金髪碧眼の男子学生。身長160cm程度。
上は男性用のシャツだが、下にはなぜか女生徒用のスカートを堂々と穿いている。
色白で線が細いことも手伝い、女性に間違われることが多い。
たまに普通にズボンを穿いていることもある。
また、ほぼ常に左腕に手袋をはめている。
授業態度は真面目。成績優秀な優等生。
美術部に所属。鉛筆画、水彩、油彩についての知識を持つ。
近づくとかすかに油絵の具の臭いがする。
学費と画材の購入費が目下の悩みの種。金欠。
内向的で運動が苦手な典型的ネクラ学生。
自身の男性性のなさに強いコンプレックスを持つ。
《美しいもの》に怯える。
ビアトリクスというのは偉大な女魔術師の名前である。
本人はこの名前をつけられたせいで現状の自分があると信じているので
けして好きな名前ではないが、呼ばれることを厭うというほどでもない。
文字や絵など、二次元的な表面情報を改竄したり、
ひとりでに動かしたりさせることができる異能。
指で直接触れないことには使うことができないが、
物伝いに効果範囲をどんどん広げていくことはできる。
改竄には少しの時間集中することが必要。
改竄の内容が広く複雑であるほど難度と時間が大きいものとなる。
成果は本人の調子や感情に強く左右される。
正負問わず感情が昂ぶると暴発してしまうことがある。
常世学園入学以前から魔術師である母の元で師事を受けており、
そのため多少の習熟と実力を持つ。
イメージを増強する手段として自身の描いた絵を活用する、
《描画魔術》と呼ばれるマイナー体系の術を用いる。
基本的な転送魔術と召喚魔術などが使える。
召喚した精霊に足りない白絵の具を買わせたり、
自分の部屋に置き忘れた携帯電話を転送するといった使い方が主。
戦闘の観点で言えば、白兵戦が苦手で、準備に手間をかけるほど
強力な魔術を使うことができる、典型的な後衛砲台型魔術師。
必殺技。
予めスケッチブックに蓄えておいた大量の《色》でサークルを形成し、破壊の魔力を収束させて撃ち出す。
色の密度が濃ければ濃いほど破壊力は高まり、理論上はあらゆる物質を貫くことが出来る。
ただし密度を濃くするほどに完成までの時間は長くなる。
その間は集中する必要があるため、無防備。
画材であり魔道書。内容は風景や小物のスケッチ、デッサン、よくわからない抽象的なイラストなど様々。
種類は画用紙、クロッキー用紙、水彩紙、メモ帳サイズから画板サイズまでいろいろなものを持っている。
合わせて三桁にも届くほどの数が自室に置かれている。
普段用い、しょっちゅう持ち歩いているのはF4サイズの画用紙のスケッチブック。
アクリル絵の具、ポスターカラー、油絵具、色鉛筆、筆、スプレー、クレヨン、他いろいろ。
| 東郷 月新 | 「どうしてこんなやつを」 |
| コゼット | 「いい教師ではある」 |
| 楓森 焔 | 「変な格ゲー女」 |
| サリナ | 「魔術について少し教えた」 |
| ルーシェ・サリ | 「少し苦手なタイプだ」 |
| ウェインライト | 「暴力的なまでに美しい存在。たまに死ぬのは美しすぎるからだろうか……?」 |
| 神宮寺 ちはや | 「…………………………。」 |
| 東雲 七生 | 「同い年……? 本来ならぼくの忌み嫌う人種であるが」 |
| 鬼道 椿 | 「どうしてあんなやつを」 |
| アリストロメリア | 「人に見られているととたんに絵に集中できないのは、未熟だな……」 |