Cecile Mary Roughfeather
5月3日生まれ。右利き。
肩まで伸ばした柔らかくまっすぐなホワイトブロンドの髪を1つにくくっている。深い青の瞳。
ヨーロッパ系のやや色白。鼻筋の通った中性的な整った顔立ち。
身長175cm。細身の男というには微妙に胸があり、腰が細い。ぎりぎり女かなー微妙だなーくらいの身体つき。
(なお、男子制服(冬服)を着用していると胸は殆ど分からない模様)
服の下には鍛え上げられて筋肉質な肢体がある。腹筋は割れている。
男性寄りのユニセックスな服装を好み、体臭を隠すためペパーミント系の香りを身に纏う。普段は風紀委員の男子制服を着用。
とある異世界の士官学校の剣術科で学んでいた男装の麗人。地方貴族の非嫡出子。
卒業のために必要な野外演習中に"門"に巻き込まれ、常世島にやってきた。
一緒に演習していた同期の安否が少し気がかりである。
なお、男装は母国の家督制度・相続制度から来る「多くはないが、珍しいというほどでもない」慣習により幼い頃から男の格好で育てられたことによる。
普通は遅くとも思春期前にその慣習から解放されるのだが、彼女はそれが長引いてしまい、気付けばそれが当たり前になっていた模様。
剣術を学んでおり、レイピアとサーベルを操る。「純粋な剣術なら」レイピアの方が得意らしい。
「弱きを助け、強きをくじく」精神を身につけているため、振る舞いが天然で王子様。
性格も正義感が強く、まっすぐで素直である。ただ、勝負事には熱くなりがち。
普段は宝塚の男役のごとき強めの低音で、中性的で厳格な話し方をする。一応敬語も使える。一人称は「私(わたし)」。
(なお、普段の声は作った声で、本来の声は落ち着いて優しげなアルト。武官に相応しい威圧感を出すために声を作っているのだが、これもやはり癖になってしまって、本来の声は家族以外の前では恥ずかしくて出せない)
なお、身体違和を感じることこそないものの、内面の性別がどちら寄りか、などについてはこだわりがない様子。
趣味は剣術の練習試合と、冒険もとい野外の散策。趣味の狩猟に随行した経験もあり、動物の観察は出来る方。
異能や魔術が当たり前の世界。
一応それなりに発展しており、魔物の脅威もないことはないが、「そんなことより人間の争いが怖い」くらい。
ただ、様々な問題を異能や魔術で解決出来てしまうため、科学・機械技術や社会制度は地球の先進国ほどには発達していない。
なお、セシルの故郷は常世島より随分冷涼な気候のようである。
ちなみに、元いた士官学校は男女共学。
剣術科はほぼ男子校だが、看護科は逆にほぼ女子校だったり、主計科や魔術科は男子比率が高いながらももうちょっとマイルドなバランス。
全寮制で、全学科合同の男女別。セシルは女子寮の「王子様(あくまで「」つき。アイドル扱いとか異性慣れしていない女子にとっての憧れとか、そういったノリが主)」扱いだったとかなんとか。
セシルの母国の家督は「嫡出子最優先、嫡出子の間では男子優先」となっている。一方、遺産相続は法定相続分が一応定められているものの、遺書によりかなり自由に設定することが可能。
これらの制度が相まって、貴族の非嫡出子は、男子は母親が上流階級出身の場合
「血みどろの家督争いを避けるため」
という理由で、女子は母親が平民出身の場合
「現当主(祖父が多い)に気に入られて遺産の取り分を増やすため」
という理由で、幼い頃は異性の格好で育てられることが「たまにある」程度にはある。
セシルの母も平民出身(元は下働きのメイド)のため、この理由で幼い頃から男の格好で育った。
セシルの元いた世界では、通常、祖父は孫が10歳を迎える前に亡くなることが多いのだが、セシルの祖父はセシルが16歳の時まで存命。なし崩し的に男装で育ち続けた。もはや当人には女性らしい格好をする気は皆無。
剣士だった祖父はセシルを溺愛しており、最期までセシルの将来を案じていたとか。
なお、セシルのセカンドネーム「メアリー」は、育ちの宿命を覚悟しつつ
「せめてセカンドネームくらいは女性らしく」
と思った母親の情けなのだが、教養に乏しい母親ゆえに士官学校などのエリート社会では恥ずかしい名前になってしまった。常世学園に来てもなお、セシルはセカンドネームを必要がない限り名乗らない。
住民票的なものはまだ生家にある。
祖母と母親、父親とその正妻、父と正妻の間に生まれた異母弟が暮らしている。
父と正妻の間に生まれた異母姉もいるが既に別の貴族の家に嫁いでおり、生家にはいない。
名前:フラッシュ(一閃)
「発動を意図して」「一歩強く踏み出す」ことをキーとして、踏み出した方向へ任意の距離を一瞬で駆け抜けることが出来る異能。一瞬で移動出来る距離は最大で30メートルほどだが、障害物は通り抜けることが出来ない。
駆け抜ける間に斬撃を繰り出すと、その距離の間ずっと斬撃が有効となる。
ただし、一度発動すると次の発動まで最低でも5秒を空けなければならないため、どうしても攻撃を回避したいときか、一対多の切り札としてしか使わない。
名前:魔法剣
剣に魔術を付与する形の魔術。
オーソドックスな属性はもちろん、魔力「のみ」を付与して剣の威力を高めたり、他の魔術や呪いを斬ったりすることも出来る。
また、レイピアによる刺突を利用して、魔術の効果を「飛ばす」ことも可能。現状の射程は5メートルほど。
(なお、魔力「のみ」を付与した状態で魔術の効果を「飛ばす」と、単純な魔力弾になる模様)
射程や威力は不足気味だが、詠唱がいらず、魔力の消耗が少ない。
もっぱら、純粋な剣術が通用しないタイプの相手や、セシルが持っている剣では歯が立たないほど巨大だったり頑丈だったりする対象に使う。
故郷の士官学校で、剣術の弱点を補うための選択必修科目の1つ。
セシルの魔術適性は「異能や魔術が当たり前の世界」としては平凡。こちらの世界基準で見ると中の上〜上の下の下くらいだと思われる。
・付与名一覧
魔力のみ付与:付与・魔力《エンチャント・オーラ》
・頭は悪くないが、故郷で科学技術等が発達していないため理科はあまり得意ではない。数学は何とか人並み。
・一応女性離れした鍛え方をしてはいるが純粋な膂力では男性に及ばないため、速さやテクニックで勝負するタイプ。異能、魔術なしでも平凡な男性剣士を圧倒出来る程度には強い。
・練習ばかりとはいえ試合・戦闘経験は豊富なため、素手、あるいは武器を使った近接戦闘であれば、気配や身のこなしから結構な精度で相手の強さを計ることが出来る。異能絡みであればこの限りではない。
魔術の使い手は、強い魔力の持ち主を何となく察知することが出来る程度。
No.594 真乃真(マノマコト):商店街の衣料品店で遭遇。こちらの学園の制服に合わせるコートを選びながら、身の上など色々話をした。
困ったことがあれば頼っていいと言われた。(2/1)
No.624 フィアドラ(フィアドラ):第二大教室棟の食堂で遭遇。食堂の使い方を教えてもらった。
異世界出身という共通点を踏まえてなお、相当の世間知らずな模様。(2/2)
No.629 黒兎:訓練施設で遭遇。剣捌きを褒められた。身の上話などをする。
模擬戦で相手の異能を見るとともに、自分の魔術を見せる。性別に関する誤解をまだ解いていない。(2/3)
No.638 紫崎 衿沙(エリザ):女子寮のロビーで遭遇。性別を問われた。
彼女が勤めている店に来るよう誘われた。(2/3)
No.563 リヒット(リヒット):常世公園で遭遇。まさか精霊も学生だとは…。
お互いの郷愁を確かめ合いながらも、それに耐えるための方法について話した。(2/7)
No.592 不凋花 ひぐれ(ヒグレ):女子寮で遭遇。「バレンタインデー」を教えてもらったり、容姿を褒められたり。
ハンディを抱えながらも、かなりの手練であるようだと感じた。(2/10)
No.4 東雲 七生(ナナミ):未開拓地区:天然温泉で遭遇。服を着たまま湯船につかっていたが着替えが無いようなので風邪の心配をした。口ぶりから、他にも心配な事柄がいくつか。
しばらく同性だと思われていた模様。明かしたら随分驚いていた。(2/20)
野兎の姿になってしまっているのを、そうとは知らずに学生通りで発見。知能があり、工夫すれば意思疎通が可能なのを見出してどうにかこうにか異邦人が今で送った。(5/19)
No.642 シェリル(シェリル):商店街で遭遇。道に迷っていたので寮まで一緒に帰った。しばらく男性だと思われていた模様で、慌てさせてしまった。
何かあれば力になると約束をした。(2/27)
No.651 陽実 凛:第一教室棟の教室で遭遇。「魔法剣」の講義のガイダンスに途中から入ってきたのだが、途中で軽くとはいえ闘気を放ってみせるなど、少し物騒な印象を受けた。
ただ、異能の扱いに不安を持つ程度には真っ当なようなので様子見。(5/6)
No.71 士尺 流雲齋(ジュウイッシャク先生):履修した「魔法剣」の担当教師。年老いてはいるようだが、その分造詣も深いようで、信頼がおける。(5/6)
No.246 カミュー・アズーリン(カミュー):訓練施設で遭遇。大剣使いの手練のようだが、本人が煮え切らない態度なのが不思議。「逆の性別に見える」剣士仲間。
先輩ということで、案内などしてもらったりした。(5/12)