CTFRA †
Common TOKOYO Framework of Reference for S-Ability 常世共通異能参照枠 †
- 略称:CTFRA
- 数多ある《異能》の数多ある評価基準の一つ。
- メジャーではないが、マイナーでもない。
学園内に委員会を構え、そこで試験を受け付けている。
- 《異能》の制御技能の習得状況を評価するための基準である。正式な資格の類ではない。
- 評価基準は『実用性』である。評価項目は大別して二つ。
- 『《異能》をどれだけ自在に、かつ安定して長時間制御できるか?』
- 『《異能》を用いて、人間そのもののポテンシャルをどれだけ上回る事ができるか?』
- 将来性、役に立たないが珍しい《異能》、研究対象として興味深い、等は評価に含まれない。
- 実用性を重視した客観的な評価基準であるため、CTFRAで高評価を得ると一部の部活動、委員会、島内でのアルバイトで厚遇を受けられる(場合もある)。
- また、卒業試験での《異能》制御試験でもCTFRAで高評価を受けていればそれを考慮に入れた上で試験を受けることができる。
- ただし、CTFRAは常世島内での単なる評価に過ぎないため島を出ると全く役に立たない。
能力評価 †
- 9段階評価。個人に対する評価は一定ではなく、受けなおせば上がりも下がりもする。
- 【Lv3】等数字で表記する場合と、評価の頭文字を取って【PI】と表記する場合とがある。
- 上位の基準を満たす場合、下位の基準は無視される。
例えばLv4の基準を満たしていなくても、Lv6の基準を満たしていればそれはLv6と扱われる。
- 段階、というものが設けられていて、ⅠからⅡ、ⅡからⅢ、ⅢからⅣに大きな壁が存在する事を示している。
- Ⅰは『SEED』、Ⅱは『BUD』、Ⅲは『FLOWER』、Ⅳは『STAR』という通称がある。
- 常世学園内にあるCTFRA委員会で審査を受けられる。
- ペーパーテストと実技試験と面接による質疑応答で求められる。
- 試験には原則学生証の提示が必要だがわりとザル。
試験にかかる費用は学食A定食4回分程度で、各種割引や授業により費用を学園持ちで試験を受けられたりする。
- 評価シートには能力の概要と活用方法、専門分野が存在するならその内容が纏められて裏側に記載される。
- 制御能力等の問題点についてアドバイスも添えられている。
【段階Ⅰ】0.Nonstandardized「規格外」 †
- 『《異能》が発現していない、もしくは、発現しているがその正体が判明していない、または暴走していて自らの意志で制御不能。』
【段階Ⅰ】1.Beginner「入門者」 †
- 『《異能》が発現して間もない、全くの初心者。《異能》の性質を最低限把握し、とにかく自分の意志で《異能》を出力することができる。』
【段階Ⅰ】2.Elementary「初心者」 †
- 『《異能》を何か最低一つの事柄に活用することができる。また、《異能》の暴走で周囲に被害を及ぼさない。』
【段階Ⅱ】3.Pre-Intermediate「準中級者」 †
- 『《異能》として日常生活レベルでの活用が可能だが、能力発現の出力及び制御に問題が残っており信頼性が低い。』
- 日常生活レベルとは、見る、聞く、話す、運ぶ、走る程度の簡単な動作のこと。
- 一般人と同じ仕事をして、より効率よく働くことができる、という意味。
【段階Ⅱ】4.Intermediate「中級者」 †
- 『《異能》として日常生活レベルでの活用が可能である。』
【段階Ⅱ】5.Expert「上級者」 †
- 『《異能》として日常生活レベルでの活用が可能であり、なおかつ長時間の使用に耐えうる、多くの事柄に応用できる等の有用な性質を持つ。』
【段階Ⅲ】6.Advanced「進化」 †
- 『《異能》を用いて専門分野で成果を上げることができるが、出力や制御が安定せず、信頼性が低い。もしくは《異能》の使用に被害が伴う等の問題を抱えている。』
- 専門分野とはその《異能》でしかできないこと。一般人が可能なものとは比較にならない特殊な役割を持てるということ。
炎を出す、という火炎放射器で代用できるようなものであっても、制御や出力や燃費がそれらを上回ればそれは専門分野となりうる。
- ただし、専門分野の評価は厳しく、
『マッチも薪もなしで火を起こすことができる』
『200kgのバーベルを片手で軽々と持ち上げられる』
程度では専門分野と認められることはまずない。それらはLv5以下の範疇である。
『単身で火力発電所と同じ役割を持てる』
『電車を引っぱって時速80kmを維持したまま終点まで走れる』
ぐらいあれば文句のつけようはない。
- 出力及び制御に問題がある、というのはそれによって不利益が起こる場合を指す。
- たとえ長時間の使用が不可能等の欠点があっても、十分な成果を上げられるならそれは問題とされない。
【段階Ⅲ】7.Specialist「特化」 †
- 『《異能》を用いて専門分野で安定した成果を上げることができる。』
【段階Ⅳ】EX.Transcendency「超越」 †
- 『《異能》を用いて自らの意志で“奇跡”を起こすことができる。』
- “奇跡”とは上記で扱ってきた自称より大規模で特異的な現象のことを指す。
- 扱いが特殊なためどんな物事が“奇跡”に該当するかは定義されていない。