「――悪には悪の矜持を。 ――悪には悪の救済を。 ――悪には悪の断罪を。」
■基本情報・現在までの経緯
裏切りの黒の名を冠する彼らは、悪《ヴィラン》を狩る悪《ヴィラン》の集う違反部活である。
もともとは創立者の男により、犯罪者狩りの犯罪者が集う組織として設立した。
今もなおその色は強く残っているが、創立者の男が死んだ後2年の時を経て、組織も少しずつ変化してきており、過去に犯罪歴がない者でも
「悪」を背負って裏世界の秩序を守る意志さえあれば、受け入れるようになってきている。
■創立者について
裏切りの律者《トラディメント・ロワ》のヴィランコードを持つ男。
かつて風紀委員だったようだが、とある事件で凶悪犯に遭遇した際に発砲許可を待たず相手を射殺したことで罪を負い、紆余曲折あって落第街へと堕ちた過去がある。
■その活動
悪《ヴィラン》には悪《ヴィラン》の秩序が必要であると説く彼らは、落第街、スラム街で起こる逸脱を影で『鎮圧』し、闇へと葬る存在である。
鎮圧の最大の目的はシンプルに言えば、「大規模な犯罪をはじめ、事故や災害に対応し、裏世界の秩序を保つ」ことにある。
勿論、「秩序」の在り方は人それぞれではあるが、組織に加入した以上はこの「秩序」を守るため、行動することとなる。
「表の世界に迷惑をかけない」ことを目的に活動する『鋼の両翼』や風紀委員とは対立することも多いが、場合によっては協力することもある。
(特に風紀委員とは、違反部活という性質上、対立することが多い。)
■彼らが動く時
落第街では中毒性の高い薬が出回っていたり、人身売買、裏取引が数多く行われている。
組織にとって、そういった現状は、落第街の均衡が保たれている状態として見ている、というのが基本スタンスである。
犯罪に苦しんでいる人間も居れば、犯罪により救われている人間も存在する。
そして、落第街にしか居場所が無い者も多いのだ。
街に生きている人々だけでなく、日々行われている犯罪まで含めて落第街の形であると考えている。
つまり、落第街の浄化が目的ではないのだ。
そんな彼らが動くのは、「落第街の現状」が壊されようとしている時だ。
大規模な殺人、災害、事故、事件など、そういった「落第街の現状」を壊す事態となれば、彼らは全力を尽くすだろう。
■組織を構成する人々
組織は、異能による犯罪歴を持つ二級学生を中心としたメンバーで構成されている。
行き場を失った者、己の罪の救済を求める者、己の力を行使する場を求める者など、組織に入り活動を行う個々の目的は様々である。
■絶対の掟
違反部活という形の組織ではあるが、コミュニティを保つ為の掟があり、これを破った者は力を奪われ、組織を追放されることとなる。
①組織に大きな不利益の生じる行動は決して起こさぬこと。(証拠隠滅の難しい過度な破壊行為や、大量殺人行為などをはじめとするあらゆる不利益行為)
②基本的に本名は明かさず、ヴィランコード(コードネーム)を用いること。ヴィランと名を冠するのは、自分たちが紛れもない悪の側に在ることを忘れぬ為。
③悪の矜持を忘れぬこと。たとえ、それが幻想であったとしても。
組織の長が居なくなった今、残された幹部達によって組織は構成されている
名前 | 役職 | 一言 |
エルヴェーラ・ネーヴェ | 組織幹部 | 組織の備品を自称するエルフ。 |
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