栗色の猫っ毛気味のショートヘアに濃紅色の瞳。
顔は童顔でかなり幼く見える。身長は151cm。
面白いことが大好きで人が大好き。
明るい性格の陰に何処か憂いのある表情を見せることも多い。
真性のマゾヒストで痛みにはめっぽう強いが誰に対しても、というわけではない。
好物はお好み鯛焼き。カスタードは邪道。甘いものはかなり不得手。
2年に所属してはいるものの、登校はせず。
現在、杖がないと自力での歩行は不可能。
歓楽街の隅のアパートにて空閑 栞(No.132)とルームシェア中。
最近は夜にアパートに帰らない日が続いている。(現在落第街のホテル暮らし)
「~よぉ」、「~だしぃ」、「~なんだゾ☆」と特徴的な間延びした話し方をする。
現在は、落第街を中心に生活。ごく稀にカフェテラスや歓楽街のゲームセンターで見かけることもある。
「落第街は自分が自分らしくいられる一番の場所」と自身も言っており、居心地のいい街だと考えている模様。
若干の巻き込まれ体質持ちで落第街を取り巻く様々な事に巻き込まれている。
「不幸体質じゃないんだからぁ」と漏らすことも多々あり、少なくとも自分でも自覚している様子。
落第街の地理にはめっぽう詳しい。裏路地の一本に至るまで正確に記憶している。
実家は日本を代表する造船業。
廿楽の能力によって競合する会社を吸収合併して成長したため、非常に裕福な家庭で廿楽の父の代で一気に成長した。
そのため大してお金に困ることなく、自由に使えるお金も多い。
ずっと一途に想い続ける幼馴染がいるようだが、実ってはいない模様。
1年次の能力検査で遠隔感応のみを確認する。
精神系の能力者の少なさから、
CTFRA(Common TOKOYO Framework of Reference for S-Ability 常世共通異能参照枠)による能力評価は【段階Ⅰ】0.Nonstandardized「規格外」とされる。
其れにより代替案として能力開発の提案を受け、承諾。
同時に魔術への適性が皆無であることも確認される。
1年間の能力開発実験の末、不登校へ。
落第街へと生活の拠点を移す。
廿楽の有する1つ目の能力。先天的。
この能力は廿楽はオンオフハイロウの制御ができず、常時オン-ハイ。
周囲の声(心の声、また通常の声)が「聞こえすぎる」能力。
"誰"の発言なのか"何処"での会話なのか聞くことができないため、あまり能力としては有用ではない。
が、単純に「情報」を仕入れることには向く。
この能力による負荷を軽減するために常時ヘッドフォンをしている。
先述の通り有用性がない為、CTFRAでの判断はLv.0。
廿楽が有する二つ目の能力。ユニークスキル。
また、この能力を知っているのはごく一部の人間のみ。
記憶の読心/洗脳/念話/記憶の消去/意志の増幅/感情の捏造等を可能とします。
非常に応用が利く能力の為、本人は12個に大まかに分けて使用。
発動キーはキャンディの棒を振るうこと。
この能力の発現は後天的で、幼少期より所持していたスキルは感情の捏造のみ。
弱点として精神的強者や動物、機械や異形には通用しない模様。
後者は原因として精神掌握が「人間の脳に作用する」能力であることが挙げられる。
応用として、無意識下で発動する能力を強制的に意識下での発現に切り替えさせることが可能。
強制的な能力演算を相手に求めることが出来るが、疲労感がとんでもないのでほとんど使わない。
俗に言う奥の手。
印象操作/該当人物の中の自分の印象、及び関係性を書き換える
標的誤認/該当人物の目的としている人物を誤認させる
好悪付加/該当人物の視界の中の人間に対しての感情を書き換える
物的読心/該当物に残された人の「意思」を読み取る(発動条件:右手で触れる)
幼児退行/該当人物の精神的な「時間」を巻き戻す
気絶昏倒/該当人物を昏倒させる(但し発動条件は触れること)
感情増幅/該当人物の特定の感情を増幅させる
情報送信/該当人物に自身の脳内思考を直接該当人物の脳内に叩き込む
情報強奪/該当人物の持っている「情報」(除感情)を無理矢理引き出す
呆然自失/該当人物は時間の経過を認識できなくなる
自白強要/該当人物は聞かれた質問にすべて正しく答えなければならない
周辺掌握/薄野廿楽の半径5m以内にいる能力者は強制的に能力を引き出される
以上12個に分けて廿楽は精神掌握の使い分けを行っている。
明確に区切って使わないと応用が利きすぎて「曖昧になって制御しにくい」とは本人の談。
自身と同系統の能力のシャットアウト。
自身と同等かそれ以下の、精神系能力者の干渉を受け付けない。
自身の脳で該当人物の脳内で行われている演算を代行する能力。
Lv.0の有効活用として学園の能力開発実験にて生み出された能力である。
広範囲に及ぶ遠隔感応により可能となった技術でツヅラの強固な精神力と脳構造の高度な理解と探求心により実現。
暴発すれば脳の大半の機能に損害を及ぼす。
学園の推定は言語野、運動野の重度障害であると云われている。
能力の制御、出力など通常の状態で引き出されることのない(脳が追いつかずに不可能である)領域にまで能力を一時的に到達させる。
能力の評価も1~2ほど代行状態では代行している相手が引き上げられる。
「未来の君の姿だ」とよく発言しているがこれはその通りで将来到達できる領域を相手に見せられることを比喩している。
体力消費が相当に激しい。
以下後日追記