層心理や過去を覘こうとしたなら雑音と空虚しか見る事は出来ないだろう。
とある理由により覘く物がないという事や元々それに近い能力を所持している事、
既に壊れているため普通の方法では干渉されないというのが理由としては大きい。
感覚としてはまるで互換性のないOSで別のコンピュータの構築を覗くようなもの。
仮にそれらを跳ねのけて彼女の深層心理を覘く事が出来ても発狂しかねない光景が飛び込んでくる事になる。
また情報生命体である彼女にとって内心や過去に踏み込まれるのはハッキングやウィルスに近い行為であり
それを悟られた場合、明確に敵として認識される可能性が高い。
+
| | 学生だった頃
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普段はよくわからない人。
一人称は主に"ボク"だが度々変わり安定しない。
子供っぽくふわふわと捉えどころのない言動を基本とする。
ぼーっとしていることが多く、突拍子の無い行動を多くとる。
芸術家肌で無邪気とも世間知らずとも称される。
人の名前を覚える事が苦手でよく適当な名前で呼んでいる。
いつも微笑んでいるように見える事から変人だが穏やかな人物と称されることが多い。
基本学内では『変わり者ではあるもののどこか憎めない人物』で通っている。
天才と変人は紙一重という例に上げられることが多く、
実際彼女を知っている生徒の大半は納得してしまう雰囲気の持ち主。
意外にも人望は悪くない様子。
そのぼーっとした雰囲気や素体はかなり良い事から
時折着せ替え人形のように色々な服を着せられたりしている姿も見られる。
記憶領域に異常な現象が確認されており物忘れの領域を超えた忘却を引き起こすが
同時に完全記憶に近い記憶力も持つ事が確認されている。
完全忘却癖と完全記憶能力が両立しているという稀有なサンプルケースでもある。
特に自己に対する情報が非常に希薄であり誕生日、年齢、果ては名前すらも忘却している場合がある。
周囲には猫科の性格と言われており、実際かなりの気分屋。
最近は以前と比べてもボーっとする時間が幾分か増えた。
特定の相手によっては人見知り部分も顔を出す。
芸術を好み、絵画や音楽家といったものがとても好き。
それらと相対する場合小さな子供のように見える事も多々ある。
感受性が高いと称されているが変わった感性の持ち主とも思われている。
本質的にはかなり内向的な部分が大きく、自身について深く知られることを嫌がり
此方からわかりやすい答えを開示し疑問を抱かせない事でそれ以上自身の内面に踏み込まれないようする。
自己開示型の偽装をした壁の持ち主。
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その他 †
・女子寮在住。個室。
・食事は小食。食べないことも多い。
・好きな飲み物はココア、生姜湯。
・友好関係は広いが実際は誰一人顔を覚えていない。
・お気に入りの場所は暖かい場所と暗い場所。日溜りとか部屋の隅っこ。
・良く寝ているが人前で深い眠りにつくことを強く嫌がる。基本常に半覚醒状態。
・検死官としての資格を持っている。年齢的には特例かつ異例だがこの島の住人なら不思議ではない。表向きは魔術と異能による物となっている。
・一部大人に対してはとても大人しい。
・自称子供嫌いなものの小さな子供には甘い。
・最近美術部員になった。人が居ない時に限って部活動をしている為部員にはあまり知られていない。
経歴 †
記録で見る限り幼少期は幸せな生活ではなかったようだ。
孤児院に預けられたところからの記録はあるがそれ以前は不明。
戸籍情報ではそれ以前は存在しなかったことになっている。
その後12まで孤児院で生活。中学入学を期に寮に入る。
中学在学時には既に魔術師として登録されており中高共に非常に優秀な成績で卒業。
その後外の異能研究を推し進める大学に所属していたが
転入という形で常世学園に入学。
以降研究員兼学生という立場で研究を続けている。
幼少期過ごしていた孤児院は2年前に焼失。
住んでいた全員が焼死したことから天涯孤独の身の上と記載されている。
異能等のデータは過去の検診の際のデータが提出されているようで
幾人かの検査官と思われる人物の名前が記載されているものの既に全員故人。
記録上残っている異能データは永転人形だけだが
時折波長係数が安定しないという観測結果が報告がある。
パペッター系列の能力者の為に行使対象の影響でノイズが混ざるのではないかと
考察されている模様。
研究の成果を一部学園側に提出するという条件で学費の軽減措置を受けているようで
学費は基本自分で支払っており、自分の事に関しては表向き割と節約家。
ただ衝動買いや交際費はかなりの緩さで財布を開くため心配されている。
一部教師には経歴や能力、性格等々から天涯孤独の身の上にも拘らず
健気に明るく振舞っている生徒という認識をされている模様。
忘却性等の体質や経歴を鑑み特別教室への編入も検討されているものの
現在は辛うじて通常クラスに加わっている。
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| | 本経歴 隠蔽事項
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両親共にの異能研究者で人工的な異能付与実験の成功例。
父親はドイツ人で母親は日本人。もはや原型はないが。
彼女の両親は気が付いていなかったが彼女自身が別の異能保持者であり
そこに無理やり付与する形になっているため
異能使用時に致命的なエラーを度々引き起こしていた様子。
両親と組織を正義と教え込まれて被験者として育った。
人を人と認識できなくなったのはこの頃の経験が原因。
組織の一斉摘発の際に保護され孤児院に預けられることとなったが
その時すでに彼女の中に狂気は宿っていたようだ。
高校時に過去に一斉摘発されたと思われていた組織の生き残りに拉致され
対異能者用の研究を行うようにと求められた。
当初は反抗すると思われていたが彼らの意に反してあっさりと了承。
研究室を与えられ独自研究にていくつかの報告をし、その"ついで"に大半を惨殺。
何度か廃棄、暗殺を計画され実行されたが、なぜか殺したはずの彼女は生きており、
なおかつ仕掛け人が全員狂死するという事態に発展したため
常世学園に転校生として送り込み、地下研究室を与える事で事実上の隔離を行っている。
彼女自身は隔離だろうと何だろうと研究を続けられれば気にもしていない様子。
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異能・特殊能力 †
永転人形 †
召喚系の"能力者"と記録上はなっている。
人形(マリオネット)と称しているが生体のような姿を持つものも多く
その多くは正体不明の怪物が多い。
それを自在に操る事からパペッターの系列能力と記録されている。
公式戦では『ダリア』という名前の戦闘用マリオネットと思しき物を使役することが多い。
基本的に異能波長は安定している事が多いがごく稀に異常な波長が観測される。
その波長はもはや波長と言えないような滅茶苦茶なものであり、
理論上あり得ない数値を示すため、観測上のエラーではないかと考察されている。
公式戦以外では滅多に"戦闘"はしないうえに
基本的に隠蔽しているが
- 《実数型操傀機・壱式 -スナーク-》
- 《虚数型操傀機・弐式 -ブージャム-》
の二体についてはお気に入りの様子。
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| | 永き悲嘆の檻(ウロボロス)非公開情報
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永き悲嘆の檻(ウロボロス) †
永転人形と偽装されている彼女の持つ異能。実際はウロボロスの能力の一部にすぎない。
度重なる実験や経歴の関係から第三段階(変質段階)まで進んでおりかなりの凶悪さを誇る。
情報を取り込み分解、付与や複製にとどまらず天敵(メタ)を構成する。
彼女が『記録、保存』したものを『複製』または『支配』する能力として発現する事が多い。
一方で対象を区別しないため自身をも消化し、食いつぶしていく能力でもある。
イメージとしては彼女自身が別の輪廻というデータベースを所持しており
そこに記録された存在を彼女という端末を介して
引き出したり編集、改変して使用するようなもの。
彼女自身も無数のパターンが存在し、その中の一つをひな型として保存、複製し
自身の体として使用している。
普段の使い方はコピー&ペースト的な扱いをすることが多いが
本領は
- 万捌の裁縫師(シップオブテセウス)
ありとあらゆるものを複製、または繋ぎ合わせる能力。
非常に幅広い能力で物質と非物質をも繋ぎ合わせる事も。
- 捕獲した対象の能力をコピーして取り込んだり
異なる体の手足をくっつけたりといったえげつない用法もある模様。
- 彼女が操符術を得意とする理由の大きな一端であり、
瞬時に符術印等を対象に張り付ける事で
符術師がネックとしているストックの問題や瞬発性といった問題を克服している。
日常生活で最も使われることの多い能力で、医術の代わりに使用する事もある。
- 概念操作の領域まで踏み込んでいるものではあるものの、
何もかも思い通りに出来ると言う訳ではないようで
製薬等で利用した場合思いもよらない副作用が出たりといったことも多々ある。
- 永転人形(アリス・ドール)
彼女自身であり彼女たちの総称。
自らが支配している実験体やヒト、モノといったものを引き出し思うがままに踊らせる能力。
- 彼女が主に使用する物は大体が異形であり、壊れたミュータントであることが多い。
その中にはかつて人だったものすら含まれており、彼女によってひきだされ、完全に壊されるまで
彼女の棺の中でその時を待っている。
- それは彼女自身の在り方であり彼女への呪いでもある。
自身をフォーマット化し、いくつかのパターンや改変を加えた肉体を何種類も複製している。
それらは瞬時に入れ替わり、別の個体であると同時に全て彼女自身でもある。
普段は平凡な人体の素体を利用しており、違和感が出ない程度に能力をカスタマイズしてある為
記録上では僅かな違和感すら感じさせない程の完璧な偽装が成されている。
トータルの情報(本体)は肉体と切り離して別に存在する為それらの情報を
予備や換装した体に情報として上書きしている。
その為彼女たち自身には情報が上書きされるまでの記憶や過去は存在しない。
元々彼女自身が不死身に近い再生能力を有している上に集合情報群的存在の為
例え肉体の一つを塵一つ残さず消し飛ばしても彼女にとっては観測機が一時的に一つ減った程度の話。
- 一方で度重なる実験や欲望の捌け口として過ごした経験から
自身の体を少しずつそれらを行った人物の欲求や願望に合わせて改変しており
人形のような四肢、整った容姿、純潔性の維持等望まれるがままに作りかえられ、自身の鏡像は消失している。
群体として望まれたがゆえに誰にも望まれず、持ち主すら失い報われることもない『道具』そのものであり
永い間なんども他者の思うように転がされ作り直され、もはや原型すら失った『玩具』になり果てた存在に対する皮肉には丁度いい名前かもしれない。
- 瞳中の伏魔殿(パンデモニウム)
一種の感染性概念。
主な特徴はその感染力。
情報生命体である彼女による情報汚染であり本体の1部を相手に強制上書きする事で自身をあらゆる場面で顕現させる。
対峙したものはもちろん、その詳細を伝えられたものに対しても文字通り感染する。
その深度は彼女の事を知れば知るほど、解析すればするほど深くなる。
二つ目の特徴として彼女の移転能力の補助にもなっている。
概念汚染であり、彼女自身が情報体である為、事実上逃げ場が存在しない。
彼女は自身の概念が存在する場所には存在できるという性質も持ち合わせているため
感染者は何処に逃げようとも常に世界のどこかに彼女の影を見る事になり
実際に何時までも、何処までも彼女に追いつめられ続ける事になる。
加えて実体化する際には感染者の恐怖をも内包する為文字通り感染者の恐怖の具現化となる。
その為例え直接手を加えられなくとも発狂や廃人化の末に自殺する事も多い。
- 重要な性質の一つにそれそのものが情報汚染の為
『一度知ってしまえば元には戻れない』
という不可逆性がある。
これにより一度感染すると消去や上書き等を行っても
その事実自体を消去できない為、対処療法程度にしかならない。
結果、彼女のこの性質を知っている生存者は0という驚異的な致死率を誇る。
……最も彼女がこれを使う事はあまりない。
これを本気で振るうときは恐らく彼女を本気にさせた時だけだろう。
- 要は無限かつ高速で変質しながら増殖し、自己変質、再生する情報ウィルス。
存在していたという過去さえあれば、それは彼女の感染の十分条件。
- 名状し難き虚数の海(ゲートオブアビス)
彼女が普段様々な施設や構造物、武器等を収容している"もう一つの世界"への門。
ただの門として使用している場合のイメージ的にはかなりえげつない何処でもドア。
本来まともに此方の物質が存在しえる様な空間ではない為、引きずり込まれれば無事では済まない。
世界の至る場所に存在しうる虚数の海を利用し空間を超越したり
対艦砲等の兵装を扱ったりと様々な奇跡と言えるような事柄を引き起こす。
文字通りもう一つの世界であり、物質の-を司る虚世界への門をこじ開ける。
彼女自身が門であり鍵。
|
《操傀機 『ダリア』 Ver.2.42》 †
彼女が公式戦で使用する事が多い戦闘用人形(と主張される何か)。
大変容以降の技術革新により最近流通し始めた戦闘用マリオネットとは
デザインも性能も全くの別物で、一見して全く別の設計理念である事が伺える。
基本数センチ浮いており普段は宙を踊るような軽やかな動きだが
その軽やかさに反して軽戦車の砲撃を片手で微動だにせず止めるなど
物理法則を明らかに無視した頑強さを持つ
2Mを超える身の丈で蜘蛛の巣がデザインされた白い仮面とゴシックドレスを纏い
喪に服している西洋貴族のような佇まいのバンシーを彷彿とさせる印象の女性体。
影の中から出てきたりと神出鬼没でもある。
仮面の下の素顔は黒の布で目隠しがされているがヨミと酷似している。
武装を使用しなくとも乗用車程度なら余裕で素手で叩き潰す出力を誇る
内部構造はほぼブラックボックスで特殊武装もえげつない。
どう考えても体内に仕込めないような兵器が飛び出す事もしばしばある。
いずれも殺傷能力が高い為に模擬戦では使用禁止令が出ている。
ダリアの花言葉は裏切り、移り気、華麗、優雅、威厳、そして不安定。
彼女はこれに「オネエチャン」と呼びかける事がある。
+
| | 現在確認されている武装
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- 基本兵装
- 基本兵装・鋸
ハンドブレード形状の自動鋸。
非常に薄い歯が二枚重なるように動いており逆方向に回転するため
文字通り削り切る物騒な兵装。
- 基本兵装・刃
此方は振動ブレード。
非常に優秀な切れ味を誇っており、強度もかなりの物と推察される。
- 基本兵装・銃
基本的には小型弾頭に連射を行う。初速と連射性に優れる。
中、近距離を意識した兵装ではあるものの状況によって弾を使い分けているようで
長距離狙撃を行ったケースも確認されている。
魔術弾の使用も何度か確認されているため銃身がどうなっているのか首を傾げる技術者も多い。
- 基本兵装・砲
俗にいうグレネードランチャー。
ただし基本発射初速がおかしい上に爆発物もチューンされていることが多い。
ミサイルなども平気で撃つのでむしろロケットランチャーというのが正しい。
多数の弾種が確認されておりその中には非殺傷性の物も含まれているためある意味最も平和な武装かもしれない。
……と思いきやなんと中型ミサイルまで搭載していることが判明。全く平和ではなかった。
- 基本兵装・楯
物理、魔術両面に対応型の障壁。何方かというと魔術的な要素が強い。
特記すべきはその再生能力と使い捨てからくる耐久力。
多少の罅や損傷なら即座に修復され、突破されても新しい障壁を展開する。
元々ダリア自体が非常に高い防御力を持つがそれに加えて煩わしいものをカットする為のもの。
十二面体状に自身を囲む透明な障壁で被弾時に僅かにきらめく以外は透明。
その性質から面、線で攻撃には非常に強いが点の攻撃には幾分耐性が下がる。
現代兵器であれば強力な物であれば突破できる強度だろうと予測されていたが
実戦時の画像解析の結果では手榴弾程度は余裕で耐え、AMRの直撃も罅が入る程度だった。
どうやら可変式のようで強力な一撃に対して重ねて対応する場面も見られる。
また重複展開も確認されている。
- 特殊兵装
- 特殊兵装・壱式
鋭い刃が多数ついた棘のようなもので対象を圧殺する兵装。
複数本が包み込むように迫り対象を引き裂きながら飲み込んでいく。
巨大な咢のようなもので体の中央から飛び出すが射程がおかしい。
また飛び出す速度と引き戻す速度のどちらも凄まじくまるでかみ砕いたかのような破壊の跡が残る。
一応非殺傷を目的とした兵装と謳ってはいるものの、直撃すれば普通に死ぬ。
- 特殊兵装・弐式
小型多薬室砲。小型とは言え発射時には凄まじい廃熱と激烈な火力を誇る。
比較的魔改造の少ない兵装の一つだがそもそも本来個人携行が可能な武器ではない。
流石にこれは無反動では撃てないようだ。
- 特殊兵装・参式
ショットシェルを1200~1500発/mで連射するという狂気の代物。
しかも散弾の一つ一つが小爆弾になっており撃ち始めた瞬間火柱が上がる。
射程や初速に改良が加えられており前方120°、加えて80~100m範囲にまず高密度の散弾が襲い掛かり着弾と同時に爆発を引き起こす。
並みの相手であれば瞬間で消し飛ぶ。
尚恐ろしい事にこれでも片手についているサブウェポン扱いであり
射撃時その体勢は愚か反動すらないかのように扱う場面が記録されている。
- 特殊兵装・肆
高周波を短期間に浴びせかけ、対象に膨大な熱量を発生させる機構。
糸状や長剣の機能としても確認されている。
花を模ったビットを浮遊させ、範囲攻撃として扱う事もある。
その性質上範囲や距離を集中すればするほど殺傷能力が上昇する。
とは言え対象の兵器や施設破壊に用いられるような物の為
対人に使用した場合かなりの効果範囲を誇る。
応用として流体のコントロールや輻射振動を利用し防御に使用したりと
そこそこの応用力を誇る。
- 特殊兵装・零
演習場での使用が確認されたが詳細は不明。
記録映像の解析でも原理は解析されていない。
判っているのは複数対象に触れることなく対象を切断したという事だけ。
また同時期の記録により彼岸本人による類似と思われる攻撃を確認しているが
その威力は施設物理防壁を破壊するほどの物だった模様。
その他未確認なれど多数の兵装を搭載していると推察される。
|
+
| | 非公開情報
|
実際は生物兵器の類。勿論生きている。
ある意味"彼女自身"であり彼女の"姉"そのもの。
ベースは彼女の双子の姉だが施設にいたころの仲間のパーツも使われている。
その機能を維持する為に沢山の人物の体が使われており、その殆どはヨミ本人の物。
ある意味彼女こそがヨミであり、普段外を歩いている"ヨミ"より余程本人の本質に近い。
彼女の持つ唯一の完全同期型兵器であり、彼女と同期している時だけ瞳の色が体の元の持ち主と同じ琥珀色に。
異常な耐久力や物理法則を無視した装備は彼女の異能を利用したもの。
実際に見えている部分は氷山の一角で自立兵器や
超大型施設が必要な特殊兵装は彼女と言う門を通して
こちら側に顕現しているにすぎない。正に動く大型特殊兵装。
再生能力も非常に高く実質不死身であり、厳密には”死ぬ事が出来ない。”
高火力高装甲高機動と敵対者にとっては正に悪夢のような人形で、
更には取り込んだ異能すら行使する。
彼女の姉の意識は現状残っていない……と思われる。
生き返り続けるのはヨミだけで、彼女の姉ではないのだから。
ヨミの研究は彼女の為、そして自身の為に振るわれ、それは異能をも例外ではない。
ウロボロスの能力をふんだんに使用した彼女の"お気に入り"の一機。
そして独りであり一人。ある意味彼女の狂気の体現。
スナーク、ブージャム共に副産物だがダリアだけはずっと見つめ続けてきた人形。
ある意味永転人形とはダリアの事なのかもしれない。
しかし平気で楯のような使い方もしてくる事から
彼女にとって目的の一つではあるものの手段の一つに過ぎないとも言える。
|
実数型操傀機・壱式 -スナーク- †
名前はルイス・キャロルのスナーク狩りから。
正体不明の生物で、様々な姿を持つ。
元々彼女が裏の顔を見せる時のみに使用する物であり
常世学園においては一度も使用していない。
その為一切の記録が残っていない厄介な状況でもある。
基本的にこれについて知っているものは皆無だろう。
+
| | 詳細
|
今までの使用例では真っ黒で巨大である事
ぎざぎざの口を持つオオサンショウウオのような頭部をしており
目は赤単色の、まるでクレヨンの落書きのようなそんな造形。
その性質上記録には一切残っていない。
非常に巨大な存在のようで基本的に体の一部しか顕現しないが
腕だけでも数Mあり容易に大の大人を叩き潰す。
腕の造形は人に酷似する物から鉤づめを持つものなど多種多様で一定しない。
厄介な事にどこからでも出てくる為気が付いたら食いちぎられていたり
思いもよらない角度から叩き潰されたりと対峙した場合気が抜けない。
ほぼノーモーションかつ警告、前兆なしで攻撃が飛んでくる。
一応実態はある為風切音などはするかもしれない。
唯一の痕跡と言えば消える際の空間の揺らぎと水音のような音。
後述のブージャムと比較すると幾分か破壊的。
実数化するのに多少の負担があるらしく"遊び"に主に使用する。
彼女の"海"に棲んでいるらしく、この世界の何処もが彼らの海足りえるとの事。
実数型という名前はそこから来ている。
ある意味彼女の異能の一つの側面の体現であり非常に厄介だが
後述するブージャムと比較した場合はまだましだと言える。
|
虚数型操傀機・弐式 -ブージャム- †
名前はルイス・キャロルのスナーク狩りから。
ブージャムとはスナークの一種だがその中で最も危険な種であり、
発見者は突然静かに消え失せてしまい、二度と現れる事のないと言われる。
恐ろしい事にスナーク同様はた目にはそれと判断が難しく、併用されると区別がつかない。
+
| | 詳細
|
造形についてはスナーク同様。
その正体不明性は共通であり、
人の目にはやはりスナーク同様漆黒の怪物として目に映る。
しかしスナークが実数型……実際に存在するという存在に対して
ブージャムは虚数型であり、理論上存在するものの実世界においては
存在しないという非常に厄介な存在である為"映像や記録に映らない"という性質がある。
その本質はスナークとは完全に異なり"消失"を司る。
文字通り接触した箇所が「ぱっと消え失せる」ため安易に防御などすれば気がついた時にはバックリ消されている。
対処法は基本ひたすらに避け続けるしかない。
特に魔術等はかなりの速度で食い破る。
またその触れたものを消失させるという性質から
奇襲性に磨きがかかっており風を切る音や初動音や破壊音さえも発生しない。
唯一の救いは一応鍛えていれば目視可能なスピードであるという事だが
それでもその巨体故にかなりのスピードを誇る。
楯として使われた場合、非常にいやらしく、無効化ではなく消失させる為
一方的な消耗戦を強いられる事になる。
彼女の"海"に棲んでいるらしく、この世界の何処もが彼らの海足りえるとの事。
虚数型という名称は皮肉の一種。
スナークとは別の彼女の異能の一つの側面の体現であり非常に厄介。
ある意味ヨミの最高傑作であり彼女にとっての最強の楯であり最強の鉾。
|
マルコキアス †
能力として登録されているものの詳細データは不明。
データバンクにアクセスした場合名前からして文字化けし、
破損したデータを見る事が出来る。
データ修復を試みても破損した別のデータを上書きされており
全く関係のないデータが記載されていることが理解できる程度。
尚修復した場合のデータ内容はバタフライエフェクトの論文が見られる。
その内容は彼女なりの皮肉。
+
| | 秘匿詳細情報
|
文字通り彼女は己が内に獣を飼っている
幼少期の実験過程において顕現した異能。
彼女が"解析し、喰らう"為の能力。
元々の異能と 魔術師喰いを逆に捕食し、取り込んだことが発現のきっかけとなった。
喰らった物や取り込んだものを自身の一部として吸収し
その性質や能力を振るう事が可能。
それは異能や魔術に限らず感情や知識、経験等も含まれる。
彼女の高い魔術、異能耐性の一端を担う飽食性因子。
異能をフル活用すれば触れる端から解析、分解し喰らっていく。
加えて能力者の狂気、獣性に比例して強力な効果を発揮する。
人から逸脱すればするほど、狂気に浸れば浸るほどその狼は成長していく。
永転人形と類似する能力の為それぞれが干渉しており同一の能力と思われているが
実際は親和性の非常に高い別物である。
一方でそれを続ければ続けるほどそれらに"汚染"されていく。
そのまま情報を取り込んでしまう為に体に残っている薬や毒、
残りやすい苦痛やトラウマ、恐怖といった負の感情をも取り込んでいく。
特に彼女の性質上取り込む対象は往々にして負の感情を抱えているため
その影響は大きく、自身の性質さえもそれらに引きずられていく。
捕食対象は保持者本人の肉体も対象としており、精神的な浸食も含まれる。
彼女の再生能力と異常精神があるからこそ成立している代物。
強い飢餓感や捕食への欲求を強く刺激され、感情や欲求を増幅させる。
特に魔力の強いものにより惹きつけられ、その強さは正気を失いかねないほどの物。
彼女の場合は別の強い欲求と既に変調をきたしている精神、
そして分割し切り離すことによりそれを抑え込んでいる。
仮にこれの一端に触れた場合、強烈な欲望と感情に正気を飲み込まれるだろう。
情報という形で強烈な欲求の波を叩きつけられるため、少なくとも精神汚染は避けられない。
特に無垢であったり、それに対する理解が薄い場合は自身の昏い欲望を目前に晒されることになる。
それに対する忌避感が強いほど、正気を保つことは難しく、獣性に支配されるだろう。
逆にそれらを普段から意識して抑え込んでいる者や、元からノーセーブの存在、
または決して満たされない強い渇望を所持している場合は意識を保てる可能性がある。
元々は何度も彼女を喰らい強力に成長した四足動物型魔術師喰いのコードネーム。
非常に凶暴かつ残虐な性質の個体だが明確に知性を有していた事から
ゴエティエ内の悪魔、マルコキアスの名前を冠している。
尚、彼女にとっては名前だけでも禁句。みだりに口にした場合、身の安全は保障されない。
|
その他 †
記録上は登録されていないがその他にも多数の異能や特殊能力の行使が見られる。
その数は既に人一人の領域にないがその多くは行方不明者の所持していたものと酷似している。
しかし常世学園も含めて行方不明者の完全把握には至っていない為その方向からの特定は難しいだろう。
MSRA(汎用型特殊異能換装兵装) †
彼方が使用しているウェアラブルデバイスのプロトタイプ。
いくつかの異能をインストール出来るというもので
異能を所持しない人物でも瞬間的に異能を発動させることができる。
いくつかのチャンネルを所持しているようで並列発動も確認されている。
軍装備品としての活用が想定されている為安定感と簡潔さを優先しており
持続性や先天性の物に比べると出力が幾分か劣る点を考慮しても
その特殊性とメリットの大きさから実用化されれば
かなりの有効性を発揮すると期待されている。
彼女が身に付けているのは費用を度外視し作成されたもので
現状一点物とみられている。
大きさはアームリスト程度で軍用グローブ等とほぼ一体化させる事が出来る。
黒のバンドに群青色の光が複数不規則に走っており
ある程度の悪条件にも耐えるよう設計されている。
現状インストールされる能力の抽出方法に関しては一切の極秘情報となっており
彼女以外の誰もその方法を現状把握していない。
+
| | 現在確認されている異能
|
- 〇加速
自身の行動を加速させるもの
系統としては身体強化系列の物。
サンプルからの計測結果では蹴りの最終速度が音速付近まで達する模様。
純粋に速度が上がるという事は基本能力に直結するため
純粋に行動力や戦闘能力の底上げに基本スキルとしてセットされる事が多い。
- 副作用はかなり軽い方で使用時間に比例して
かなりの疲労度が溜まっていく。
場合によっては過負荷状態になり疲労骨折等を引き起こすことも。
また多少は強化されているもののそれそのものの堅牢さが能力に耐えるほど強化されるわけではない為
速度を増した状態で障害物などに突っ込んだ場合は~それ相応のダメージが残る可能性がある。
- 〇質量操作
重力、変質系の異能をベースにしたものと思われる。
瞬間的に自分や触れている物の質量を変質させ
密度や質量を爆発的に増やしたり減らしたりといった事が出来る。
攻守ともに優秀で汎用性も高いがその分負荷も大きく
基本的に効果は数秒の間に限られるうえに
出力も使い手の負荷耐性に依存する部分が大きい。
- 副作用としては変質させた質量分の増加、または減少の影響を受ける。
基本的には先に保存するといった形で補っている為数度の使用には耐えるが
連続使用時はチャージが追い付かず最悪の場合消失に至る。
|
+
| | 秘匿事項
|
実際にはデバイスとして身に付けている物は
負荷を軽減し最適化するための副産物、玩具に過ぎない。
実際のMSRAはカードリッジだと思われている名刺サイズの結晶体で
それを直接取り込んだり砕いたりして発動する。
異能の抽出は”所持者から直接”行われる。
それらをまとめ、ブレンドし解析する事で
効率化と純粋な出力の底上げを図っている。
ウロボロスの能力の一端で異能を結晶化したものの為
使用した場合の負荷は凄まじく、本人も実はただでは済まない。
彼女の自己再生能力があるからこそ無理やり成立しているような代物。
一方でデバイスを介した発現と比較した場合でも
出力、効果範囲共に段違いで元となった異能を行使可能。
しかし元々デバイス無しでより高度な再現が可能な彼女にとって
ウロボロスの能力を”彼岸”として~私用する為の建前に過ぎない。
|
魔術 †
基本概要 †
中学の時には既に魔術師としての登録記録がある。
幅広い魔術を行使するがその何れも優秀な成績を収めている。
特により複雑化、高次化した術式の展開速度と詠唱速度は群を抜いており
下手に単純な術式を使うよりより高度な術式を使用した方が
展開が早いといった逆転現象すら引き起こしている。
幼少期からの公式記録を見るに膨大な魔力の持ち主ではなかったようだが
現在はかなりの魔力総数になっている。
記録上では過去に1度だけ観測された現象だが
幼少期の魔術試験中、高次術式の展開時に一瞬だけ
複数人の魔力波長が複雑に混ざり合った
「まるでバケツをひっくり返したよう」な
急激な魔力係数の変化が見られている。
これは一般的に見た場合魔力暴走の領域であり
高次術式の展開中等の魔力飽和した状態で起こせば
牙をむいた魔力によって術者本人が死に至る事も珍しくない。
彼女の場合その波長はもはや波長と呼べないようなものであり
本来であれば容易に死に至るような様相だったため
観測装置の偶発的な同時故障として記録されている。
+
| | 秘匿事項
|
多人数を彼女の世界に取り込んだ事や彼女自身が複数存在する事から
魔力総数、精製能力共に非常に高い水準にある。
またその状態から一時的な魔力枯渇等にも高い耐性を持つ。
非常に速い詠唱演算もそれに起因し、
一人で処理しきる事が困難な術式等も
統一意識の下で同時に並列演算や並列詠唱を行うことで
大幅な高速化が実現している。
一方で沢山の動力源を持つがゆえに
それらの同時統制にリソースが必要であり
複数の魔力を扱う為魔力の流動性が非常に高い。
これは大出力を容易に実現できるといった利点もあるが
統制を失った場合大惨事を引き起こすリスクがより高く
魔力を吸収する類の相手には意図した以上に吸われる事も多い。
複数起動の大容量のポンプと考えると判りやすい。
総量の多さからより多く吸われる事自体には耐性を持つものの
それにより内面を覗かれる事を彼女は特に嫌う。
その為基本的にはあまり大量の接続は行わず、
検査された場合でもフラッシュバックが起きない程度の出力に留めている模様。
|
得意魔術 †
操符術 †
符に術を付与し発動したり符自体を操ったりする術式。
彼女は属性奪取、付与を主に使用する。
式神等はあまり好みではないようでトリッキーな戦法を取るときに利用する事が多い。
本来は符に術式をあらかじめ記入したりといった手間が必要なものだが
彼女の場合白紙にでも一瞬で術式を転写するため要警戒。
手の届く範囲の物全てを符として扱うため紙でなくとも油断できない。
魔導医学 †
魔術を医学に利用できないかという古くからある分野。
ヨミの最も得意とするもので中学の登録時は医療魔術師としての登録だった。
特に物理的な怪我や損傷に対しては数秒で跡も残さず完治させる。
触れるだけで対象の痛みなどを抑えたり無くしたりできるので
小さな怪我をした部活生徒から片頭痛や生理痛に悩む生徒まで世話になった生徒は少なくない。
彼女が保健室の住人として有名な事、その不安定さに反してある程度の人望がある事はこの魔術(能力)によるものが大きい。
彼女の場合先に痛みからなくなりそこから傷の治癒が始まる。
鎮痛よりも先に治療してしまい痛みを取る事が可能ではある筈なので先に鎮痛から入るのは不思議がられているものの、
痛みが少しでも早く引くに越したことはないとあまり気にされていない。
特記、既知事項 †
下記は随時加筆修正されます。
(〇は表向きの生活の情報。 ●は裏の顔に関しての情報。⦿は噂、その他)
- 〇保健室の変人(そこそこ有名)
よく保健室のベッドでさぼって眠っている。
また応急手当や医学に精通しているため担当医の代わりに
手当をしてもらった生徒の数はそう少なくない。
成績は非常に優秀で、特に異能研究に関しては第一線レベル。
転校してそうそう実験室に入るだけの実力を持つ天才として
普段の様子やその雰囲気にも関わらず教師陣からの印象は悪くない。
一方で時折会話が成り立たず、常識の範疇を超えた忘れ物癖や
実に気まぐれな行動のため変人としてもそれなりに有名。
- かなり高度の治癒術式を使う事が多いが時折魔術とは別の手段で治療するときもある。
高位の魔術に精通している人物が治癒を受けたならその違和感に気が付くかもしれない
とは言え環境によっても使い分けているため普通には目にする事は無い上に
保健室にまで治療を受けに来るような対象は往々にしてこの分野に対して素人の為
違和感どころか疑問にすら思われていない。
- 〇深遠霧中の忘却姫(関係者は既知でも)
+
| | 非公開情報
|
元々は忘れる事の出来ない性質の持ち主。
その為切っ掛けがあれば委細細かく思い出せるが、
忘れている事を忘れている事も多い為思い出す事が出来ない情報も多い。
過去の実験の際、それの内容について忘れる事が彼女に出来る唯一の自己防衛だったために忘れるようになってしまった。
異能がそれに拍車をかけており自己の定義が曖昧になってしまって居る。
また彼女は無数の彼女の内の一人に過ぎない上に捕食、吸収により
他者の意識や記憶、感覚や苦痛を取り込んでしまっているため
既に自我はかなり薄れ去り崩壊に近い状態にある。
その為拘りには異常に拘るが、それ以外にはほぼ無頓着。
ある意味彼女の拘りは唯一自身を守るための声なき悲鳴なのかもしれない。
|
- 物忘れが心療内科や脳外科での診療を勧められる程度酷い。
忘れ物が多くしばしば大事なものや服を着る事すら忘れている事もあるが
そのあまりのひどさにかえって危なっかしい、面倒を見たくなると受け入れられている。
- 必要がないと思ったことは数秒後には忘れている。
半分は故意だが半分は無意識の行動。
興味を失えば自身の犯行による死体の事すらも忘れてしまう。
大体の場合珍しい例でもない限り忘れてしまう事が大半。
その為自覚のない犯行数はそこそこの数と推察される。
一方で必要と考えたデータは委細余さず記憶している。
- 本人の意識に関わらず忘れてしまっている事も多い。
特に自身についての記憶が多く欠損しているがその事すらも忘れてしまっている。
- 〇無貌の民(教師、担当医等既知でも)
人の顔を独自の物として認識できない。
声や行動、名前や服装によって人を判断している。
存在として覚えられないわけではないが、人の顔を見分ける事が出来ない為
目の前の顔が以前見た誰かの顔と同じなのか確信する事が出来ない。
その為顔をじっと見つめる事が多く、認識がワンテンポ遅れる。
その変人ぶりに拍車をかけるとともに多くの生徒をドキマギさせている。
+
| | 非公開情報
|
狩人として行動している場合、基本認識が著しく困難もしくは不可能となる。
もはや概念操作の領域で特徴を掴む事は愚か認識すらされない事も。
逆に異常な量の可能性の情報を自身に付与する事で
誰が見ても同じ風貌として捉えられないといった状態も可能としている。
その変幻自在ぶりと反則めいた自己改変、隠蔽能力は文字通り"夢物語の魔法"であり"無貌の民。"
偽装というよりも、ある意味彼女の本質に近い状態の為に非常に得意とする分野。
彼女の場合強力なカードであると同時に不用意な感染を防ぐ為の予防策でもある。
しかし非常に気まぐれであり、かなりの練度で調整が可能になっている為
個人を特定できない範囲で姿を現すことも多々ある。
『ボクは誰でもあり、誰でもない。
町を行きかう人々も、お気に入りの店員も
君が親しげに肩を抱き合い笑いあう仲間も、憎しみ唾棄するべき敵も
果てはキミ自身だってボクかもしれないんだから』
|
- ●バジリスク(裏の通り名として名前だけ有名)
彼女の裏の顔を知っているものはごくごく僅か。
彼女について知るという事はそれだけでかなりの危険性を伴う事から
とある団体に所属する者の中でもごく一部しか彼女の裏の顔を知らない。
何故か敵対者に生存者や情報提供者がおらず
残された僅かな情報も老若男女を問わず一貫性がない。
その情報統制の連度から顔を見たら死ぬのではとまで囁かれている。
目が合うと死んでしまう怪物になぞらえバジリスクとも呼称される。
最も有名な通り名のうち一つ。
- ●グリムリーパー(特に暗殺者関係に有名)
何度か暗殺報告がされているが、結果として死んでいない不可解な存在。
数日後に平気で暗殺犯にふざけた手紙が届いたりするため多くの説が囁かれている。
一方で彼女の犯行と思われる事件はいずれも関係者もろともその殆どが惨殺されるため
暗殺者殺し、不死の毒蛇、死の収穫者等情報量に反して様々な別名が流布している。
- 彼女を対象とした暗殺、抹殺依頼における迎撃率の異常な高さに加え
余りにも情報が少ない上に難度が高いと想定され、割に合わないことから
非常に高額の暗殺依頼はいくつかあれど、
今ではそれを受けるものはその噂を知らないルーキーか自殺志願者位とまで言われている。
- 記録には残っていないが過去に大規模な殺戮劇を二度引き起こしている。
一度は7つの時に、一度は17の時に。
そのどちらも彼女は記憶をしていない。
+
| | 詳細
|
グリムリーパー(死神)は彼女が今まで標的を逃すどころか
殆どの場面において抵抗すら許さない事から付いた二つ名。
逃れえぬ死の運命そのものと言うある意味アサシンとしては敬称に近い。
特に痕跡どころか予兆すら認識されないという点は多くの者に恐れられており
その異常なまでのステルス性能は
たとえ白昼堂々戦闘行為を行っても周囲の誰にも気が付かれないほど。
往々にして突然の死もしくは突然の消失と言った形で目標が抹殺される。
襲われる方からすれば厄介極まりなく、周囲から見れば被害者が唐突に消え失せる。
|
- ●感染性の恐怖(???)
+
| | 閲覧注意
|
見ちゃった、見ちゃった
貴方モ仲間入りダね
逃げラれないヨ?
ダれモ、何モ
ニガサナイ
|
- ⦿煉瓦屋敷の幽霊(そこそこ有名)
島の一角、少し小高くなっている南向きの高級住宅街に
煉瓦造りの古い洋館がある。
元々は偏屈な芸術家が晩年を過ごした場所であり、
重厚な門や薔薇の生垣を主にした庭園などがあるかなり大きな屋敷だが
その少々重々しい雰囲気に加えて富裕層向け物件という事もあり
かなりの金額になっていた為買い手がつかず、長い間人の手が入っていなかった。
それが原因かいつしかいくつかの噂が囁かれる肝試しスポットになっていたが
最近門が修繕され中に入る事が出来なくなった。
噂では買い手が現れたという話だが、実際に屋敷を出入りする姿を見た近隣住人は皆無。
- 正門には鍵がかかっており、屋敷自体人の気配が皆無。
誰も出入りしていないにも関わらず人影や灯を見たという噂があり
特に窓辺に喪服を着た女性のような姿を見たという複数人の証言が多いことから
煉瓦屋敷の幽霊として実しやかに囁かれている。
とは言え特に何かを起こすわけでもなく、
喪服のような服装を着た女性が
ただじっと座っていて瞬きした瞬間に消える。といった内容の為、
以前住んでいた芸術家の絵が夜になると抜け出しているとか、
その屋敷で亡くなった芸術家の恋人の霊だとか
比較的平和な内容で留まっている様子。
- ⦿夢幻夜行(都市伝説の一種)
島内で実しやかに囁かれている噂の一種。
幽霊列車にありがちな噂をいくつも持つが
基本的に大正映画にでも出てきそうな古い列車の姿を取る
- 島を巡る路線は愚か、時折線路すらない場所にも現れる。
停車駅もそれに習う様に島の様々な場所に現れうるため、
幸か不幸か迷い込む現世人も。
主に人あらざる者を乗せて島を巡る“そこに在るもの”
島特有の幽界に近い環境からより強く具現化している。
舞台、組織設定 †
銀爪の鷲 †
ヨミが生まれ、育った地下組織。
人工的な異能開発や魔術開発を試みる組織の一つ。
非合法、非人道的な実験の請負団体で被検体となる子供を集めては実験を行っていた。
大変容直後に異能や魔術の解析、発展は急務とされたことから
このような組織は無数にあり、その中の一つ。
過去には元貴族や実業家、政治家等のメンバーの割合が多く
それらが運営する孤児院などで"融通"が利く等の利点もあり
それらを利用する有力者が極秘裏に多数在籍していた。
有力者同士の融通と連携によりいち早く異能や魔術を取り込み
システムとして組み込むことを目的としており大型研究所等も所持していた。
元々制裁活動が凄惨かつ苛烈なことでも知られており
「贄の羊をもって群狼をも支配すべし」という教義が有名。
粛清の際には犯行現場に”被害者の欠片”で紋章を残す。
離反者や敵対者の恐れがあると疑われた時点で粛清対象となる。
一方で異能者を人外と位置づけ生殺与奪権の管理を主張する団体でもあり強い選民思想を持つ。
怪物である異能者を選ばれた専任者が管理するため異能の解析、制御を目的に研究を行うという理想を掲げていた。
元々魔術結社の分社だった事もあり魔術的な要素の強い団体でもあった。
その研究内容は悲惨の一言に尽きるもので実験での致死率は実に9割を超えており
摘発時には廃棄場には数百人単位での死体が廃棄されていたと報告されている。
警察当局により一度大規模な摘発が行われたが一部事前に情報が漏れており
一網打尽とはいかなかったようだ。
その後後続団体が日本にて活動を再開したとの噂が一時期実しやかに流布したが
現在のところ目立った活動は確認されていない。
+
| | 摘発前に隠蔽破棄された資料の一部(残酷表現在り閲覧注意)
|
被検体43号の実験記録(一部抜粋)
前回に引き続き摘出実験を行う。
この実験の目的は被検体43号の耐久、再生能力に対する試験と
臓器の複製によるわが教団への利益に関する期待値の推定にある。
被検体の意識が覚醒状態にない場合再生が一時的に鈍化する為
麻酔の投与は今回も行わず直接の施術実験を行う。
以降麻酔は実験範囲内にて使用するにとどめるものとする。
引き続き感覚増幅の術式と---投与による耐久実験も平行する。
問題なく--、-、-を摘出。
経過は良好。実験中の大半は被検体43号に意識があった事が確認されている。
心臓摘出時に一度呼吸停止を確認したが数分後に息を吹き返したため
実験を継続。
全行程終了後、壱時間後には組織、臓器共に再生が確認された。
手術痕は勿論、拘束時の擦過痕や研究員の個別実験の痕跡も跡形もなく消失している。
摘出された臓器は培養器にて保存。今後流通に耐えうるかの検査を行う必要がある。
仮に異常が見当たらなければ定期的な摘出が望める為検査をおこなう他研究員には期待するばかりである。
再生速度が初期時期に比べ明確に上昇しており、その錬度も高くなっている。
また生命維持欲求による物か急速に成熟した成体へと変異を遂げている。
毎回変異の方向性に差異がみられるがこれは報告されている読心能力により
研究員の望む姿へと変化しているのではないかと推察される。
これにより個人的性能実験を行う研究員が散見されるようになったが
データとして提出される限りは耐久実験の一環として処理する。
今後も被検体の能力は上昇するものと期待される。
その為にもより積極的な実験が必要だろう。
次回は-、--の摘出を試みる予定。
|
+
| | 第――回 適応試験報告書(一部抜粋)(残酷表現在り閲覧注意)
|
第――回 適応試験報告書(一部抜粋)
(既に焼失破棄されている)
・実験内容
破棄予定の研究室を利用した
被検体生存適応試験。
・概要
今回の試験は被検体№43の第二階層異能適応試験である。
先日のリークにより一部施設が一斉摘発の対象に含まれている事が発覚。
それに伴い破棄が決定した施設を利用し大規模試験を行う。
今回の実験は対象の生存能力試験である。
資料の破棄に伴い施設内に火災、致死性ガスの充填を行う。
施設の耐久性を考慮する必要がない為
試験規模は可能な限りの最大値に設定。
加えて破棄資料に検体№――~№―――を加える事で
対象の使用耐久試験も併せて行う。
・実験結果
用意された試験はすべてクリア。
遺憾なく内包する能力を発揮し、
施設からの脱出という想定以上の結果を見せた。
本来施設の外部隔壁は解放されない予定であったが
電源停止したはずの施設管制システムを再起動、掌握したうえで
隔壁を操作したと推察される。
対象は施設外壁を突破し、外部で控えていた治安維持部隊と交戦。
これの壊滅後、昏睡状態に陥るも数日後に回復した模様。
当初確認されていた以上の異能の発現がみられたことから
今回の実験は概ね成功と言える。
・経過観察
予想外の脱出により一時的に外部研究施設に収容されたが
その後職員により回収、傘下施設に収容した。
回収時に些末なトラブルがあった以外は概ね順調である。
予想以上の反応を見せた事から統制に懸念を持たれていたが
実験後も制御に問題は見られず極めて従順。
心神喪失状態においても各種機能に異常は見られず
各種能力は正常に機能している。
むしろ一部能力は更なる活性化を見せており
反応自体も以前以上に鋭敏である事から
第二階層への適応は問題なく完了したと言える。
詳細に関しては添付した各種データを照覧されたし。
・雑感
今回の摘発に伴い一部施設の損失があった事を鑑みても
組織としては十分な成果があったものと言えるだろう。
新たな研究員一同にも良い刺激になったようで
所内は以前に増して緊張感と活気に満ちている。
管轄部隊の変更と今回被検体の異能階層が
新たなフェーズに移行したことに伴い
被検体のコードネームを変更する事とする。
今後もさらなるフェーズ移行を視野に観察、実験を行うが
ガス抜きを行ったとは言え今まで以上に
外部への情報漏洩防止に留意されたし。
なおこの資料を上覧後は速やかに処分されたし。
|
紅鉄の鷹 †
緋爪の鷲の後続組織で定期的に本拠点を移しながら活動している。
元々魔術結社の為、限定された役員しかいないが近年の事故により
大幅に人員が入れ替わり、俗にいう過激派が大勢を占めている。
結社自体の目的は
1.異能保持者は人類に与えられた道具であり、それ単体では獣に過ぎない為
人類が適切に"使用"する必要があり、その手段を模索する。
2. 1の目的を達成するために魔術や異能の解析に務める。
加えて獣を管理する為に必要な枠組みや仕組みを作る。
3.大変容以降多く発見、発現しているアーティファクト(遺物)の収集と
古来から受け継がれし英知をより解し、昇華することで世界の真理に迫る。
考え方自体はレコンキスタに近いが
優れた人類が異能者を管理するべきという選民思想が
長い間地下組織化していた過程で鬱屈し続けたことや
特殊能力者に対する恐怖感の裏返しで
特殊能力者を自身らの付属品、家畜として考えている者が多い。
異能者は使い捨ての道具と認識しており
”所持者”によっては家畜以下の扱いを受けている者もいる。
前組織との大きな違いはその隠密性であり構成員同士においても
活動直前まで所属等が共有される事は無い。
過去の半壊事故の教訓から上に行けば行くほど
記録等で手繰る事が出来ないよう十重二十重に防護策を張り巡らせている。
また以前に比べて利権集団としての色合いも強い為
多くの地下組織と繋がりをそうと知らせずに持っている様だ。
自らの家畜である"異能者"を自在に扱う事に酔っている部分もあり
近年は秘密結社、研究機関と言うよりも
軍事、犯罪者集団としての色合いが強く、
"生体実験"や殺害依頼も平気で請け負うなど
かなり過激な活動内容となっている。
現在最も活発かつ発言力が強い支部が常世支部であり、
常世学園都市が異能、魔術の研究の最前線であることや
正体不明かつ強力な兵力を複数擁している事から他支部にも
強い影響力を持っている模様。
孤児院『センクラウス育叡院』 †
国外にあるカトリック系の孤児院。
「異能や魔術の被害にあい天涯孤独となった子供のケアと保護」が経営理念。
統計上異能や魔術親和性は家系による影響があるものとされるため
それらのケアも含めて必要であると謳っているが
不思議な事に記録上収容されているものは全員無能力者。
彼岸は数少ない例外だったようだ。
2年前に火事で焼失。
深夜での出火で火の回りが早かったものとみられ生存者0の惨事として記録されているが
死体の数が合わず半数以上が行方不明として処理されている。
調書には異能者の関与も示唆されているが記録上は経営者含め
住人は全て無能力者であったと記録されており容疑者が浮上せず未だ未解決。
記録上宵町 彼方は2度帰る場所を失ったことになる。
地域ボランティア等への参加も多く院長は地域の名士ではあったがなぜか黒い噂の絶えない孤児院だった。
+
| | 非公開情報
|
ヨミが引き取られた孤児院。
銀爪の鷲関係者によって経営されており、実験にも関与していた。
二年前の殺戮劇はこの孤児院での出来事。
彼岸としては既に孤児院を離れていた為
実行者としての容疑者リストには上がらなかった。
彼岸、ヨミ両方の名前が別人として記録されており
死亡者リストにヨミの名前がある。
記録上無能力者とされていたが、それは表向きであり、
実際は表向き用の能力未所持の子供以上に
強力な異能や魔術性の能力を所持している孤児が集められていた。
中には回収の為意図的に孤児に"された"子供なども多く、環境に怯えたり
実験の結果予期せぬ能力の発現に戸惑う者も多かったようだ。
その中には危険なものも多く存在し、その殆どが制御できないもので
死なない彼女がだけがその中で彼らの世話をできた。
その為小さな子供の世話などはそれなりに出来る様子。
本人曰く、子供はあまり好きではないが、小さな子供などを見るとつい世話をしてしまう傾向がある。
|
邂逅歴、記録等 †
旧 Wiki
その他・PL †
+
| | 気が向いたら読む程度のどーでもいい呟き
|
……まさか全部読んだんですか?
死ぬ気か、はたまた勇者か。何にせよお疲れ様です。
これもう死ぬしかないじゃないと言いたくなる今日この頃。
たまになんというか、ドロドロした感じの子を動かしたくなりますね。
え?ならない?ナニヲイッテイルノカ ワカラナイヨ。
・PCについて
この子は基本的にマイペースかつフリーダムでまわりを振り回しますが
意外と理論派……に見えてやっぱり感情派。
言葉を弄するのはそうしないと自身を騙せないから。
答えが分かっていても、間違いに縋りつく以外の生き方を知らず
頭でわかっていても、凍り付いた心がそれを受け入れてくれない。
自分ではもう変わる事が出来なくなって、滅びの道をひた走る……そんな子です。
(めんどくせぇ!!)
どんな事情があろうとも自らの犯した罪が許されるわけではないという
非常に冷酷な視点も持ち合わせており、表面以上に自罰的です。
現状死に場所を探していると言っても過言ではないかもしれません。
……本人がどれだけ望もうと今の所死ねないのですが。
……なんていう半面、騙されるのも騙すのも大好きだったり。
矛盾を矛盾と受け止め敢えてそのまま振り回す……ある意味とても冷静かつ情熱的。
普段はドSだったり扇動者だったりと攻め手としての側面が目立ちますが、
生い立ちの関係上色々な意味で調教されている事から、
被虐思考と言えるレベルで支配されることを根幹に植え付けられています。
また良くも悪くも受容幅が広い性質の持ち主の為、
少々ゴアな流血沙汰や欠損は愚か、
精神的な従属や支配といったシチュや睦言等々仄暗い領域のRPも
……不可能ではない?かもしれません。(面白いかは別問題)
色々とテーマや未公開情報、裏設定の多い子ながら、一定のルールに従って動かしております。そのうち公開予定。
キャラスペック自体は馬鹿みたいに高く異常な強さを誇りますが
結末的には地に墜ちる事が宿命づけられている子であり
条件がそろえば戦う力がなくともあっさりと下せるでしょう。
ありふれた理不尽と悪意をふんだんに散りばめられたこの子は
一体どんな声でナイてくれるのか、そしてどのような場所にてどのような形での安息を迎えるのか……
PLとしても大変楽しみです。
・PLについて
PLはフィーリングで書いてから細かい所を調整するタイプなので
タイピングはあまり早いとは言えませんし、修正魔人です。
と言いますか基本勢いで文章構成する為粗が目立ちます。
毎回見直して死にたくなってるのは内緒。
文体が固めになるのはPLの語彙力の貧相さが主な原因。
あと全体的に説明個所と文字数が多い。無能かな?
面白い文章ってどうやったらかけるんでしょうね死にたい。
あまり難しい単語や馴染みのない表現は極力排除していくよう気を付けてはおりますが
たまにぽろっと出てくるときはそっと流してあげてください。
パワープレイはするのもされるのもあまり好きではありませんが、
物語として美しい形に落ち着くならばあるいは……
どんな形であれ絵になる場面を作りたいものですね。
極力相手に合わせる形ですが、意図や意味を読み切れなかったりすることも多々ありますので
その際は一言いただければ嬉しいです。
提案等御座いましたら極力それに合わせて動きますので
囁き等でお気軽にご相談くださいまし。
PL・PC共にこれ病んでーらなメンヘラなので合わない人は本当合わない可能性があります。
その場合は囁き等投げていただけたらと思います。
大丈夫!という方は気が向きましたらそっと構ってやってくださいまし。
慈しむも裁くも虐げるのも、気分とPC(PL)次第です。
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