歳のわりには幼い顔立ちの女性。身長160cm前後。黒い蜥蜴のヘアピンが特徴的。
肩に掛かる程度の亜麻色の髪。白衣を羽織っていることが多い。
回転式の拳銃を携行している。
これは異能《イクイリブリウム》を行使するためであるが、
普通に実弾を撃つこともある。
養護教諭。いわゆる保健室の先生であるが、
異能の実験台を探して徘徊していることが多い。
健康教育などの指導も一応するが、あまり真面目にはやらない。
生徒相手にカウンセラーの真似事をすることも。
《イクイリブリウム》は強力な治癒異能であるため
学園で流血沙汰が起こった際は保健委員会?に救急スタッフとして招集されることもあるが、
副作用の存在から使用を拒まれることも多く、若干能力を持て余し気味。
保健室にボードゲームを持ち込んで怒られたことがある。
喫煙者。
淡く輝く特殊な弾丸を生成・発射する異能。
生成には数秒を要する。発射しなかった場合環境にもよるが、数分で霧散する。
《イクイリブリウム》に殺傷力はないが、命中した場合
対象の怪我や病気、錯乱や興奮といった
肉体的・精神的失調を「治療」することができる。
副作用として、撃たれた者は変調の原因となった事柄にまつわる記憶を失う。
例えば、交通事故による怪我を治す場合、交通事故のことを思い出せなくなる。
失恋のショックでうつ症状に陥ったのを治療する場合、その恋にまつわる記憶を失う。
仮に思い出すことができても、それは「記憶」ではなく「情報」になる。
死亡以外のあらゆる症状を「治療」することができるが
重度であるほど副作用は大きくなり、最悪の場合廃人と化す。
逆に、突発的で軽度な変調であればほとんど副作用なく治すことが可能。
なにを「治療」するかは術者の任意となる。
対象に能力に抵抗する意志がある場合、効果はある程度減衰する。
椎月は拳銃を介してこの能力を行使する。
嘘のない率直な、悪く言えば無神経とも言える話し方と、
幼い顔立ちが相まって実際の年齢よりもいくらか未成熟に感じられる。
学園生徒の心身の健康を守ることが使命だと言って憚らないが、
その実、仕事として以上の情熱を傾けているようには見えない。
自身の欲求については正直で、面倒臭いことがキライ。
過去については適当にはぐらかすかでまかせを言うかで、あまり語ろうとはしない。