一人称 | ボク(現在) わたし(精神破綻以前) |
二人称 | 下の名前で呼び捨て |
口調 | 基本的に常体 |
髪型・髪色 | ミディアムヘア、ブロンド |
瞳色 | 左右とも赤色 |
肌色 | 黄色(日本系標準) |
身長 | 158cm |
スリーサイズ | B118/W58/H88 |
かつて某国で特殊な身体強化実験の被験体となり、狙撃手として活動していた15歳の少女。
暴行により死の淵に瀕するも、異能「九死一生」<デッド・ノット>の発現によって文字通り九死に一生を得る。
しかし暴行の影響で精神は破綻し、左目には回復不可能な傷を負う。この時すでに彼女は狂っていた。
その後母国のある人物の手引きによって一般生徒として入学するが、
学園の環境に慣れず不登校状態になっており、島内をふらつくような生活を送っていた。
だが最近は授業にも顔を出しはじめ、女子寮内の自室にもしっかり帰っている。得意科目は銃火器取扱。
精神に破綻をきたしてから「女神さま」と称する架空の神性に対する強い信仰を抱くように。
常世島内に現れる魔物などの「怪異」を自らの狙撃行為によって滅ぼし続けることが「女神さま」から自身に課せられた使命であると考えており、
(無論これは彼女の精神の破綻に伴う妄想にすぎない)、しばしば魔物が現れやすい場所で『狩り』を行う。
本人いわく「ヒトはこわい」ので人間の狙撃を試みることは少ないものの、まれに人間や異邦人の犯罪者も『狩り』の対象とすることがある。
依頼による狙撃を遂行した際は『おひねり(=報酬)』を要求する。
狙撃銃を携帯していないと平常心を失い、暴行を受けた記憶のフラッシュバックに苛まれるため、
普段は実銃の10分の1以下の重さで弾丸の発射機構もないが、外見だけは精密に再現された特殊プラスチック製のレプリカを、
入浴時や海水浴の際は同型の水鉄砲を常に持ち歩いている。
これらはマズルの先端がオレンジ色になっているため、本人以外にもすぐに判別可能。
実銃を持ち運ぶのは『狩り』に赴く時や訓練時のみと決めていたが、
ある男との交戦がきっかけでそれ以外の場合も実銃を携帯することが増える。
常世保健病院でのカウンセリングを定期的に受けているが、本人はこれを「つまんない」との理由で嫌っている。
自分と同じ匂いのしない『ヒト』=狂っていない人間を極度に恐怖しているが、
同時に、自分と同じ匂いのする『人』=狂人との出会いを、心の底から強く渇望している。
狙撃行為を行い、目標への着弾を認識するたびに心身ともに快感を得る。
「自分自身が狙撃を行い、着弾している」と視覚的に認識できれば実銃以外(玩具の銃やテレビゲームなど)でも可。
本人は他者に対してこちらが自身の異能であると嘯くが、実際は彼女の異常性の一部にすぎず、異能ではない。
着弾させたモノの大きさや質などで快感の強さや持続時間は違うようだ。
自身がどのように行動しても死が避けられない状況に陥ってしまった際に発動し、避けられないはずの死を避け生還する能力。
あくまで「死が避けられない状況を避ける」だけの能力であり、それに伴って傷ついた肉体の治癒は肉体本来の回復力をもって行わねばならない。致命傷を負えば死に至る危険もある。
そして現在の彼女を見るに、避けられるのは肉体的な死に限られ、精神の死までは避けることができないようだ……
こちらが畝傍に発現した本来の異能であるが、発現するきっかけとなった暴行を受けた時以来滅多に発動する機会がなく、
本人は「あのときは運がよかったんだとおもう」と語っている。
その正体は「避けられぬ死を避ける異能」ではなく、炎を司る異能『炎鬼変化』<ファイアヴァンパイア>。
発動するとブロンドの髪は色彩を変転させ、揺らめく炎のように輝きながらなびき、
さらに眼帯の裏の左目と、両の手首・足首からも炎が溢れ出し、涙なども炎に変化する。
この炎そのもので自分自身や衣服などが燃えることはないようだ。
銃を撃った際に銃弾に炎を纏わせたり、投げたものを爆発四散させるといったことも可能。
この異能によって出現する炎の正体は「生きている炎」と呼ばれる神性の断片であり、行使には何らかの代償が必要。
自身はまだ気付いていないが、畝傍はその力を行使するたびに自らの「正気」を代償として支払っている。かつて畝傍が狂気に陥ったのもこの異能が発現した影響によるもの。
また、強い感情の動きや「混沌」の力の気配などの要因によって力が引き出されなければ、そもそも発動すらできない。
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※ストーリーの一部に該当するものなど、重要度の高いもののみログを取っています
畝傍のただ一人の親友、石蒜。彼女の背後に蠢く悪神「鳴羅門火手怖<なるらとほてふ>」の存在を察した畝傍は、
鳴羅門火手怖神の唯一恐れるモノ『生きている炎』を呼び出す手段を求め、禁書庫に忍び込む。
『生きている炎』を求めて
畝傍は『サヤ』であった頃の石蒜を知る人物、風間蒼介から『サヤ』について聞きだそうとする。
揺らぐ決意
『サヤ』を知る人物に提供するための情報として、畝傍は携帯端末のカメラを用いて祠と神像の撮影を試みる。
裏切り
『サヤ』を知る人物の一人、白崎玲刃と異邦人街にて出会う。
以前白崎が『サヤ』と交戦した際に折った刀の欠片を受け取った。
サヤの欠片
打ち捨てられた祠にて、畝傍は石蒜と再会する。
『サヤ』を取り戻さんと試みる畝傍の前に姿を現したのは……
混沌と炎
鳴鳴との交戦で狙撃銃を失った畝傍は、新たな装備を得る。
新たな武器
フライトパック購入
図書館で出会った少女、玖杜と、そこに現れた蒼介。
三人は実習区の隔離訓練施設へと向かう。
現れた炎(前編)
現れた炎(後編)
常世神社、鎮守の森。そこは畝傍と石蒜が最初に出会った場所。
狂った二人は再会し、銃弾と刃をぶつけ合う。
そして現れる『サヤ』と風間蒼介。事態は急激に動いていく……
再会
鎮守の森でサヤから聞いた言葉。かつてサヤが使っていた刀の鞘には、
サヤの残りの魂が込められているという。
学生通りに落としたというサヤの言葉を頼りに、畝傍は捜索に向かうが……
鞘の捜索1
試験期間が近づき、自室で机に向かう畝傍を襲う突然の幻覚症状。
そして、畝傍は自身が支払っていた『代償』を悟る。
代償
鞘の捜索を続ける畝傍は、カフェテラス「橘」へ立ち寄り、
以前路地裏で出会った少年・久藤と再会する。
鞘の捜索2
その夜、畝傍はついにサヤの魂が込められた刀の鞘を発見した。
鞘の発見
歓楽街・路地裏で石蒜と遭遇した畝傍。
畝傍は石蒜に、自らが異能の行使に伴い支払っている『代償』について話し、その悲壮な決意を示す。
畝傍が石蒜のもとを去った後、石蒜もまた、ある決意を固めんとしていた。
それぞれの決意
歓楽街の路地を一人で歩く畝傍は、狙撃手として多くの人間の命を奪った過去の罪の意識に苛まれる。
畝傍の罪