元々実戦的な棒術を教えていた家に生まれた少年で幼い時よりその棒術を教えられ育ってきた。だがある時やけに周囲がまぶしいと感じ鏡を見たときに目の変色に気がつき異能の覚醒に気がついた。
幸いにも制御できる能力であったことと能力自体も周りに影響の皆無な能力為このまま隠して普通の生活を行うという選択肢もあったのだが彼は家をでて常世学園へと進む道を決めた。そして習ってきた棒術と持ち前の正義感を活かし風紀委員となったまでは良かったのだが。視力だけでは身体強化などの異能についていく事が出来ずそれを補う為に魔術を鍛え続け1年。2年への進級と同時に最前線である特別攻撃課へと編入した。
裏設定 |
文字通り視力を向上させることが可能な異能。
これだけ書くとあまり強力ではないように思えるし事実他の異能の様に他者への影響は皆無なので能力を使っていたとしても日常生活を送れるレベルの能力ではある。
だが彼1人でスーパースローカメラ・サーモグラフ・ナイトビジョン・望遠鏡などを兼ね備える事のできる優秀な能力。
事実ほぼ無制限という非常に長い時間の継続使用が可能、軍事や警察関連。果ては研究など様々な分野において機械より優れているなどのことからCTFRAでは【段階Ⅲ】7.Specialist「特化」に位置づけられている。
出来る事出来ない事 |
様々な効果を装備品及び肉体に付与できる魔術であり彼が戦力として動く為に磨き上げた矛。以下付与可能な能力。
・硬化:物質を堅くする。木であっても刀や銃弾などを弾き返せるようになる。
・対魔術:魔術を受け流すなどを可能にする。ただし広範囲には使用できないため武器のみという使い方が主になっている。
・重量変化:重くしたり軽くしたりなどその物質の重量を変える。
・発光:光らせる。彼は暗視を有している為必要ないので同行者用
・温度変化:物質の温度を変える。真冬などはタオルが永続カイロになるので便利
・属性付与:火雷風の3属性をそれぞれ付与し戦闘面に置いて強化することの出来る魔術。
火:この状態で攻撃をした場合小規模の爆発が発生する為破壊力そのものが大きく上昇する。
雷:絶えず強力な電気を帯びており装備している武器や拳がそのまま強力なスタンガンの様な役割を示す。
風:風により押し出す力が加わり速度が大きく向上する。武器に纏わせれば次手が早くなるだけでなく重量変化と組み合わせることで大きな破壊力を生み出し靴などにつければ通常よりはるかに高い位置まで飛びがったり純粋に速度を大きく向上させることが可能になる。
土:魔力を土に変換し棒に纏わせる事で槍の様な形状に変化。棒の弱点である貫通力を向上させる。
ルーン文字を利用した魔術。主に治癒魔法を扱う。
まだ未成熟で覚え始めたばかりな為安定性はあまり無いが紙に書き込む事で一定回数程度ならば使用可能。
ただし一気に魔力を消耗する。そのため戦闘を回避、もしくは戦闘終了後程度にしか今は使えない。
効果としてはそこまで強力ではないため軽症ならともかく、重傷の場合応急処置程度しか効果を発揮しない。あくまで病院へ搬送するまでの時間稼ぎ程度。
見た目は180cm程度の太さが均一な真っ黒な棒だが、非常に魔力伝達の早い素材で作られている。
属性を纏うだけではなく相手に当てた瞬間に強力な爆炎を発生させる、雷系統の上位魔術に匹敵する電撃を命中させた場所に放つ、小規模の竜巻を発生させるなど身体強化系の異能者や人間より高い身体能力をもつ種族に身体能力で劣る彼が対抗しうるだけの攻撃力を得る為の強化が施されている。
だが短いスパンで上記の様な爆発や電撃の収束などの強力な使い方をすれば武器が持たない為1日に2回までを限度としている。以下に月影使用時にのみ使用できる付与を明記。
・爆炎付与
限界まで火の属性を付与する。この魔力は命中と同時に命中した地点に収束、爆発を発生させる。
範囲こそ広く無いものの瞬間的な破壊力は火属性の上位魔術に匹敵する。
・雷撃付与
雷の属性を限界まで付与する。攻撃をする前の段階で既に周囲に小規模の雷を放ち、月映が命中すれば雷に匹敵するかそれ以上の電撃を相手とその周囲に叩き込む。
その破壊力は雷属性の上位魔術にも匹敵し、さらに纏う雷により弾丸程度の大きさの物では接近すら許さない鉄壁の結界となる。
・旋風付与
小規模の竜巻を発生させる、月影に纏わせ命中した対象を吹き飛ばす。投擲物として投げることで凄まじい速度で飛んでいく。など魔力の込め方で様々な応用の効く風の付与魔法。
破壊力こそ他2つに比べると低めだがそれでも風の上位魔術の範疇には入っており用途の多さなどから他2つより使用度の高い魔法といえる。
・地龍
土の属性の魔力を棒に纏わせ地面と魔力を連結。膨大なまでの大地の魔力を吸収しそのまま体に取り込む技。
その効果は非常に強力で身体能力や再生能力を通常の数倍から数十倍に向上させる事が可能だがその分連続使用は不可能で1分経過した時点で強制的に解除される。
武器の関係で最大2分まで可能だが仮にそれを行えばまずしばらくは動けなくなるほどのダメージを受けるだろう。