落第街では中毒性の高い薬が出回っていたり、人身売買、裏取引が数多く行われている。
組織にとって、そういった現状は、落第街の均衡が保たれている状態として見ている、というのが基本スタンスである。
犯罪に苦しんでいる人間も居れば、犯罪により救われている人間も存在する。
そして、落第街にしか居場所が無い者も多いのだ。
街に生きている人々だけでなく、日々行われている犯罪まで含めて落第街の形であると考えている。
つまり、落第街の浄化が目的ではないのだ。
組織が動くのは、「落第街の現状」が壊されようとしている時。
そして、そんな彼らが、「法で裁けぬ悪」であった時こそ、裏切りの黒が動く時である。
組織は、異能による犯罪歴を持つ二級学生を中心としたメンバーで構成されている。
行き場を失った者、己の罪の救済を求める者、己の力を行使する場を求める者など、組織に入り活動を行う個々の目的は様々である。
■創立者について:裏切りの律者《トラディメント・ロワ》 |
違反部活という形の組織ではあるが、コミュニティを保つ為の掟があり、これを破った者は力を奪われ、組織を追放されることとなる。