こちらに異能や魔術などが生まれ始めたばかりの時、その力に着目しそれらの能力者や一般人が扱える道具の研究を行っていたいた一家の生き残り。
彼らの一族はその力から自身たちの優位を奪われると感じた過激的な能力者集団によって襲われ彼を除いて全滅している。
わかっている事は異能者至上主義を掲げていることだけでありそれ以外は全く判明していない。故に情報を集めるためそして自身の異能や能力を引き上げる為にこの学園への所属を決定した。
本人も技師としてのスキルを有しており、バイトとして道具の修理などで生計を立てている。
一族崩壊の後学生に至るまで |
伸縮自在で自らの意思の通りに動く強靭な糸を作り出す。
振り回しそのまま斬撃を伴うムチとしても扱えるし移動手段としても扱える。勿論拘束としても扱える文字通り巣を張り閉じ込めることも出来る。
威力その物は高くは無いが手数と攻撃速度が非常に高い能力といえる
魔術とすら呼べないほどのお粗末な物だが分類上は魔術に入る。微量な魔力を周囲に放つことで大まかに周囲の様子を把握することが出来る。完全な暗闇などで便利ではあるがあくまで大まかにしかわからない。
だが自身の能力と組み合わせることでどの角度からでも攻撃が出来るという文字通り無限の戦略を立てることが出来る。
まだ実験段階だが拡張性があり、空間をある程度操作する魔法になる可能性を秘めている……らしい。
彼の一家が作り出した魔術を込めた道具の事。魔術を一般人でも扱えるようにがコンセプト。これにより詠唱や準備などを一切無視して魔術を扱うことが出来るようになる。だが代償として反動があったり触れた対象のみなど極端に有効範囲が短い、さらには安定感が無いなど欠点が存在する。 彼の場合腕時計の形をした魔具を仕込んでおりこれで様々な力を行使する。
・魔具によって扱う物
属性魔法:火や水といった様々な自然属性の魔法を発動させることができる。とはいっても炎を飛ばしたりなどはできず、拳や異能によって発生させる糸に付与する事くらいしかできない。だが本来手数が多い代わりに威力の低い異能に触れたものを焼却する炎を付与したり、糸その物を鉄すら一瞬で焼ききる高温に変化させる。触れたものを凍結させる絶対零度などを付与できるなど攻撃面での弱点をカバーすることができる。
毒魔法:触れた対象に毒を付与する。毒と言っているが様々で致死性の猛毒は勿論の事麻痺するだけの毒。果てはその成分を変化させ解毒や薬のような効果を持たせるなど様々。だが毒の効きや速度は安定せず場合によっては回りきる前に完治してしまう場合もあり、人によってはそもそも毒が効かないケースもある。
対魔術及び異能魔法:対魔術及び対異能能力を持たせることが出来る。こちらも手の延長線だけだが異能で作った糸につければそれらを弾く、斬る、種類によってはこちらの意思で操作するといった芸当が可能になる。といっても全てが全てというわけにもいかない為相手の技の規模によっては意味を成さない。
身体強化魔法:こちらは出力自体は変化せず人外にも対抗できる身体能力を得るが時間制限がある事や無理をするため反動がある事などが欠点となっている。
無数に、多彩に、様々な角度から繰り出される糸と属性攻撃。という文面を見ると攻撃能力に優れていると思われる。
たしか攻撃面も決して低いわけではない。しかし魔具でサポートなしでは精々射程が広い上に自在に操れる刃物といった程度で強力なわけではない。
では本来はどのような面に優れた能力者かというとそれは防御面である。
空間を魔術で把握し、鋼鉄より硬いしなやかな糸を張り巡らせるそれは対物理において凄まじいまでの防御能力を有しており、異能や魔術が闊歩する世界ゆえ受け止められない物もあるが、魔具によりある程度のカバーは行える。
戦闘能力としての評価を下すならば風紀に入る場合特別攻撃課に相当する。