異能学会に於いて異彩をはなつ分科会で、国際的にも様々な支部に同様の分科会があり情報交換をしている。
その理念はこの世界で再認識された獣人や異邦(異世界)からの獣人について理解を深め、
分科会員で共有し、愛でることにある。
そんな分科会員はこう言われている――『ケモナー』。
広く知られている分科会ではあるが正式な分科会とは学会内では認められておらず、
運営も休暇や定時後に、運営費用は会費と有志による寄付で賄われている。
所謂、非正規な有志による分科会。いつか正式にしようという野望はある。
また、とある事情により獣人の参加は基本的には拒否される。
あと、諸国家からはテロ組織として認識されている「
会合は月1~2回ほど行われており、12月には地域大会(常世支部だと日本大会)。6月には国際大会が開かれる。
会合はセッション別に同時開催されるが、内容的に年齢制限が加わる事があるので要注意。
主に存在する獣人の種類や分布、嗜好などを調査したり、獣人愛を語り合ったり、
ケモ度を段階分けしたり、どこまで(個人嗜好で)受け入れられるか。
それを議論したり発表したり喧嘩したりバトルしたりする。
だいたい大人げない。大きな子供がおおいですね。
Yes,ケモ耳。
学会員以外でも会費を払えば聴講員として所属可能。
結構、権威ある学会員や研究者、政治家や企業の社長や役員なども所属しているという噂がある。
またホームページを持ち、大々的にも理解者募集をしている。
そして一部の獣人からは大変に毛嫌いされる。
現在は11段階が主流派。
⓪骨格は人種と同じで獣因子はあるが人とまったく変わらない
①骨格は人種と同じで目や爪、歯など端部若干だけ特徴がある
②骨格は人種と同じだが耳や尻尾など判り易い特徴がある
③骨格は人種に近いが頭部や手足の肉球、全体の体毛の濃さなど獣特徴がしっかりとある
④骨格は人種と獣種の間で毛並みなど明らかな違いがある
⑤骨格は人種と獣種の間で頭部が獣に近い
⑥骨格が獣に近く基本は二足立脚
⑦骨格が獣に近く二足立脚可能
⑧獣と変わらないが会話可能
⑨獣と変わらないがテレパシーなどで意思疎通が可能
⑩獣と変わらず意思疎通は難しいが独自に文化を持つ
より細かい段階や、より簡素な段階を唱える派閥もある。
会合によって全年齢~R20まで、いろいろ。ほんといろいろ。
R15会合だと、どこまで恋人にできるかなども熱く語られる。
R18会合だと――(秘密です)。
獣人分科会は青少年の育成に厳しい組織です。
R20の会合の場合、約半分は「質問は簡潔に」、「意見ある者は実力をもって」。
そして「反論したけりゃ俺に勝ちな!」と割とガチバトルに。
これは国際大会の第一回R18会合で、当時の会長である
以来、己の
色々作っていて、販売もしております。
自分で楽しんだり他人に上げたり、人種骨格かた外れた獣人用の生活用品や衣服なども。
見た目、手触り、装着性などなどから『神』と呼ばれる製作者もいるらしい。
過去に何度か、会議に獣人の乱入や武力・暴力を以ての抗議もあったことがある。
いや、ダメでしょう。それを人前で議論や発表しちゃ。
自由に使ったてくらさい。