非常に残酷な表現や心臓に悪い表現が出てくる部分があります。
閲覧注意の項目に目を通される場合はご注意ください。
記録上は宵町彼岸(ヨイマチ カナタ)と登録されている。
本名はヨミ・E・ラクリモサ
長い間『被検体43号』と呼ばれていた。
苗字と洗礼名は孤児院に入ってから与えられた。
「ヨミ」は大事な誰かから送られた名前。
彼方という名前もヨミから。
しかし殆どのタイミングで忘れてしまっている。
尋ねれば思い出す事が可能だが普段は自身の名前を認識していない。
記録上の年齢と比較した場合若く見られることが多い。
外見年齢はほぼ高校時から変わっておらず、実年齢と比較しても異常。
あまり手の付けられていない癖のある灰がかった長髪と
翡翠のような深い緑色の瞳が印象的。
普段は変人の印象が強すぎてあまり気が付かれる事は無いが
少したれ目気味の瞳でじっと見つめられると
時間が止まったような気がすると性別問わず言われる程度には美人。
体型は小柄な身長に見合わずかなりメリハリかつ豊かな体型で、たわわチャレンジ程度なら余裕。
異様な存在感があるためそちらの印象が強くあまり他要素が意識されない。
服装には無頓着で自身のお洒落にはあまり気を使わない。
適当な服の上に白衣を羽織っていることが多い。
服のサイズも気にしない為色々と足りなかったり危うかったり。
白衣は基本羽織っている。
余り嗜好と呼べるものは無いが煩わしいものは苦手なようで
過剰よりは足りない位の簡単な服装を好む傾向がある。
また片目は基本隠れているがこれを表に出すことを嫌がる。
左目が隠れていることが多いが特に拘りはなく片目が隠れていれば平気らしい。
本人曰く安心するとのこと。
普段はよくわからない人。
子供っぽくふわふわと捉えどころのない言動を基本とする。
ぼーっとしていることが多く、突拍子の無い行動を多くとる。
人の名前を覚える事が苦手でよく適当な名前で呼んでいる。
いつも微笑んでいるように見える事から変人だが穏やかな人物と称されることが多い。
基本学内では『変わり者ではあるもののどこか憎めない人物』で通っている。
天才と変人は紙一重という例に上げられることが多く、
実際彼女を知っている生徒の大半は納得してしまう雰囲気の持ち主。
意外にも人望は悪くない様子。
そのぼーっとした雰囲気や素体はかなり良い事から
時折着せ替え人形のように色々な服を着せられたりしている姿も見られる。
記憶領域に異常な現象が確認されており物忘れの領域を超えた忘却を引き起こすが
同時に完全記憶に近い記憶力も持つ事が確認されている。
完全忘却癖と完全記憶能力が両立しているという稀有なサンプルケースでもある。
特に自己に対する情報が非常に希薄であり誕生日、年齢、果ては名前すらも忘却している場合がある。
手を放すとどこかに飛んで行ってしまいそうな危うさがあると称されている様子
しかし彼女を繋ぎとめるものは今のところ殆どないと言っても良く、度々酷く脆く、孤独に見える。
実際は冷静を装える狂人で冷静に自己に有益か否かを判断する。
"変わり者だが優秀な転校生"としての印象を維持し、それの通りに振舞える。
年齢と肉体年齢が一致しないのは彼女の所持する異能によるものだが
精神年齢も余り安定せず、肉体に引きずられているのか極端に若かったり枯れていたりする。
普段は優秀な生徒の皮を被っているが歪んだ生死感と正義感を持つ。
手段と目的が逆転しているなどという次元ではなく、逆転した手段すらもはや目的足りえない。
目的も夢も忘却してなお狂気のままに迷走し続け、徒に被害を広げ続けている。
一方で研究者としては効率的で情より理論を優先した行動をとる。
本質的に倫理や効率、義務感等の感覚が乖離しており冷静な狂人の名に恥じない発狂具合。
異能者をモルモット(実験動物)としてとらえており、自身もその例外ではない。
人を人と思わない感性をしている為
人体実験も平気で行い、悲劇を喜劇と受け取るタイプ。
テレパスや心理操作に強い抵抗力と干渉力をもつ。
仮に彼女の深層心理や過去を覘こうとしたなら雑音と空虚しか見る事は出来ないだろう。
とある理由により覘く物がないという事や
既に壊れているため普通の方法では干渉されないというのが正しい。
もしも彼女自身の心理を除く事が出来れば発狂しかねない光景が飛び込んでくる。
また彼女にとって内心や過去に踏み込まれるのは禁忌に近い行為であり
それを悟られた場合、明確に敵として認識される可能性が高い。
・女子寮在住。個室。
・食事は小食。食べないことも多い。
・好きな飲み物はココア、生姜湯。
・友好関係は広いが実際は誰一人顔を覚えていない。
・お気に入りの場所は暖かい場所と暗い場所。日溜りとか部屋の隅っこ。
・口にはしないが人前で眠りにつくことを強く嫌がる。基本寝たふり。
・検死官としての資格を持っている。年齢的には特例かつ異例だがこの島の住人なら不思議ではない。表向きは魔術と異能による物となっている。
幼少期は幸せな生活ではなかったようだ。
7歳に孤児院に預けられたところからの記録はあるがそれ以前は不明。
戸籍情報ではそれ以前は存在しなかったことになっている。
中学生時には既に魔術師として登録されており中高共に非常に優秀な成績で卒業。
その後外の異能研究を推し進める大学に所属していたが
転入という形で常世学園に入学。
以降研究員兼学生という立場で研究を続けている。
両親共にの異能研究者で人工的な異能付与実験の成功例。
父親はドイツ人で母親は日本人。もはや原型はないが。
彼女の両親は気が付いていなかったが彼女自身が別の異能保持者であり
そこに無理やり付与する形になっているため
異能使用時に致命的なエラーを度々引き起こしていた様子。
両親と組織を正義と教え込まれて被験者として育った。
人を人と認識できなくなったのはこの頃の経験が原因。
組織の一斉摘発の際に保護され孤児院に預けられることとなったが
その時すでに彼女の中に狂気は宿っていたようだ。
高校時に過去に一斉摘発されたと思われていた組織の生き残りに拉致され
対異能者用の研究を行うようにと求められた。
当初は反抗すると思われていたが彼らの意に反してあっさりと了承。
研究室を与えられ独自研究にていくつかの報告をし、その"ついで"に大半を惨殺。
何度か廃棄、暗殺を計画され実行されたが、なぜか殺したはずの彼女は生きており、
なおかつ仕掛け人が全員狂死するという事態に発展したため
常世学園に転校生として送り込み、地下研究室を与える事で事実上の隔離を行っている。
彼女自身は隔離だろうと何だろうと研究を続けられれば気にもしていない様子。
召喚系の"能力者"と記録上はなっている。
人形(マリオネット)と称しているが生体のような姿を持つものも多く
その多くは正体不明の怪物が多い。
それを自在に操る事からパペッターの系列能力と記録されている。
公式戦では『ダリア』という名前の戦闘用マリオネットと思しき物を使役することが多い。
公式戦以外では滅多に"戦闘"はしないうえに
基本的に隠蔽しているが
の二体についてはお気に入りの様子。
彼女が公式戦で使用する事が多い戦闘用人形(と主張される何か)。
大変容以降の技術革新により最近流通し始めた戦闘用マリオネットとは
デザインも性能も全くの別物で、一見して全く別の設計理念である事が伺える。
基本数センチ浮いているが物理法則を無視した頑強さを持つ
2Mを超える身の丈で蜘蛛の巣がデザインされた白い仮面とゴシックドレスを纏い
喪に服している西洋貴族のような佇まいのバンシーを彷彿とさせる印象の女性体。
影の中から出てきたりと神出鬼没でもある。
仮面の下の素顔は目隠しがされているがヨミと酷似している。
武装を使用しなくとも乗用車程度なら余裕で叩き潰す出力を誇る
内部構造はほぼブラックボックスで特殊武装もえげつない。
どう考えても体内に仕込めないような兵器が飛び出す事もしばしばある。
いずれも殺傷能力が高い為に模擬戦では使用禁止令が出ている。
ダリアの花言葉は裏切り、移り気、華麗、優雅、威厳、そして不安定。
彼女はこれに「オネエチャン」と呼びかける事がある。
現在確認されている武装 |
非公開情報 |
名前はルイス・キャロルのスナーク狩りから。
正体不明の生物で、様々な姿を持つ。
元々彼女が裏の顔を見せる時のみに使用する物であり
常世学園においては一度も使用していない。
その為一切の記録が残っていない厄介な状況でもある。
基本的にこれについて知っているものは皆無だろう。
詳細 |
名前はルイス・キャロルのスナーク狩りから。
ブージャムとはスナークの一種だがその中で最も危険な種であり、
発見者は突然静かに消え失せてしまい、二度と現れる事のないと言われる。
恐ろしい事にスナーク同様はた目にはそれと判断が難しく、併用されると区別がつかない。
詳細 |
能力として登録されているものの詳細データは不明。
データバンクにアクセスした場合名前からして文字化けし、
破損したデータを見る事が出来る。
データ修復を試みても破損した別のデータを上書きされており
全く関係のないデータが記載されていることが理解できる程度だろう。
尚修復した場合のデータ内容はバタフライエフェクトの論文が見られる。
その内容は彼女なりの皮肉。
記録上は登録されていないがその他にも多数の異能や特殊能力の行使が見られる。
その数は既に人一人の領域にないがその多くは行方不明者の所持していたものと酷似している。
しかし常世学園も含めて行方不明者の完全把握には至っていない為その方向からの特定は難しいだろう。
中学の時には既に魔術師としての登録記録がある。
幅広い魔術を行使するがその何れも優秀な成績を収めている。
元々そこまで膨大な魔力の持ち主ではないが
現在はかなりの魔力総数になっている。
符に術を付与し発動したり符自体を操ったりする術式。
彼女は属性奪取、付与を主に使用する。
式神等はあまり好みではないようでトリッキーな戦法を取るときに利用する事が多い。
本来は符に術式をあらかじめ記入したりといった手間が必要なものだが
彼女の場合白紙にでも一瞬で術式を転写するため要警戒。
手の届く範囲の物全てを符として扱うため紙でなくとも油断できない。
魔術を医学に利用できないかという考えの元作られた分野。
ヨミの最も得意とするもので中学の登録時は医療魔術師としての登録だった。
特に物理的な怪我や損傷に対しては数秒で跡も残さず完治させる。
触れるだけで対象の痛みなどを抑えたり無くしたりできるので
小さな怪我をした部活生徒から片頭痛や生理痛に悩む生徒まで世話になった生徒は少なくない。
彼女が保健室の住人として有名な事、その不安定さに反してある程度の人望がある事は
この魔術によるものが大きい。
彼女の場合先に痛みからなくなりそこから傷の治癒が始まる。
鎮痛よりも先に治療してしまい痛みを取る事が可能ではある筈なので先に鎮痛から入るのは
不思議がられているものの、
痛みが少しでも早く引くに越したことはないとあまり気にされていない。
よく保健室のベッドでさぼって眠っている。
また応急手当や医学に精通しているため担当医の代わりに
手当をしてもらった生徒の数はそう少なくない。
成績は非常に優秀で、特に異能研究に関しては第一線レベル。
転校してそうそう実験室に入るだけの実力を持つ天才として
普段の様子やその雰囲気にも関わらず教師陣からの印象は悪くない。
一方で時折会話が成り立たず、常識の範疇を超えた忘れ物癖や
実に気まぐれな行動のため変人としてもそれなりに有名。
かなり高度の治癒術式を使う事が多いが時折魔術とは別の手段で治療するときもある。
高位の魔術に精通している人物が治癒を受けたならその違和感に気が付くかもしれない
とは言え環境によっても使い分けているため普通には目にする事は無い上に
保健室にまで治療を受けに来るような対象は往々にしてこの分野に対して素人の為
違和感どころか疑問にすら思われていない。
物忘れが心療内科や脳外科での診療を勧められる程度酷い。
忘れ物が多くしばしば大事なものや服を着る事すら忘れている事もあるが
そのあまりのひどさにかえって危なっかしい、面倒を見たくなると受け入れられている。
必要がないと思ったことは数秒後には忘れている。
半分は故意だが半分は無意識の行動。
興味を失えば自身の犯行による死体の事すらも忘れてしまう。
大体の場合珍しい例でもない限り忘れてしまう事が大半。
その為自覚のない犯行数はそこそこの数と推察される。
一方で必要と考えたデータは委細余さず記憶している。
本人の意識に関わらず忘れてしまっている事も多い。
特に自身についての記憶が多く欠損しているがその事すらも忘れてしまっている。
非公開情報 |
人の顔を独自の物として認識できない。
声や行動、名前や服装によって人を判断している。
存在として覚えられないわけではないが、人の顔を見分ける事が出来ない為
目の前の顔が以前見た誰かの顔と同じなのか確信する事が出来ない。
その為顔をじっと見つめる事が多く、認識がワンテンポ遅れる。
その変人ぶりに拍車をかけるとともに多くの生徒をドキマギさせている。
裏の顔を知っているものはごくごく僅か。
何故か敵対者に生存者や情報提供者がおらず
残された僅かな情報も老若男女を問わず一貫性がない。
その情報統制の連度から顔を見たら死ぬのではとまで囁かれている。
目が合うと死んでしまう怪物になぞらえバジリスクとも呼称される。
最も有名な通り名のうち一つ。
何度か暗殺報告がされているが、結果として死んでいない不可解な存在。
数日後に平気で暗殺犯にふざけた手紙が届いたりするため多くの説が囁かれている。
暗殺者殺し、不死の毒蛇、死の収穫者等情報量に反して様々な別名が流布しているが
それは彼女を対象とした暗殺、抹殺依頼における迎撃率の異常な高さのため。
余りにも情報が少ない上に難度が高いと想定され、割に合わないことから
非常に高額の暗殺依頼はいくつかあれど、
今ではそれを受けるものはその噂を知らないルーキーか自殺志願者位とまで言われている。
記録には残っていないが過去に大規模な殺戮劇を二度引き起こしている。
一度は7つの時に、一度は17の時に。
そのどちらも彼女は記憶をしていない。
閲覧注意 |
ヨミが生まれ、育った地下組織。
人工的な異能開発や魔術開発を試みる組織の一つ。
非合法、非人道的な実験の請負団体で被検体となる子供を集めては実験を行っていた。
大変容直後に異能や魔術の解析、発展は急務とされたことから
このような組織は無数にあり、その中の一つ。
元々は魔術結社の分社だった事もあり魔術的な要素の強い団体でもあった。
一方で異能者を人外と位置づけ生殺与奪権の管理を主張する団体でもあり強い選民思想を持つ。
怪物である異能者を選ばれた専任者が管理するため異能の解析、制御を目的に研究を行うという理想を掲げていた。
その研究内容は悲惨の一言に尽きるもので実験での致死率は実に9割を超えており
摘発時には廃棄場には数百人単位での死体が廃棄されていたと報告されている。
警察当局により一度大規模な摘発が行われたが一部事前に情報が漏れており
一網打尽とはいかなかったようだ。
その後後続団体が日本にて活動を再開したとの噂が一時期実しやかに流布したが
現在のところ目立った活動は確認されていない。
摘発前に隠蔽破棄された資料の一部(閲覧注意) |
カトリック系の孤児院。2年前に火事で焼失。
深夜での出火で火の回りが早かったものとみられ生存者0の惨事として記録されているが
死体の数が合わず半数以上が行方不明として処理されている。
調書には異能者の関与も示唆されているが記録上は経営者含め
住人は全て無能力者であったと記録されており容疑者が浮上せず未だ未解決。
地域ボランティア等への参加も多く院長は地域の名士ではあったがなぜか黒い噂の絶えない孤児院だった。
非公開情報 |
一覧 |
一覧 |
2017.03.10 違反部活群、地下研究区域周辺にてイチゴウと遭遇。
2017.03.10 一部情報公開。
2017.03.11 スラムにて百鬼に遭遇。
2017.03.11 異邦人街にて男子生徒A、女子生徒Aに遭遇。
2017.03.12 訓練施設にて特殊兵装の実験。
2017.03.13 一部情報公開。
2017.03.14 保健室にて何かを一瞬思い出す。その直後に忘却
2107.03.15 学生街の路地裏にて女子生徒Aこと和元月香に遭遇
2017.03.18 本格的に実験開始。研究所に籠り、通信途絶気味に(予定)
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