Cheryl-044K(シェリル)

http://guest-land.sakura.ne.jp/cgi-bin/uploda/src/aca1188.jpg年齢18歳(機械化され、加齢が止まっている)
性別女性
立場生徒
学年1年生
種族半機人(サイボーグ)
世界その他(惑星「Reath」)
特殊能力『放電』

設定

身体

材質

胸元やスカート部の紫色の装甲や尻尾の表皮は、可塑性樹脂(ビニール製品に似た、柔らかいプラスチックの一種)で、表面に艶がある。
耳、随所に入った金色の帯、銀色のジョイントはアルミニウムのような軽い金属だが、強度はアルミよりも高い。
肩や手首の青く透き通った装飾は、ガラス繊維を混ぜ込んだ硬質樹脂で、見た目は綺麗だが強度は低い。
二の腕やスカートの裾部分、膝にある青緑色の発光体にはLEDライトが内蔵されており、その表面は先述の硬質樹脂。
内部の機械骨格は、部位によって金属と樹脂が使い分けられている。
肌色の部分は生体の皮膚で、感触は人間のそれと大差ない。

自己修復

機械部分でも、ある程度までの傷なら自己修復が可能。
その原理は、携帯ゲーム機等の「傷のつかない保護フィルム」に似通っており、つまり深すぎる傷は修復できない。
また、フィルムと違ってそれぞれの部品に厚みがあるため、完全な修復には時間を要する。
生身の部分が完治するまでの期間と概ね同程度。

排熱

機械ゆえか熱にはかなり弱く、夏場は常にファンが回っているので、何もしなくてもその動作音が聞こえる。
また、長時間体を動かしたりして体が熱を持った場合にも、汗を流すと同時にファンが回る。

機械化の切欠

18歳になった時に、小型飛行機の操縦免許を取る。
早速一人乗りの飛行機を操縦し空を飛んでいたところ、高度1500ftで突如エンジンに異常が発生し墜落した。
機体がクッションになりなんとか一命は取りとめたが、意識不明になっており何らかの手段を講じなければ生き残れない状態だった。
体の大部分の骨が折れ、脳出血、また片目の視力や聴力なども喪ってしまっていたので手術は絶望的、そこで半機械化することで生還した。
このように墜落事故を起こしてもトラウマにはなっておらず、空を飛ぶことは今も好きなようである。

生活

栄養

半分機械だからといって不自由は特になく、消化器官も備わっているので普通の人間が食べるものはシェリルにも食べられる。
ただ、機械部分の燃料にする分が必要なため食べる量はかなり多く、喩えるならば「運動部の男子高校生」といえるほど。
甘いものが特に好きで、スイーツの情報を入手するのはやたらと早い。
食べ物で消化できない部分も燃料にはなるので、老廃物は一切出ない。

入浴

機械とはいえ完全防水であり、本人が風呂好きなこともあり毎日欠かさず入る。
しかし、膝関節は構造上隙間があるため、風呂に入ると潤滑油が落ちてしまう。
そのため、風呂上りには必ず両膝に油を差しなおしている。

部屋

女子寮の一室に入居している。
その部屋の内装は明らかに故郷の影響が色濃く残っており、天井から何かに使う機械アームがぶら下がっていたり、壁にスイッチがたくさん設置されていたり、大型コンピュータが置かれていたり…と、この星の住民からすれば奇抜の極みだろう。
家具も故郷から持ってきたものが大半で、使用目的としてはどれもこの星のものと大差ないのだが、どれも機械が内蔵されていたりして見た目は全く異なる。
全体の色調としては、本人の身体と同じように色鮮やかにまとめられている。

故郷

位置

地球から3万光年離れた惑星、「Reath(リース)」。
シェリルは休暇の際たまに里帰りしているが、遠すぎて現在の技術では直通できず、ワープ航法を何度も繰り返し、あちこち中継して行き来する他ないらしい。

環境

気温や気候等は地球に少し似ており、四季がはっきりしている。
しかし、あちこち開発が進んだため植物の茂る面積はかなり少ない(人工林等を除くと陸地全体の15%程度)。
また、環境問題を無視して工場を増やし、昼夜問わず稼働しているような状態なので公害も凄まじく、食料はほとんど生産できず、近隣の星々からの輸入に頼っている。

技術

機械技術の発達では他の追随を許さない。
(自然環境を無視した結果ではあるが)生産力がずば抜けて高く、品質も安定しているので他の星々への輸出が盛ん。
反面、医療分野は今一つ遅れているため、「投薬や手術で治療」と言うより「機械化して対処」という考え方が一般的。
仮に医療分野が進んでいたとしても、墜落したシェリルの治療を手術で済ませるのは不可能だっただろうが…。

学園不在期間

真相

半年ほど学園から姿を消していたとき、シェリルは何をしていたのか。
『宇宙戦争』である。
惑星Reathの生産力の高さを妬み、他の機械系産業を主とする惑星の者が侵略に来たのだ。
その知らせはすぐにシェリルの通信機にも入って来て、放っておけずに故郷へ戻り、曲がったことが嫌いな彼女故か「戦闘員」として名乗りを上げた。
しかし、シェリルの身体は戦闘用のサイボーグではなく、あくまで「日常生活を送れるようにするための」強度しか持ち合わせていない。
誰がどう見ても無茶であった。
それでも電撃やジェットパックを駆使して何とか戦い抜き、他のサイボーグ戦闘員の活躍もあって戦勝したものの、シェリルの大怪我は避けられず、戦いが終わってすぐに力尽き、意識を失って緊急搬送された。
その体はあちこち光線銃で焼かれており、爆弾を受けた左足の生体部の骨は砕けていた。

その終戦から3週間が経っても火傷跡は残っており、足の骨も完全にはくっついていなかったが、松葉杖を使って自力での移動ができるまで回復すると「学園に戻りたい」という意欲が強くなる。
何とか医者を説得し、「今後1か月は激しい運動禁止、1か月後にまた診せに来るように」という条件付きで学園への復帰を認められ、再び通い始めることとなった。
それらの傷は、すでに完治している。


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