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全てのはじまり Edit

事の起こりはもうずっと昔の話、一つの教材用VRソフトから始まった。
それは多人数で仮想空間を使い、現実なら事故が起きると命に関わるような環境での運動訓練を行うというもの。
山岳訓練や異界環境など様々なシチュエーションを設定で再現できるそれはまさに真に迫ったものだった。
しかし訓練施設の完成で自分の肉体を使った安全な訓練が可能になりこのソフトは日の目を見る事無く埋もれてしまった。


そんな遺物を掘り返してMODをぶち込んでエンターテイメントに特化させたのがこのほのぼの系アスレチックバトルロイヤル~It's a Beautiful world~である。

ゲーム内容 Edit

現実的な環境を想定した前世とは違い非現実的な程大きなシーソーの上を渡る。非現実的な勢いで降って来る鉄球を避けるなどエンターテイメント方向に極振りしてある。
また昨今人気である対人型バトルロイヤルゲームと違い経験値などは存在せず、せいぜいアバターカスタマイズ用のポイントがある程度。
いくつものステージを乗り越えゴールできるのはたった一人だが得られるのは栄誉のみという大変健全なゲームである。

だが……いつの時代も人は過ちを繰り返す。
弱者を蹴落とし先へ進む、それは46億年前に原始のスープの中に生命が発生した頃から繰り返されるもっとも古い競争。
野生の本能を目覚めさせたプレイヤー達は獣性を剥き出しにして掴み合い、蹴落とし、奇声を発する。
その姿はまさにビースト、嗚呼…汝その角に王冠を求めし浅ましき獣よ。王国を持たぬ虚飾の玉座がために幾人犠牲にした。

開発者はそんな光景を見てどうしてこんな事に…と腹を抱えて嘆くのだった。

アバター Edit

元が教材用だったので同調率は非常に高くまるで自分の身体のように扱え表情の変化も細やかでスムーズ。
ゲーム内で貰えるポイントを使い様々なアクセサリーや衣装を購入しカスタマイズする事が出来る。
ただしこのゲームはほのぼの系ゲームなので動物さんや果物さんといったのほほん着ぐるみからアバターの顔面が露出しているタイプばかり。
そのため白熱した競争の中でも追いかけっこをする犬さんウサギさん、一本橋をゆらゆら揺れながら渡るバナナさん
可愛い猫ちゃんやフルーツパフェさんたちが転倒したプレイヤーにストンピングを放つなど微笑ましい光景が展開される。

アバター性能は競技の公平性を確保するために全て固定。
リアルでは足が速くても遅くても多脚でも出せる速度は一定、体格は統一され腕が二本脚が二本の姿をとる。
しかし運動センスだけは本来の物が適用される。

またこのゲームはほのぼの系フィルターが搭載されており口汚い言葉は全てフィルタリングされ「ホー!」と可愛らしい雄たけびに変換される。
そのため対戦系ゲームで良くある「死ね!」や「殺すぞ!」といった恐ろしい言葉を聞く事なく
せいぜい「お前でうちの畑の実りを豊かにしてやる!」といったほのぼの系の言葉が聞こえてくる程度である。

試合形式 Edit

開始時に数十人がロビーに集められそのメンバーでゲームに挑む事となる。この時フレンド同士で同じ部屋で遊ぶという事が可能。
ゲームごとに挑戦者は振り落とされていき最後に王冠を手にするゲームに挑み優勝者を決めるという形式となっている。


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Last-modified: 2020-08-16 (日) 13:13:51
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