ファーイースト・レルムという、ファンタジー的日本の地域から門を通って常世島に現れた異邦人。
戻れる見込みもないので、この世界に順応するために学生となる。
優しく、遠慮がちな性格で、極度の方向音痴。
犬のように鼻が効き、匂いで人を識別できる。
一度、孤独と不安から心を壊し、邪仙鳴鳴によって石蒜という存在になったことがある。
切りそろえた黒髪に茶色の瞳、日本人形のような純和風の顔立ち。
巫女装束によく似た服を着ているが、彼女の流派の道着で、一張羅でもある。
穢れを寄せ付けない魔術がかけられており、日常生活においては汚れたり破れたりする事はない
1つの剣と自分の間に特殊な絆を結ぶ能力。
以下の効果がある。
1.使用者がどこに居ようと剣を呼び寄せられる。
2.剣が破壊されても、その破片を集め、そばで1時間瞑想することで修復できる。
この異能は人刃一刀流の使い手の基礎とも言うべき能力で、鍛錬とともに成長し、進化していく。
成長していけば、人は剣の如く強靭に、剣は人の如く柔軟にそれぞれ変化していく。
頂点を極めれば、人と剣は同一の存在となり、両者を同時に破壊されない限り不死となる。
しかし、そこに達したのは人刃一刀流の流祖ただ一人であるとされている。
じんばいっとうりゅう、と読む。
その名の通り、使い手と剣が一体となって戦う流派である。
流派の特色として、常識や良識に囚われず、どんな卑怯な手段を用いてでも、生き残ることを最大の目的としている。
アイサツとして両者が頭を下げる動作からそのまま攻撃したり、ドゲザ姿勢からの不意打ちなど、まともな武術家が見れば顔をしかめるような技が多数存在する。
また剣術一辺倒ではなく、魔術も取り入れられている。
流派の人間は、入門の際に人としての名を捨て、剣に関連した名を名乗る。(サヤの場合、つまり鞘である。)これは魔術的な防御のためでもある。
人刃一刀流を生み出した人物はカタナを名乗り、剣聖とも呼ばれ生涯無敗であったという。
その外見や素性については諸説あり、年端もいかない少女だとも、山のような大男だとも伝わっている。
あまり善人とも言えなかったようで、それは目突き不意打ちなんであり、生き残るためならなんでもして良いという流派の特色によく現れている。
流派を完成させ、剣との絆を極めた結果、不老不死となったという。
しかしその結果、死神の怒りに触れ、存在を消滅させられるところを三日三晩ドゲザとセプクを繰り返し、不死を捨てる約束をすることで許されたが、捨て去ることなくほかの世界へ逃げ、今も各世界の死神に追い掛け回されているという。
こんなでも開祖なので、流派が受け継げられている内に神格化され、ヒトツルギノカミという名前で流派の人間に崇められている。
人間と、武器であり人殺しの道具である剣が一体となるというのは非常な危険性を孕んでいる。
使い手と剣が同調しすぎれば、剣に呑まれ無用な殺戮を繰り返す殺人鬼となってしまう。
自身に斥力をもった力場を纏わせて操作する。力場が広げられる範囲は全身を覆う程度から、掌サイズまで。
斥力は範囲を狭めるほど強く出来、最強にすると銃弾の連射も止められる。
また指で弾いたり、投げたりしたものを加速させることもできる。最大で音速を超える程度まで。
弱点は複数同時に力場を発生させられないことと、一度消すともう一度出すまで一呼吸置く必要があるので、足で力場を使った直後に手で使ったりは出来ないこと(移動させることはできるので手から肘などは出来る)
剣と魔法のファンタジー世界の極東にある、日本的な地域である。サムライやローニンが闊歩し、この世界の江戸時代のような雰囲気を出しつつも、ダイミョウやショーグンが群雄割拠していたりする。
使われている貨幣は価値が低い順から銅貨、銀貨、金貨、プルトニウム貨である。
アイサツ・キリング
Aisatsu Killing/アイサツ・即・死
ただのアイサツと思って隙を見せた相手は後悔する間もなく、死に至る。
戦闘前のアイサツのために頭を下げた勢いを利用し、前方宙返りで相手に肩車のように乗り、胡座のように組付いて横回転することで相手の首をへし折る。
いわゆる初見殺しである。この技により人刃一刀流は「あいつらまともじゃねぇ」と恐れられた。
ドゲザ・アンブッシュ
Dogeza Ambush/ドゲザ強襲撃
命乞いをしながら土下座する。しかし相手が勝ち誇った時、既に相手は敗北しているのだ
負けを認め、ドゲザをするように見せかけて、そのまま前転、ハンドスプリングで起き上がると同時に斬撃を食らわせる。
いわゆる初見殺しである。この技により人刃一刀流は「やっぱりあいつらまともじゃねぇ」と恐れられた。
シーシュアン(shísuàn)
サヤの魂の欠片が鳴鳴によって塗り替えられて生まれた、もう一人のサヤ。
二人には双子めいた共感作用があるが、基本的には完全に別個の存在。
今は鳴鳴と袂を分かったが、利己主義的な性格はあまり変わらない。
顔や髪はサヤと変りないが、常に浮かべている残酷そうな薄ら笑いのせいで、印象は全く違う。
また巫女装束も、白衣が漆黒に染められ、胸元に彼岸花が描かれているものになった。
肌は褐色。
サヤのものと同一。
鳴鳴より受け継いだ能力、与えられる肉体的精神的苦痛を快楽に変換する。
別に使わなくても痛いのとか気持ち良いタイプだけど使うともっと気持ち良いから常時使う。
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