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絵本「がんばりやのねずみさん」
 
著者:ハワード・ダーレス・カットナー(常世学園卒業者:米国出身の現役作家)
カテゴリ:絵本
定価:本体1000円弱
ページ数:28ページ
サイズ:20×27cm
原本は英語、翻訳は常世第三出版部によるもの。
 
☆あらすじ
毎日頑張る小さなねずみさん(見た目版権に引っかかりそうな黒いネズミーマウス)が、
体調を崩したことをきっかけに自分が村に必要とされていることを確認する話。
 
【簡略本編内容】================================
ちいさなもりの ちいさなむらにすむ ねずみさん。
 
小さな森の 小さな村に住む ねずみさんはがんばり屋さんです。
今日も誰に言われるでもなく、村のために頑張ります。
何故頑張るかと言われれば、ねずみさんは誰かのために 誰かに頼られて ありがとうと言われるのが好きだったからです。
 
だから、ねずみさんは今日も村の皆のために頑張ります。

~村人との会話 → 頼まれ事・手伝い → 感謝 の流れ中略~
 
そんなある日のことです。
ねずみさんが風邪をひきました。 とても今日は動けそうにありませんでした。
 
誰かが来て看病してくれないだろうか、そう考えているとお昼頃に村の仲間が様子を見にやって来てくれました。 ねずみさんが風邪だと知ると仲間は、それは大変だ今日は君の分の仕事は僕がやっておくよと言って安静にしているようにとだけ告げて去っていってしまいました。
 
自分の分の仕事を仲間がやってくれることに、ねずみさんは嬉しく思いました(文章とは裏腹に悲しそうな顔のねずみさんの絵)
 
しかし、風邪のせいで嫌なことが色々と浮かんでしまいます。
(実は裏で皆から文句を言われている、役立たずだと見下げられる、ありもしないことを言われる、
 そして風邪が悪化して死んでしまっても誰も気づいてくれない悪夢が描かれたイラスト)
悪夢から抜け出すと次の日の朝になっていました。

体調は悪夢ともになくなり、家の外へと出てみれば村の仲間たちから
ねずみさん、もう大丈夫なのかい?と問われて自分が心配されてたことに何処か嬉しく思いました。
 
自分はこれからも、この村のためにがんばろうと今日もねずみさんは思うのでした。
 
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PL向け情報:
☆作品作者の意図
表:いいことをしていれば周りの人たちも応えてくれるという話。
裏:それでも本当に欲しい事は、言葉にしなければ絶対に手に入らないという口にすることがなかったねずみさんは手に入れられなかったという話。
 
☆作者[ハワード・ダーレス・カットナー]について既知設定可
近年まで学園に在籍していた金髪碧眼のアメリカ人。
動物好きの美術専攻(選択科目で優先取得)だった。
よく『古書店街「瀛洲」』を歩き回っていたことで身内の間では有名だった。
不健康そうであったが、絵本や漫画、ドラマなどの話になると熱く語りだす癖があった。
本作が彼の作り出した絵本の処女作となる。
常世学園での翻訳版の出版はお世話になった恩師や残った先輩同級生後輩に自分の作品を届けたかったという意志からの希望である。
その他、著者に対するその他の設定はご自由にどうぞ。


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